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避難所に届け便り=待ち望んだ配達、避難者に笑顔-郵便、回復徐々に・宮城(時事通信) - goo ニュース
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市。一時停止された郵便配達も徐々に復旧、28日からは避難所への配達も始まった。待ち望んだ便りを受け取った避難所暮らしの人からは、笑みもこぼれた。
「こちらで間違いないですか」。同市和渕の避難所を訪れた郵便配達員佐藤好伸さん(38)が100人近くの避難者の中から名宛て人を捜し出し、大切そうに小包を差し出すと、雫石佳穂さん(14)が両手で受け取った。
地震発生時、雫石さんは東松島市立矢本第二中学校にいた。けがはなかったが、学校は冠水。同市の自宅は2階まで濁流が流れ込んだ。両親は何とか屋根の上に逃れ、ヘリコプターで救出されたという。
4月に中学3年になる雫石さんは、高校受験に向けて受講していた通信教育の教材が流された。「もう一度送ってほしい」と業者に頼み、ようやく手にした速達郵便。「届いてうれしい」。始業式がいつ行われるかも分からないが、「受験勉強、頑張らなきゃ」とはにかんで笑顔を見せた。 (以下略)