今日は,この4月1日からスタートした大阪府犯罪被害者等支援条例に基づく法律相談を受けました。要する,大阪府が指定した重大事案の被害者について,弁護士への相談料(1時間30分まで)を大阪府が出して,被害者には無料で相談を受けてもらうというものです。
今日の相談の場には,大阪被害者支援アドボカシーの支援員2名も同席していたのですが,そのうちの1人の支援員がポストイットに私の言ったことをメモしているのです。それで相談が終わったときに,そのメモを被害者に渡したのです。確かに,被害者は弁護士から聞いたこと,頭の中にあまり残っていないことが多く,そのメモは絶大な効果を発揮するのです。もっとも,私は,被害者と話をする際は,①同じことを何回も繰り返す,②最後に,これだけの覚えておいてほしいことをまとめとして述べています。
このメモ作成⇒被害者へ渡す行為を見て,今日の相談料は大阪被害者支援アドボカシーにそっくりそのまま寄付しようと思いました。そのことを後で大阪被害者支援アドボカシ―センターに伝えたところ,大阪府犯罪被害者等支援条例に基づく法律相談では大阪府から相談料が出るので,いったん受け取って欲しい,と言われました。ということで,今回,そして今後,大阪府犯罪被害者等支援条例に基づく法律相談を担当した場合は,相談料は私がいったん受け取って,そのあと,すべて大阪被害者支援アドボカシ―センターに寄付します。