善良な弁護士が被後見人の財産を横領した弁護士の後始末をさせられる

　弁護士会から，以下のメールが来ました。
　「弁護士後見人等の信頼確保のため日弁連において開発してきた弁護士後見人信用保証制度が、このたび全弁協のご協力のもと、本年１０月１日より保証を開始することとなりました。
　本年7 月1 日（水）から加入受付が開始されました。会員であればどなたでもWEB 申込みによりいつでも加入できます。保証料は、初年度は年間９,９００円となっております。
　制度の内容については、月刊大阪弁護士会の（中略）解説をご覧ください。
　当会では、全ての弁護士後見人に本保証制度に加入していただくことをお願いすることとし、昨年度の常議員会決議による規則改正により、後見人等候補者名簿の登載要件といたしました。」
　要するに，我々のような，被後見人の財産を守っている弁護士が被後見人の財産を横領した弁護士の尻ぬぐいをさせられるのです。
　こんなふざけた制度はないと思いますが，他に，被害者に補償する人間がいないので，已む得ないのです。

福島第一原発事故（2011/3/11）損害賠償請求訴訟リアル弁護団会議

　今日は久しぶりに，9年6か月前に発生した福島第一原発事故の損害賠償請求裁判の弁護団会議をリアルで開催します。
　いつもの仲間に会えるのは楽しみですが，国の地震調査研究推進本部が2002年に公表した『長期評価』についての評価に関する議論はもういい加減にして欲しいです。

執行猶予制度の乱用

　今日は，どうみても小児性愛者である被告人に対しての執行猶予付き判決を聴いてきました。
　自由刑の執行猶予の刑事政策的意義は，犯人に対し執行猶予の取消しにより刑が執行される可能性を警告することで，犯人の善行の保持や再犯の防止を図ろうものです。つまり，犯人を社会内においておけば，反省して，自力で更生できる場合を想定しているのです。　
　それなのに，実際には，罪の重さがそれほど重くないと判断すると，犯人の属性には関係なく，執行猶予を付けているのです。
　このような運用は善良な一般市民にはとんでもない結果を招くのです。
　

「第1回 重大組織事故被害者家族Zooｍ交流会」（主催『組織罰を実現する会』）に参加してみて

　今日は『組織罰を実現する会』主催の「第1回 重大組織事故被害者家族Zooｍ交流会」に参加して，組織事故で家族を亡くした人のお話を伺いました。
　やはり，組織罰とは関係なく，被害者は交流していくべきだと感じました。
　

今日は1つ目の金曜日です～月月火水木金金

月月火水木金金

　明日は，打ち合わせが1件と，『手をつなぐ会』事務局Zoom会議，さらに，『組織罰を実現する会』の「第1回 重大組織事故被害者家族Zooｍ交流会」に参加します。
　

検察官の下請け化？

　今日も，朝一番に大阪地方検察庁に行って，検事と打ち合わせを行います。
　最近，我々の仲間からも検察官の下請けになったのかと揶揄されることもあるのですが，決してそうではありません。我々は弁護士として，犯罪被害者の人権を守っているだけです。
　これからも，誰とでも手を組んで，犯罪被害者をサポートしていきます。