Andyの日記

不定期更新が自慢の日記でございます。

うどん

2003-09-27 15:45:30 | 料理
以前、ライコスで日記を書いていたのだけど、知らない間に
ライコスとインフォシークが合併してしまい、長いこと書いて
いた日記が消えてしまった・・・・・。(T_T)
そこで、もう一度また日記をつけるために無料の日記サイトを
探していたら、ここが見つかりました。見た目がシンプルで
使いやすそうなので、ここに決めたという次第です。

さて、記念すべき第1回の日記の内容は、「うどん」です。

関東生まれの関東育ちの私なのですが、蕎麦よりもうどんが
好きという人間で、おいしいうどんをもらっては喜んで茹でて
食べています。知合いの人が香川に出張に行った際にお土産に
讃岐うどんを持ってきてくれたりした日には、速攻で茹でて
食べます。奥さまも大好きで、二人で500gは食べます。

それくらいにうどんが好きな私ですが、今まではただ買ったり
もらってきたうどんをゆでて食べているだけで、自分で打って
食べるということはありませんでした。

そんなある日、奥さまが加入しているアイ・ワイ・カード・
サービス(イトーヨーカドーのカード会社)が毎月自宅に
送ってくる小冊子「アイワイプレス」が目にとまったのです。
なぜかというと、「手打ちうどん特集」をしていたからでした。
自宅でもできる手打ちうどんの作り方が割と細かく記されていて、
もう、うどん好きとしてはいてもたってもいられません。
読んでいるうちに、どうしても作りたくなってしまい、奥様に
許可をもらって作ることにしました。

しかし、うどんの道は厳しいものです。プロの職人さんでも
何年もかかって、ようやくおいしいうどんを作れるように
なるのですから、私のような素人がいきなり上手に作れる
ようになるわけありません。これまで、どのようにうどんを
作ってきたか、以下にまとめてみようと思います。

【第一回】

材料を揃えていざ作ろう!と思ったのですが、材料をこねる
作業がなんだかすごく大変そうな気がしたので、実家から
使っていないパン焼き機をもらってきて、それをつかって
こねることにしました。材料を入れてスイッチオン!
ゴウン、ゴウン、という音をたてて、パン焼き機が材料を
こねてくれています。パン焼き機には最後までパンを焼く
コースと発酵までで止める2種類のコースがあり、今回は
もちろん発酵までのコースです。

1時間後、材料がこねあがりました。機械がやるのだから
たいしたことないだとろう、と思っていたのですが、これが
わりときれいに捏ねてあってびっくり。これはいいうどんに
なるだろう、と期待してうどん玉を寝かせました。奥様の
助言にしたがい、ラップに包んで3時間ほど冷蔵庫で寝かせ
ました。

いよいよ伸ばして切ります。といっても本格的な道具はなく、
まな板の上に打ち粉(小麦粉)をふり、文化包丁で切る、
というごく普通の方法です。麺棒でしっかりと伸ばして、
包丁で細めに切り、沸騰したお鍋に入れて10分ほど煮ます。
おだしも作って、さあ出来上がり!

奥さま、できましたよ~♪との声も軽やかに「いただきます!」
ずるずる、ずるずる・・・・・。固い。なんだか粉っぽい。
奥さまいわく「しょっぱい」。しかも、まだ芯が残っている
感じで、食べていてごろごろする。それに、けっこう細く切った
つもりなのに、茹でたらかなり太くなりました。よく言えば
ほうとうぐらい、悪く言えばできそこないのすいとんぐらい。
いかん、これはいかん。奥様は「そのへんで売っているのより
おいしいよ」と言ってくれますが、そのへんのすいとんの
ほうがおいしいのは、作った本人が一番よくわかっている。
これは絶対リベンジだ、と決意し、よく週末にもう一度作って
みるのでありました。

