Andyの日記

不定期更新が自慢の日記でございます。

呆れた・・・

2012-01-24 17:25:58 | よしなしごと
『情報操作』ってのは言葉では知っているし、実際そう思われることはたくさん
見てきたつもりだけど、これほどひどいのは初めてだ。今、TBS で「運命の人」
というドラマが放送されている。このドラマのことは何も知らずに、配役が豪華
なので興味が湧いて見ていたんだけど、どうも話が進むうちにだんだんと違和感を
覚えるようになってきた。展開が不自然というか、納得できないところが多いのだ。

特におかしいと思ったのが、三木が弓成にやたらと好意的なところだ。弓成は
外務省にとってはヤバいネタをじゃんじゃん報道する、いわばやっかいものである
はずなのに、三木はやたらと弓成に肩入れする。三木が沖縄出身で米兵に家族を
殺されたとかそういう背景でもあるのならまだわかるが、そういうことも特にないのに、
外務省が伏せておきたい情報を次々に弓成に渡してしまう。

だからてっきり、三木は弓成つぶしを企てているのかと思ったくらいだ。つまり、
弓成が食いつきそうなでっちあげの情報の数々をあえて渡し、弓成がその情報で
正常な判断をくだせなくなってきたところで、政府が沖縄返還について米国と密約を
交わしたかのような偽造文書のコピーを、「絶対に秘密ですよ」などと言いつつ
弓成に渡し、それを真に受けた弓成はそれを新聞で大々的に報じてしまうが、実は
全部作り話で、そのせいで弓成は信頼を失って・・・、みたいな流れになるのかと。

しかし、話はもっと単純だった。ばかばかしいほどに、単純だった。詳しくは、
下記のブログが大変に参考になります。

http://ttensan.exblog.jp/15052335/

つまりこのドラマ、西山事件を正当化するための、いわばキャンペーンなのだ。
毎日新聞の西山記者が起こした破廉恥な事件を正当化するため、毎日新聞の
元記者である山崎豊子に西山事件の印象を操作するために事実を捻じ曲げた
小説を書かせて、さらにその小説を毎日新聞社主催毎日出版文化賞
特別賞を受賞させ、毎日新聞の同系列の報道機関のTBSにドラマ化させた。
しかも、西山は正義の人であり、当然レイプなどはしなかった、すべては三木という
頭のおかしな尻軽女が、弓成に一方的に片思いをして自発的に機密情報を渡した、
という事実無根の流れに仕立て上げてある。

いったいどこまで恥知らずな連中なのだろう・・・。過去のあやまちを謝罪する
ような内容であればまだ見てやろうという気にもなるが、自分たちは潔白であると
喧伝しようとしているだけでなく、外務省の女性職員ひとりに罪をなすりつけるかの
ようなドラマにしている。もうTBSと毎日新聞の報道することは、1つも信じられない。
ていうかこれ、もう知っている人たくさんいるんじゃないの?こんなドラマを報道
し続けたら、それこそTBSと毎日新聞にとって何もいいことないと思うんだけど、
そのあたりどうなんだろう。