夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

アメリカ横断引っ越しドライブ~第3話

2024-04-15 07:50:07 | 旅行

(2017年、7年前の今の時期にアメリカを引っ越しドライブしていた時の回顧録です。)

このドライブでは毎日の走行距離は概ね500㎞と決めていました。これなら主に高速道路を使うので平均時速100㎞として5時間程度のドライブですから、朝9時から午後3時くらいまでの移動をしたら後はその日のモーテルに滞在しながら小さな町での夕食を楽しむというスタイルでした。走行ルートや宿は、大体2日前くらいのモーテルでグーグルマップとHotels.comを使って決めていました。

基本は行き当たりばったりなのですが、初めから寄りたい場所として決めていた所もあります。その一つがケンタッキー州ルイビルのハッチャー家を訪ねることでした。ここは息子が高校2年の時に交換留学で1年弱滞在した所であり、その年の年末に私達も夫婦で訪ねていたのでした。

今思えば交換留学先に親が訪ねて行くなどということはあまり考えられないことかも知れませんが、私達にとってはハワイを除いて初めてのアメリカ本土旅行で、息子を心配してという以上にニューヨークなどを楽しみたいとミーハー気分だったように思います。

ハッチャー家は長い間交換留学生を受け入れていたご夫婦で、息子がお世話になっていた1996年にもスウェーデン、メキシコ、コロンビアなどからの高校生を受け入れていて息子はこの家には入りきれず、近くに住むハッチャーさん夫妻の息子ジムとジュリーさん夫妻の家にホームスティしていました。私達が訪れたのはクリスマスが過ぎ年末休暇に入っていた時でしたが、実家であるハッチャー家に全員が集まってクリスマスパーティを再度行って歓迎してくれました。

それから20年が経っていましたが交換留学生の親が訪ねて来ることなど多分彼らの長い経験でも初めてのことだったでしょうから私達を覚えていてくれたと思われ、事前に息子がフェイスブックで連絡をしていてくれたこともあり今回も大歓迎を受けその日は泊めていただくことになりました。

ジムとジュリーはその後離婚したということでしたが私達が訪ねて来たということで、初日はジュリーが駆けつけてくれ一緒に食事をし、翌日はジムがやって来て旧交を温めてくれました。ケンタッキー州ルイビルはケンタッキーダービーで有名な街ですが、私達にとっては忘れられない土地になりました。

ハッチャー夫妻に別れを告げて次に向かったのは、20年前に行きたかったものの立ち寄れなかったテネシー州メンフィス、エルビス・プレスリーの故郷でした。

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