夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

美瑛神社の奉納式

2024-07-27 07:29:23 | 美瑛町~夏

7月24日から26日までの美瑛神社の例大祭が昨日で終わりました。24日夜の那智美瑛火祭りはド迫力で楽しめましたが、昨年は例大祭本番としての神輿が町内を練り歩き、同時に「白銀太鼓」、「浦安の舞」、「獅子舞」が披露されると言う奉納の一連のイベントを見る機会がなかったので、今年は是非これらをみたいと思っていました。

普通お祭りと言うとその町のメインストリートでイベントが行われ見物客はそこへ集まって来るものですが、美瑛神社のやり方は町内に広くお披露目するために町内に15か所の「旅所」を設け、そこに神輿の側が出向いて各地で同じ儀式を披露するという点が変わっています。

街中にはお祭りを感じさせる露天も出現

昨年は美瑛神社でその帰還の様子を見たけど、そこでは一連の奉納の儀式は行われなかったので見逃したというわけでした。それが今年は、「すずらん大学」の講義の日に重なってまた見逃さざるを得ないのかと思っていたところ、ちょうど講義の昼休み時間中に「旅所」の一つとなっていた町民センターに一行が現れたのでこれをじっくり見ることが出来ました。

広い町内を練り歩くために神輿や太鼓、神主さん初め関係者一同はそれぞれトラックやバスで移動しながらお披露目して行くので、全員が揃ってから奉納式が始まるということではなく、まず先に到着した「白銀太鼓」のお披露目がありました。演じていたのは多分中学生か高校生達でしょう、若さはそれだけで絵になりました。

次いで本体の神輿と神主さん達が到着し、神主さんが祝詞を上げた後あらかじめ待機していたこの「旅所」に属する町内会の会長さん達が榊を奉納していました。

その後で、やはり高校生達でしょうか巫女さんに扮した若い女性達が「浦安の舞」を披露し、最後はこれまた若者達による「獅子舞」が披露されて一連のイベントは終了し、一行はまた次の「旅所」へ出かけて行きました。

この美瑛神社のやり方を初めて見て思ったことは、神社は今の日本では神道と言う一つの宗教の施設という存在ですが、小さな町だからでしょうかより町民に身近な存在になっている、あるいはそういう存在であるよう神社自体が努力しているという印象でした。仏教のお寺以上に営業努力をしていると言っては不謹慎でしょうか。

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