夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

アメリカ横断引っ越しドライブ~第1話

2024-04-11 07:45:49 | 旅行

昨日のPEIでの友人ユーニスとの思い出に触発されて、今日から何回かに分けてPEIからバンクーバーまでカナダではなくアメリカを車で横断した引っ越しドライブについて書いて見ようと思います。この地図は机の前に貼っていつも眺めています。

2017年4月15日にスタートし、ゴールとなったカナダのブリティッシュコロンビア州ホワイトロックに到着したのは5月8日、23泊24日の旅でした。走行距離は10,300㎞でカナダ入国の際に国境管理官に話したら驚いていました。

車は2007年にハリファックスで購入した四輪駆動のSUV三菱アウトランダーでした。カナダを横切らずにアメリカを南下しようと思った一つの理由が、カナダはまだこの時期には雪の心配があったけどアメリカなら大丈夫だろうということでした(後でそうでもない事態発生!)。この時には既に冬用タイヤから夏用に切り替え冬用タイヤは引っ越しには邪魔だから処分していました。

4月15日のシャーロットタウンは雪こそなくなっていましたが、まだ朝は氷点下の寒さでした。この日はお隣のノバスコシア州ハリファックスまで出かけ、2007年にカナダで初めて住み始めた際に知り合った友人達としばし(最期?)のお別れをして来ました。

その日はハリファックスに泊まり、翌16日もハリファックス郊外の友人宅を訪ねランチを食べながらお別れの挨拶をしました。彼らの中でハンスが一昨年亡くなったことをワイフのマリオリーナから聞きましたが、彼女とはずっとメル友でつながっています。

16日はハリファックスを出発しカナダのニューブランズウィック州からアメリカのメイン州へ入国しました。この時は、その前年にトランプが大統領になりいきなりイスラム教国などの入国制限を強化し、カナダ側からはテロリストが入って来るとでも言うのかカナダ人でも入国が厳しくなっていた時なので私達も緊張しました。初めは「アメリカをドライブ旅行する」という程度に入国目的を告げようと思っていましたが、車に満載の家財道具などをとがめられては困ると思い、正直に「アメリカを横断してカナダのバンクーバーに引っ越す」と伝えました。国境管理官は車の中も確認し「大きな絵があるがあれはどうするのか?」と聞くので、「気に入っている絵だから家に飾る」と答えて了承されました。

この時の私達の大きな懸念は、前年のトランプ対ヒラリーの大統領選挙がアメリカを分断していたことでトランプ支持州を通り抜けることが多いからトランプ嫌いの私達は言動には気を付けようということと、北朝鮮が今にも大陸間弾道ミサイルをアメリアに向けて発射しかねない言動をしていたのでそうなったらどうしよう?とまともに考えていたことでした。こんなことを考えながら17日は最初のアメリカでの宿泊地メイン州バンゴーに到着しました。

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