アメリカン・ブルーです。
書籍購入は、私はいつも、Amazon
昨日、やっぱり読みたいなぁ~と、
ネット注文をしようとすると、
なんと! いつもなら翌日にはポストに入るのに、
お届け日が3月6日?
一ヶ月もかかるの??
第168回 芥川賞受賞昨
「荒地の家族」 佐藤厚志
一瞬、電子書籍にしようかとも考えましたが、
その経験がなく、
どんなものなのだろうと一抹の不安。
内容が東日本大震災から10年余り・・・
被災地に生きる人々の止むことのない渇きと痛み。
それを、仙台在住の書店員作家が描いた作品で、
宮城県内では品薄になっています。
売ってないだろうなぁ~
そう思いながら出かけましたが、案の定「蔦屋」にはなし。
昨日の朝刊に2月1日1000冊の入荷
著者が務める丸善ジュンク堂書店・仙台アエル店
そんな記事があったので、
夫が、「アエルに回ろうかぁ~~」
そう言ってくれました。
仙台駅西口北側に隣接するアエルビルの1階に
そのお店があります。
夫が路駐すると言うので急いで店内に入って・・・
店員さんに聞くと、このコーナーを教えてもらいました。
テーブルの上に10冊ほどあったものは、著者のサイン本
通常本は奥の棚にあります・・・との説明。
せっかくですもの、サイン本を買いました。
今日は、夫が朝早く外出したので、
時間があり、午前中で一気に読み終えました。
亘理町 荒浜
鳥の海
物語の主人公が暮らすところが、
宮城県亘理郡亘理町・・・頻繁に出てくる地名「逢隈」
クリムゾンクローバーの群生地を見に行った場所です。
地名も言葉(方言)もすんなりと心に入ってくる
描かれる景色が現実に見えてくる・・・
止まることなく流れのままに読み切りました。
あ・・・ここで終わり?
私はこの話の続きをずっと読んで行けると思いました。
たぶん、そこにある想いに頷き、切なさを理解し、
終わりのない日常が、
今も続いているからです。
芥川賞作品はずいぶん長く読んでいませんでした。
読後の感想は個人の想いの深さで全く違うものになるので
今回は特に書かないことにします。
ただ・・・
さすがに、随所の表現力に圧倒されて、
学ぶこと多き作品に出会えたことに感謝します。
追記
なお、本日改めてAmazonチェックしましたら、
明日配達で注文が出来るように回復していました~