夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

アイスボール

2023-01-27 08:29:07 | 美瑛町~冬

これがアイスボールです。氷で作ったかまくらとでも呼ぶべきでしょうか、関係者は世界で唯一と自負しています。そのお話です。

北海道の厳しい寒さと雪を逆手に取って楽しんでしまおうというイベントは、札幌雪まつりや旭川冬まつりなどこれから道内各地で行われます。美瑛町でも町としてのイベントではありませんが、「未来の美瑛を創る会」という町づくりに熱い人達の集団が来月「びえいの冬まつり」を開催すべく連日準備作業にいそしんでいます。

私達はまだ移住したての者ですが、土地を購入した時のエージェント武田さんがそのメンバーだったことから彼女の紹介でメンバーの端くれに登録してもらっていました。ただ、彼らの情熱はすさまじく、毎週1回の夜の会合と1月になってからはほぼ連日そのまつりの主役となるべきアイスボールの建築に集中していますが、私達は夜は苦手、アイスボール建築会場が車で2,30分かかる所とあってこれまで何のお手伝いもしないで来ました。

主たる会場でのアイスボール建築が終了したということで、今週初めからは第2のアイスボール作成が我が家からも近い、先日ランチに出かけたフェルム・ラテールの敷地で始まったと聞いて、それでは何かお手伝いをと昨日フルに参加してみました。

ライトアップされているフェルム・ラテール

10数人の参加者は皆さん手慣れた職人のように数種類に着色した氷のブロックを雪と氷で作った「接着剤」で積み重ねたり、又はそれを「修正剤」として球体の表面を円滑にするよう手で補正する作業に没頭していました。

私もその補正作業を少しやってみましたがコツがあるようで上手くは出来ず、後半はサラサラの雪だけが「接着剤」や「修正剤」には必要だということでそういう雪だけをかき集める作業に専念していました。

夕方3時に集まり、休憩を挟みながらも夜10時半まで作業は続きました。時にはマイナス10度以下にもなろうという屋外で、ゴム手袋で雪を溶かした水に手をつけての作業をほぼ1カ月も続けて来た彼らの情熱にはただ驚くばかりです。

まもなくこの第2会場のアイスボールも完成します。2月から始まる「まつり」に出かけてみることを楽しみにしています。

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