Andyの日記

不定期更新が自慢の日記でございます。

発ガン性

2011-09-30 15:00:50 | ニュース
千葉と埼玉のセシウム分布図が公表された。これでまた、しばらくの間はあそこの
野菜がどうだとか言われ続け、野菜の価格が高騰したり暴落したりすることだろう。
放射能について神経質になっている人には大きな問題なんだろうけど、しかし
原発爆発以来いろんなメディアで言われていることを冷静に考えると、今回の
放射能汚染はそれほどの大問題でないことは明らかだ。

「いや、政府は何か隠している!ほんとは首都圏はすべて危険な状態のはずだ!」
とかいう意見を言う人が必ずいるが、それなら客観的事実だけを見てみればいい。
もし本当に首都圏がそこまで危険な状態なら、どうして政治家先生たちは東京から
出て行かないんだ?保身しか考えない政治家先生たちが、そんなに危険な場所に
いつまでも留まっているはずないだろう。とっくの昔に関西方面に逃げているはずだ。

仮に東京は大丈夫だとしても福島や茨城あたりは非常に危険だというのなら、
それらの県の支部にいる政治家先生たちが、全部東京に避難してきているはずだ。
でも、そんな話は聞こえてこないし、各県の支部では今でも政治家たちが仕事を
している。そういう事実がありながら、売らんかな主義の無責任なメディアの
垂れ流す根拠のない情報を信じ続けてどうする。

東電の放漫経営&安全軽視の体質を看過するつもりは毛頭ないが、放射性セシウム
ばかりを恐れる必要なんてないと思う。中には半減期が非常に長いものも含まれて
いるらしいが、ただちに人体に影響をおよぼす量でないことはすでに耳にタコが
できるほど聞かされている。とりあえず、普通に生活しているレベルであれば
(避難指定区域を除けば)気にするだけ無意味、というのは間違いない。

そもそも、なんで放射線を恐れるんだ?発ガン性があるから?もしそれだけの
理由で放射線を恐れているというなら、ちゃんちゃらおかしい話だ。それを
言い出したら誰も飛行機になんて乗れなくなるだろう。国際線に乗っていれば
大量の放射線を浴びることくらい、今じゃ知らない人はいないはず。あと、
もっとシンプルに、レントゲン撮影だってできなくなるわいな。

いや、発ガン性のあるのは放射線だけじゃない。酒だって飲めなくなる。
アルコールの代謝で発生するアルデヒドは発ガン性物質なんだから、酒をよく
飲んでいる人は「ただちに人体に影響をおよぼす」ことはないけど、ガンになる
確率は高くなるだろう。毎日、それも医者から「少し控えましょうね」と言われる
くらい大量に飲んでいれば、放射線どころの騒ぎじゃない。

もちろん、タバコだってよくない。本人だけでなく、受動喫煙のほうが発ガン率が
高いことも、今ではよく知られている事実だ。親が部屋の中でタバコを吸って
いるのであれば、子供が外で遊ばなくたってガンになる確率が高くなる。というか、
うちに閉じ込めておいて受動喫煙させまくっているのであれば、そっちのほうが
はるかに危険だ。外で思い切り遊ばせたほうがいい。

それからあまり気にしないことだけど、車の排気ガスも立派な発ガン性物質だ。
排気ガスに含まれるベンゼンは高い発ガン性をもっているんだから、車の
往来が多い通りのそばに住んでいたらそれだけでガンになる努力をしている
ようなものだね。それから食べ物。輸入食品からはアフラトキシンという発ガン性
物質が発見されることがよくあるのは、あまり知られていない事実だ。外国製の
冷凍食品は特に危ないと思っていたほうがいいと思う。また、輸入野菜は
ポストハーベストされているものがほとんどだから、これも食べないほうが
安全は安全だ。

よく言われるアスベストも、もちろん危ない。一度でも吸ったらアウト、と
言われているほど危険なアスベストだが、実はまだ現役で使われているという
事実を知っている人ってどれくらいいるんだろう。知らないうちに吸っていた、
という人は数え切れないほどいるはずで、だからこそ日本人のガン死亡率の
トップはいまだに肺がんだ。古い建物を解体しているときに、風に乗って
アスベストがそこらじゅうに飛散していることなんて日常茶飯事だけど、
それを知っている人ってどれくらいいるんだろう。放射線量なんか気にする
暇があったら、近くで解体工事をやっていないか気をつけたほうがはるかに
いいと思うんだが。

いやもっと言えば、塩だって立派な発ガン性物質と言える。日本人のガン患者は
外国のガン患者と比較して胃がんの罹患率がかなり多いことがわかっている。
一般に胃がんはピロリ菌がその原因といわれていることが多いけど、でも
日本人は全体的にピロリ菌保有者が多いのだから、その意味では胃がんになる
確率は全国どこでも同じくらいにならなければならないはずだ。ところが、
実際には塩辛いものを多く食べる地域で胃がんの罹患率が高くなっている。

ちなみに、胃がん患者が多いのは男女共に秋田県がトップで、東北地方は全体的に
胃がん患者が多い。それを裏付けるように、食塩の消費量は東北地方が全国平均と
比較してかなり多くなっている。これはやはり、保存食の文化がある地域だから
なのだろう。保存食は塩分を強くすることで腐敗を防ぐものが多いため、そういう
食品を食べなれた地域の人は、どうしても塩分摂取量が多くなってしまうのだと思う。

このことから、塩分はガンになる確率を左右する要因になっているということは
疑いようのない事実だ。東北地方の人たちほど塩分を摂取していなくても、平均的
日本人の塩分摂取量を続けていれば、胃がんになる確率を高めているだけといっても
過言ではないだろう。厚生労働省が推奨している1日あたりの塩分摂取量は10g
未満ということだけど、実際にはほとんどの日本人が10g以上摂取しているそうだし。

ということで、いままでどうりの生活をしていると「ただちに人体に影響をおよぼす」
ことはなくても、がんになる確立が高くなりますよ、皆さん。

追記:
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120115/scn12011512010000-n1.htm
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51769092.html