Andyの日記

不定期更新が自慢の日記でございます。

いよいよ戦争なのだろうか

2006-10-17 17:56:47 | よしなしごと
素人考えなのだが、もう少し北挑戦に対する有効な外交政策というものは
ないのだろうか。たとえば、将軍様の首を持ってきたら経済制裁を取りやめて
さらなる経済支援を約束するとか、そういう方法はないものだろうか。
首を持ってくるというのは極端にしろ、火急の問題である核開発・実験なども、
すべて放棄すれば北挑戦が経済面で国際競争力をつけられるだけの支援や提携を
約束するとか、そういうことはできないのだろうか。

できないんでしょうね、そんなことできていたら、とっくの昔にやっているはず。
ていうか、そこまで甘やかす必要もないし。経済制裁されて「宣戦布告とみなす」
なんてことを平気で言えるような正気を失った政府には、もはや何を言っても
焼け石に水。やはり、もう一度痛い目に合わせて軍事政権を破壊するしかない
のでしょう。

ていうか、アメリカ、なぜイラク戦争のように北挑戦にも同じことをしない?
イラクを攻めた理由のひとつに、イラク国民に自由を与えるため、というのが
なかったか?北挑戦の国民も苦しんでいるぞ。それに核兵器という大量破壊兵器が
完成してしまうのも時間の問題だ。悪の枢軸とまで表現した国なのに、なぜに
躊躇するのだ?やはり石油がないからかな、将軍様の国には。

大量破壊兵器というと、核兵器とか生物兵器とかが今でも主流だが、もうそろそろ
古くはないだろうか。核兵器にしろ生物兵器にしろ、効果は絶大だが使った後の
後始末や悪影響が大変だ。核兵器なんて、下手すれば地球自体がなくなってしまう。
核兵器なぞ使わずに、もっと効果的に、地球にもやさしく戦争を回避する方法と
いうものを生み出すことはできないものだろうか。

たとえば大地震を発生させる装置。震度8程度の大地震を目的の位置に発生させる
ことができるようになれば、地球環境には(津波を除いて)大きな悪影響は
出さずにすむ。核兵器とか生物兵器を使った場合の環境破壊という事態は避けられる。
しかし、やはり人命が失われることに変わりはないので、こういう方法もできれば
取りたくはない。

そこでもう1つの方法としては、国家元首に催眠術をかけて、自ら辞職するように
させてしまったり、軍部の幹部クラス全体に薬物などで集団催眠をかけ、あらゆる
軍事行動を取らないようにさせてしまう、というのもありかもしれない。これなら
誰も傷つくことなく戦争を回避できる。あぁ、でもこんなことはどこの国でも
とっくに考え尽くしているのだろう。

Les Paul 考

2006-10-10 17:33:34 | 音楽・楽器
レスポール、ときどき無性に弾きたくなるギターだけど、あれほど融通の
きかないギターも珍しいと思う。昔自分で持っていただけに、レスポールの
不器用さはよくわかる。でもときどきたまらなく弾きたくなるギターでも
あるし、だからこそ今でも多くの人を魅了しているんだと思う。ちょっと
今回は、自分なりに思うレスポールについて。

なにが不器用と言って、一番不器用なのはその音。あのレスポールサウンドは、
最大の長所でもあり最大の短所でもある。ボディーの厚さと重さから来る
あの図太い音は、ピックアップを交換したくらいでは変えられない。
低音がすごくあるし、中音の厚みもすさまじい。しかもボディーが厚いために
レスポンスも悪くて、音の立ち上がりが他のギターに比べて遅い。あの極太の
音というのは、軽快なカッティングをやりたいときには邪魔にすらなる。

また、セットネック構造のために倍音成分が多くて、いわゆるバイトサウンド
という、じゃきじゃきした音がするのだが、これも速い演奏には不向き。
たとえば Deep Purple の「Burn」のリフとかをレスポールで弾いてみるといい。
ぐしゃぐしゃの音になってしまって、何を弾いているのかわからなくなる。
ディマジオのピックアップなんかつけていたら、雑音でしなかなくなる。
Van Halen の「Panama」とかも、まったく合わない。

ただし、だ。この音はハマるとハマりまくる。特に横ノリのゆったりした曲で
レスポールを使うと、ストラトもテレキャスもまるで似合わなくなる。
Aerosmith の「Mama Kin」とかだとえらいかっこいいし、「Train Kept a Rollin'」
とかで使うと、もうたまらない。Bon Jovi の「You give love a bad name」に
使ってもかっこいいし、意外なところでは Jeff Beck グループ時代の
「Shapes of things」に使ってもド迫力できまる。

