昨夜は、今週日曜日(21日)の大雪山に登り自然を学ぶ「ひぐま大学」7月講座のための事前学習会があり、夕方旭川へ出かけて来ました。
今月の講座は、メインは北海道最高峰の旭岳(2291m)へ登り、裏側に降りて間宮岳、中岳温泉(自然露天風呂・足湯のみ)、裾合平を廻って来るという周回コースです。これはなかなかのロングコースで所要時間は9時間と目されるので、それはきついと思う人には旭岳頂上をピストン往復するのんびりコースと、先日カナダからの友人夫妻と出かけた裾合平往復のゆったりコースも設けられます。
旭岳は、昨年8月に「美瑛町に住んだ以上旭岳に登らないわけにはいかない」と絶好の登山日和を狙って一人で登って見ました。昨日の事前学習会での各報告者の話しでは、旭岳は変わり易い天気で夏の晴れた日には比較的簡単に登れる山であるが、天候の悪い時には視界も効かず夏でも強風で低体温症の危険があり、登山道は滑り易いザレ場ばかりで簡単な山ではないと言われました。昨年の登頂がいかにラッキーだったかを知らされました。
昨年8月1日
昨年下山の際に大きな鐘のモニュメントがあることに気づいたけど観光客が多くて素通りして来ましたが、昨日の話で、あれは1962年に起きた北海道学芸大学(現北海道教育大学)山岳部の冬山登山で亡くなった10名の学生たちの鎮魂と「ここに避難小屋(石室)があるよ」と知らせる鐘だということを知りました。気持ちが引き締まる思いでした。
頂上から見た下界
今週日曜日の天気はあまり芳しくはありません。役員の話では、頂上まで行ってもしそこで天気が悪ければ周回せずにピストンで下山することも考えるということです。キツイ山を登るのですから出来れば初めての経験で周回したいと思っていますが、利尻山でも無謀な山行は遭難の危険性があることを知ったので経験豊富な役員達の判断に任せたいと思いました。