連日東電関係のニュースを見ていて思うのは、どうしてこうも何から何まで
チャランポランな会社なのかということだ。いや、きっと本人たちはそんな
つもりで勤務しているのではないだろうし、きっと真剣に業務に向き合って
いる人たちも大勢いるんだとは思う。だがしかし、報道される内容を見る
たびに、脱力感ばかり感じてしまう。「何やってるんだ・・・」と。
安全マニュアルがまるで不完全、公表すべき内容を公表していなかった、計算
間違いがあった、汚染水処理が進まない、etc。よくぞここまでやることなすこと
問題だらけの企業もあったものだと思うのだけど、しかし東電だけがこういう
ダメ企業なんだろうか。実際には世界中にはこういう企業が無数にあるのでは
ないかと思う。
こないだの焼肉チェーン店での食中毒でも思ったけど、問題を起こす企業には
共通点があるのではないだろうか。つまり、裸の王様が牛耳っている企業は
確実に問題を起こす、ということだ。では、どうして裸の王様になってしまう
企業のトップがあとを絶たないのだろう。普通に考えて、そういう企業のトップが
腐敗してしまっていることが原因だと考えられる。
社員が5~6人の少数精鋭の零細企業だと、社員が一人減っても死活問題に
なるから、なんとしてでも全社員がうまいことやっていかないといけない。
社長さんのもとには、いい話もあがってくれば耳が痛い話もあがってくるだろう。
でも、耳が痛い話は聞きたくない、ではいけない。時には会社を改善するため
にも、良薬口に苦しの気持ちで、社員からの苦言を聞かないといけないことが
あるはずだ。
しかし、数十人以上の規模になってしまうと、どうだろう。一人や二人辞めて
しまっても、突然会社が傾くということはあまりなくなる。そうなると、
いちいち苦言を言ってくる者を邪魔者扱いしても問題なくなってくる。
「ガタガタ文句ばかり言うなら辞めちまえ、お前の代わりなんかいくらでも
いるんだ!」という思い上がった意識になっても不思議はない。実際、代わりに
なるものが既にいるのであればなおさらのことだ。
下の立場の者としても、トップがそういう態度になってしまうと、もう何も
わずらわしいことは話さなくなってしまう。イエスマンに成り下がり、
経営陣には口当たりのいい話しか上げてこない。結果として、裸の王様の
いっちょうあがり。問題が起きないほうがおかしい、企業経営がうまくいく
ほうがおかしい。たとえ社会的に影響が大きい問題を起こしていなくても、
なぜか成績が伸びない企業というのは、間違いなく経営陣に問題がある。
まして東電のように国の保護を受けていて競争もまともにない企業だったら、
腐敗しないほうがおかしい。改善だの成長だの、そんなことは1ミリも
考えなくていいんだから、手抜きし放題だったことだろう。人の情として、
誰だって面倒な話は聞きたくないし、わずらわしい人とはつきあいたくない。
長年巣食ってきた会社の病巣を取り除く、なんてこともしたくないだろう。
しかし、それでは困るのだ。特に国全体に影響を与えてしまうような業務内容の
企業のトップは、零細企業の経営者さんよりも真摯な態度で、社内のあらゆる
問題に対して耳を傾けなければいけない。
なのに現実は、思い上がった経営陣にはご機嫌取りの太鼓もちが擦り寄り、
そしてその太鼓もちがみごと経営陣に出世すると、もう下のものはそれが
ここの社風だと認識するので全員イエスマン&全員太鼓もち。それが連綿と
続いて東電のできあがり、となるのだろう。しかし、ではどうすれば第2、
第3の東電を作り出さないようにすることができるのだろうか?これはとても
難しい課題だと思う・・・・・。
チャランポランな会社なのかということだ。いや、きっと本人たちはそんな
つもりで勤務しているのではないだろうし、きっと真剣に業務に向き合って
いる人たちも大勢いるんだとは思う。だがしかし、報道される内容を見る
たびに、脱力感ばかり感じてしまう。「何やってるんだ・・・」と。
安全マニュアルがまるで不完全、公表すべき内容を公表していなかった、計算
間違いがあった、汚染水処理が進まない、etc。よくぞここまでやることなすこと
問題だらけの企業もあったものだと思うのだけど、しかし東電だけがこういう
ダメ企業なんだろうか。実際には世界中にはこういう企業が無数にあるのでは
ないかと思う。
こないだの焼肉チェーン店での食中毒でも思ったけど、問題を起こす企業には
共通点があるのではないだろうか。つまり、裸の王様が牛耳っている企業は
確実に問題を起こす、ということだ。では、どうして裸の王様になってしまう
企業のトップがあとを絶たないのだろう。普通に考えて、そういう企業のトップが
腐敗してしまっていることが原因だと考えられる。
社員が5~6人の少数精鋭の零細企業だと、社員が一人減っても死活問題に
なるから、なんとしてでも全社員がうまいことやっていかないといけない。
社長さんのもとには、いい話もあがってくれば耳が痛い話もあがってくるだろう。
でも、耳が痛い話は聞きたくない、ではいけない。時には会社を改善するため
にも、良薬口に苦しの気持ちで、社員からの苦言を聞かないといけないことが
あるはずだ。
しかし、数十人以上の規模になってしまうと、どうだろう。一人や二人辞めて
しまっても、突然会社が傾くということはあまりなくなる。そうなると、
いちいち苦言を言ってくる者を邪魔者扱いしても問題なくなってくる。
「ガタガタ文句ばかり言うなら辞めちまえ、お前の代わりなんかいくらでも
いるんだ!」という思い上がった意識になっても不思議はない。実際、代わりに
なるものが既にいるのであればなおさらのことだ。
下の立場の者としても、トップがそういう態度になってしまうと、もう何も
わずらわしいことは話さなくなってしまう。イエスマンに成り下がり、
経営陣には口当たりのいい話しか上げてこない。結果として、裸の王様の
いっちょうあがり。問題が起きないほうがおかしい、企業経営がうまくいく
ほうがおかしい。たとえ社会的に影響が大きい問題を起こしていなくても、
なぜか成績が伸びない企業というのは、間違いなく経営陣に問題がある。
まして東電のように国の保護を受けていて競争もまともにない企業だったら、
腐敗しないほうがおかしい。改善だの成長だの、そんなことは1ミリも
考えなくていいんだから、手抜きし放題だったことだろう。人の情として、
誰だって面倒な話は聞きたくないし、わずらわしい人とはつきあいたくない。
長年巣食ってきた会社の病巣を取り除く、なんてこともしたくないだろう。
しかし、それでは困るのだ。特に国全体に影響を与えてしまうような業務内容の
企業のトップは、零細企業の経営者さんよりも真摯な態度で、社内のあらゆる
問題に対して耳を傾けなければいけない。
なのに現実は、思い上がった経営陣にはご機嫌取りの太鼓もちが擦り寄り、
そしてその太鼓もちがみごと経営陣に出世すると、もう下のものはそれが
ここの社風だと認識するので全員イエスマン&全員太鼓もち。それが連綿と
続いて東電のできあがり、となるのだろう。しかし、ではどうすれば第2、
第3の東電を作り出さないようにすることができるのだろうか?これはとても
難しい課題だと思う・・・・・。