先日博多区の国道3号線で、トレーラーが後輪2本を浮かせて走っていました。以前投稿しましたが再度掲載します。
リフトアクスル装置 ネットより転載
大型トレーラーに様々なメリットをもたらすリフトアクスル。 高速道路を走る大型トレーラーを見て「タイヤが浮いてる!」と びっくりされる方も多いと思いますが、もちろんこれは故障ではなく トレーラーに搭載されているれっきとした機能なんです。
そもそも、リフトアクスルとは「荷物の量に応じてトレーラーの車軸を 上昇させたり下降させたりした状態で走行できる装置」のことで、この機構が 動作すると、例えば"4軸のトレーラーだったら1軸が宙に浮くので合計が 3軸になる"といった具合です。
【リフトアクスルを使う意味】
- タイヤのミゾ消費が遅くなる
- ブレーキパッドが消耗しにくい
- 接地面が減るので摩擦抵抗が下がり燃費UP
などなど、意外なことに多くのメリットがあるんです。
【最大のメリット】
しかし、リフトアクスルの最大のメリットといえば何と言っても "高速料金の大幅節約"でこのためだけにリフトアクスルを搭載すると いっても過言ではありません。
ここで、まずはNEXCOが定めるトレーラーに対する高速料金の課金の 定義を確認してみましょう。
ここで、まずはNEXCOが定めるトレーラーに対する高速料金の課金の 定義を確認してみましょう。
【大型トレーラ】(高速料金は普通車の1.65倍) けん引普通車と被けん引自動車(2車軸以上)との連結車両、けん引中型車と被けん引自動車(1車軸)との連結車両及びけん引大型車(2車軸)と被けん引自動車(1車軸)との連結車両。
【特大トレーラ】(高速料金は普通車の2.75倍) けん引中型車と被けん引自動車(2車軸以上)との連結車両、けん引大型車と被けん引自動車との連結車両で車軸数の合計が4車軸以上のもの及び特大車がけん引する連結車両
【特大トレーラ】(高速料金は普通車の2.75倍) けん引中型車と被けん引自動車(2車軸以上)との連結車両、けん引大型車と被けん引自動車との連結車両で車軸数の合計が4車軸以上のもの及び特大車がけん引する連結車両
ということで、実は軸数が4軸から3軸に変わると扱いが特大車から 大型車になり高速料金が40%もお得になるんですね。
これは帰り荷が空になりやすいタンクローリーやバルクローリーで 特に効果的で、例えば特大時の高速料金が20000円だとしたら大型では 12000円になるのでなんと8000円もお得です。
これは帰り荷が空になりやすいタンクローリーやバルクローリーで 特に効果的で、例えば特大時の高速料金が20000円だとしたら大型では 12000円になるのでなんと8000円もお得です。