ただ、'60 のいわゆる Slim Taper という薄いネックのレスポールだと、
割と軽めのプレイにも使えるのだが、しかしレスポールはそういう使い方を
したいギターではない。うんと不器用なギターのままでいい。まったりとした
コクのある音でこそレスポール。他のギターでは絶対に出せないあの極太
サウンドだからこそ、ときどき弾きたくなる。

とはいえ・・・・・、やっぱり汎用性を考えるとレスポールって手が出しづらい。
似合う音楽がすごく限られているから、どんな曲でもこれ1本、というわけには
いかない。今手元にはストラトとセミアコがあるから弾き分けることもできる
けれど、今弾きたい曲にレスポールが似合う曲というのはそれほどない。
ということで、やっぱり手が出せないということで終ってしまう。あれは、
若いときに勢いで買うか、お金持ちになってコレクションとして買うかの、
どちらかになりがちなギターだと思う。

GM

2006-10-05 15:37:28 | ニュース
GMがルノー・日産との提携を見送ったようだ。というよりは、日産に
見限られたと言ったほうが正しいのかもしれないけど。それにしても、
GMはどうするのだろう。GMだけでなく、フォードもお先真っ暗な
ようだし、このままどちらも共倒れ、なんてことになりはしないのか。
さらに、フィアットを買収したGMが倒れたら、フィアットも当然
倒れるし、その子会社でもあるフェラーリだって終ってしまいかねない。

GMは今後もSUV路線を続けていくつもりなのだろうか。もしそうなら、
早晩GMはつぶれてなくなるだろう。これから時代はますます省燃費化に
向かっていくというのに、あの人たちはなぜいまだに時代遅れな戦車の
ような車を作りたがるのか。欲しがる人は多少いるだろうが、それは
決してメイン路線にしちゃいけないジャンルだ。こういうのもあるので、
欲しい人はどうぞ、という位置づけの車にすべきなのに。

正直、GM自体も本当はトヨタやホンダのような車を作りたいんだろう。
でも、できない。なぜできないのかは知らないが、社内に省燃費の
エンジンを開発しようとか、クオリティーアップを図ろうとか、そういう
地道な運動を展開するだけの気風がないのかもしれない。どこでもそうだが、
風通しの悪くなってしまった会社というのは、すぐに内側から崩れていく。

私たちは普段日本に住んでいて、日本の車なんて見慣れているから別に
何とも思わないが、こういう車をほいほい作れる日本というのは、まだまだ
技術的にも環境の面でも、他国に秀でているのだな、と思う。特に今回の
ようなニュースを聞くたびに。彼らとしても、このままじゃ本当にまずい
とは思っているのだろうが、おそらくプライドが許さないのだろう。
ヨーロッパやアジアの小国に、俺たちビッグサムソンが頭を下げて教えを
請うなんてできるもんか、という腹があるのかもしれない。

しかし、そうやって強気でいられるのも時間の問題だろう。このまま
だと、GMアボーンだけでなく、かなり多方面での経営統合やアライアンスが
発生するはず。どこが買収するのだろう、トヨタ?もしそうなったら、
F1のフェラーリマシンのノーズの先端に、あのトヨタのマークがつく
ようになるのだろうか。それか、中国の奇瑞汽車とかが一気に買収するか。
そうなったら、ラーメン丼に書いてある、あのくるくる記号がマシン
全体に書き込まれるのだろうか。

Twang!

2006-10-04 16:02:20 | 音楽・楽器
YouTube を見ていると、ときどきギターの腕自慢みたいな人の映像が
出てくる。見ていると、確かにうまい。イングヴェイ・マルムスティーンや
スティーブ・バイ、ジョー・サトリアーニみたいなハイテクソロを
すらすら弾いている。よくそこまで弾けるな、と感心するくらい。

んで、そういう映像を紹介しているスレッドでは、決まって議論が起きる。
あれくらい弾けて当然とか、あんなの何の意味もない、とか。
私はどちらかというと、「弾ければ楽しいだろうけど、プロになるのに
あそこまで弾けないといけないかといえば、全然そんなことはないだろう」と思う。

それはちょうど、ドラえもんとドラゴンボールとゴルゴ13そっくりの絵を
描けるようになったら、とんでもなく優秀な漫画家になれるかといえば、
まったくそんなことはない、というのと同じこと。それこそ、こないだ
盗作が発覚したどこかの絵描きさんと同じことで、自分らしさがなくなってしまう。

私も高校生の頃は、1小節にどれだけの音を詰め込むことが出来るか、
みたいなギタリストに憧れていた時期があるので、ああいうプレイを
目指して練習していた時期もあるし、ああいうのに憧れる人の気持ちもわかる。
しかし、やはり歳を取ると指がついていかなくなるし、実際空虚な気持ちに
なってしまうものだ。

