西武池袋線の入間市駅北口から
徒歩7分、国登録有形文化財の
旧石川組製糸西洋館があります。
旧石川組製糸西洋館(本館)
国道16号線沿いにあり
壁の煉瓦調タイルが
目を惹く西洋館。
これほど立派な建物が
なぜ入間市にあるのか?
旧石川組製糸西洋館・間取り
(本館部分のみ)
旧石川組製糸西洋館(別館)
本館・別館・内部・共に
CMやドラマにも
よく使われているようです。
西洋館は石川組製糸の
創業者石川幾太郎が
外国商人を招く為に
建設した迎賓館です。
大正10年(1921年)棟上。
石川組製糸とは
玄関(本館)
当時の入間市の繊維業と
石川組の繁栄を知ることが
出来る歴史的遺産の
内部を見学しましょう。
食堂(本館1階)
格調高い照明、
創建当初の調度品、
大正時代へタイムスリップ。
応接室(本館1階)
天井は折上小組格天井。
絹の壁紙、当時のペルシャ絨毯。
来客を最高のおもてなしで迎えた。
客室(本館1階)
玄関ホールから
2階へ続く階段。
手すりや柱は1本の木を
削って造った。
2階ホール(本館2階)
大広間(本館2階)
舞踏会も行われたらしい。
赤い絨毯の下は
音が響かないようにコルク敷。
ステンドグラスが美しい。
東・西和室(本館2階)
二間続きの和室は外国の来客用。
当時の生糸は日本が海外に誇る
重要な商品でした。
商談の為外国商人が
ここを訪れた時には
会社の権威を示すため
贅を尽くした迎賓館が
必要だったのです。
館内は戦後進駐軍に接収され
一部改造された箇所もある。
しかし、全体的に当時の様子を
良くとどめています。
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