リードギターというのは、文字通り全体をリードするようなプレイで
あるべきで、バンドのメンバー全員、それに聞いている観客の気持ちを
盛り上げるようなプレイこそが理想的なはず。1音1音がはっきりわかり、
聞いている人が思わず口ずさみたくなるような美しいメロディーやかっこいい
メロディーであれば最高。

速いプレイには緊張感を生み出す効果があるのは確かだが、ず~っとやっていると
グリッサンドの連続をやっているのと同じで、退屈でしかない。だから最近は、
あの手のハイテクギタリストというのは、味オンチな板前さんと同じような
ものだと思っている。包丁の技術は素晴らしいが、料理作らせると猫またぎな
ものしか作れない、というような。

Kiss me girl, your old one

2006-10-02 13:14:39 | ニュース
先日、君が代斉唱を強制するのは憲法違反、という判決が出た。また、
日本の国家を変えよう、という意見もいろんなところで出ている。
最近では、あの長老・日野原重明先生も、公の場で演奏する国家だけでも
変えたほうがいいのではないか、という意見を述べられている。戦争経験者の
意見なので、割と重みのある意見ではあるけど、しかし、そんなことをして
どんな意味があるのだろうか。

君が代を国歌として歌うことに反対したり違和感を覚える人たちの意見の多くは、
君が代が軍事国家形成に利用された印象が強いので、悪しき歴史の印象を払拭
するためにも、新しい国歌を作ったほうがいい、というもののようだ。その気持ちは
わからないでもないが、冷静に考えてみると「?」と感じられることがある。

まず、悪しき印象ということだが、君が代を聞いて気分を害する世代というのは
いったいいくつくらいの人なのだろう。私の両親は戦争にこそ行かなかったが
戦争は経験している。しかし、君が代を歌うことに何の抵抗もないし、君が代を
歌うことでつらい戦争時代を思い出す、なんて話をしたことはない。もちろん、
私も君が代を聞くことにも歌うことに違和感や嫌悪感はなにもない。

「悪しき印象」というのが対外的、つまり国際社会に対するイメージのことを
言っているのであれば、それは心配しすぎというものではないのか。日本が
君が代を歌わなくなれば、日本が新たに戦争を起こす可能性がなくなると
決まるわけでもなければ、君が代を歌い続けることでまた新たな戦争を引き起こす
可能性が高まるわけでもない。諸外国だって、日本がいまだに君が代を歌って
いるから、また戦争を起こしそうだ、などとはもう考えまい(以前は考えていた
ようだが)。それなら、むしろ政治家の靖国参拝のほうが、対外イメージは
うんと悪いはず。

また、第二次大戦以降も君が代は依然として国歌であったけれども、日本は
戦争に参加したりはしていない。ベトナム戦争にも、湾岸戦争にも、イラク
戦争にも(自衛隊は派遣したが、あれは一応復興支援目的)、参加していない。
ちなみに、我々と同じ敗戦国のドイツでは、ナチスの記憶を消すためにも国歌を
変えようという動きがあり、実際歌詞だけは変えられている。日本もドイツも
同じ敗戦国で、片や国歌を変えた国、片や国歌を変えない国なのだが、両国の
戦後の歩みにそれほど大きな差は見られない。ドイツが戦争に参加したとか
新しく戦争を起こしたということはないし、日本もそんなことはしていない。
これはつまり、戦時中に戦意高揚のために使われた国歌であろうがなかろうが、
国歌自体が国を戦争に駆り立てるわけではない、といういい証拠だ。

少し脱線したので話を戻すが、この「悪しき印象」というのは、なぜ今になって
これほど声高に叫ばれるのだろう?戦時中に実際に苦しんでいた人からは
むしろあまりそのような意見はあがっていないというのに。彼らが君が代に
神経質になっているのは、もしかしたら「君が代は兵士の戦意高揚の目的で
使われたという歴史的事実を、君が代を歌うたびに意識したくない」という
ことなのだろうか。そうだとすれば、それは最近の若い人に顕著な清潔ブーム
みたいなものではないか?

何でもかんでも抗菌グッズで身を固めていて、食堂においてあるプラスチックの
箸は誰が使ったかわからないから使いたくない、みたいな。電車のつり革は
気持ち悪くてつかめないとか、自宅以外のトイレの便座には気持ち悪くて
そのまま座れないとか、そういう人たちと同じようなものではないのだろうか。
そういう神経質で自己中心的な人たちの意見なのだとしたら、残念なことだ。

それとも、彼らは天皇制そのものに反対している人たちなのだろうか?
でも本来、君が代の歌詞の内容は、天皇の世が長続きするように、
という意味の歌詞ではないらしい。これは古今和歌集に収められている
読み人知らずの民謡で、単に誰か身近な人の家内安全・健康第一みたいな
ことを歌った歌にすぎないそうだ。今はもう天皇は人間宣言をしてしまって
いるのだし、本来の意味の歌として解釈すればいいだけではないのかな。