【第二回】

前回の問題点

・固い
・しょっぱい
・粉っぽい
・でかい

これらの問題を解決すべく、第二回のうどん作りにあたって
いろいろと研究しました。生地が固くなる原因をいろいろな
サイトで調べていたところ、塩を混ぜすぎると固くなると
いうことがわかったため、今回は少々塩を少なめにしてみました。
これにより、麺自体がしょっぱいという問題も同時に解決
できるはず。「粉っぽい」「でかい」というのは、どうも
うどん自体が大きすぎるため、指定の時間どうりに茹でても
火が通らないことが原因ではないかと考え、もう少し麺を
細く切ってみました。大体5~6ミリくらいでしょうか。

さて、前回と同様にパン焼き機で材料を捏ねます。しかし、
今回は前回ほどにはうまく捏ねあがらず、ぼろぼろっぽく
なってしまいました。少々形を整えて、今回はビニール袋に
入れて寝かせました。

3時間ほど寝かせたら、捏ねあがり時にはぼろぼろっぽかった
生地もしっとりとなり、やや安心。また打ち粉をまな板に
ふり、麺棒で延ばして大体5~6ミリの幅にして切りました。
そして約10分ほど茹で、水洗いしてだし汁の中で少々温めて
できあがり。さ、こんどはどうでしょう。

前回ほどの麺のしょっぱさはなくなりました。しかし、まだ
固いです。なによりも口の中でざらざらします。なぜか
つるつるっとした滑らかさが皆無なのです。これでは、
スーパーで売っている玉うどんのほうが、はるかにつるつる
した感触を味わえます。それに、まだうどんが太いです。
前回ほどではないにしろ、まだ玉うどんのほうが細いくらい
です。なぜ、こんなに太くて固いのか。太くて固いのが
いいのは、若い男性のシンボルくらいでしょう。

くやしい、どうしてもくやしい。いくら職人さんのような
技術がないとうまくはできない、ということがわかって
いても、これほどうまくいかないというのは納得できません。
もう一度、もう一度だけリベンジを、と奥さまに訴えて、
次の週末、つまり今日、二度目のリベンジを果たしました。

【第三回】

本屋さんで手打ちうどんの本を読んだところ、重大なことが
わかりました。それは、打ち粉のことです。私は打ち粉と
いえば普通に小麦粉のことだと思っていたのですが、どうも
うどん作りのときは片栗粉を打ち粉に使わないといけない
ようなのです。これは大きい発見でした、このせいであの
ざらざらした食感になっていたのかもしれない、と思うと、
早速片栗粉を使って作ってみたくなりました。

が、奥さまは私のはやる気持ちをおさえるように一言。

「手で捏ねたら?」

機械でうまく作れるのなら、手打ちうどん職人さんはいらないはず、
というのが奥さまの意見でした。なるほど、確かにそうかも
しれません。というか、やはりそれがキーポイントなのかも
しれないと思い、面倒ですけど手で捏ねることにしました。
ボウルの中に1:1の割合でまぜた強力粉と薄力粉、それに
塩水を入れてコネコネと捏ねて、全体的によく混ぜ合わさったら
上から体重をかけながら、ぐい、ぐい、と捏ねます。
職人さんの中には足で踏んでこねる人もいるといいますから、
結構な重労働です。

ひとしきり捏ねまくって生地がしっとりしてきたので、
ビニール袋に入れて寝かせます。今度もしっかりと3時間。
そして3時間が経過してから、まな板に片栗粉で打ち粉をして、
生地を伸ばします。手打ちうどんの本では、伸ばし方のこつで
「生地の裏に新聞を敷いて、新聞の文字が透けて見えるくらい」
薄く延ばせ、ということなので、気合を入れてうす~く
伸ばします。そして、今度は2~3ミリほどに細く切ります。
ちょっと太めの冷麦くらいの太さです。どうも、うどんは
茹でると膨張するようなので、気持ち細めに切ることにしました。

結果・・・・・、下触りが見事に滑らかになりました!
やはり、小麦粉で打ち粉をしていたのがだめだったようです。
そして、麺がやわらかくなりました。それでいて、麺のコシも
しっかりあるという、なかなかのものになりました。やはり、
機械で作ったのではだめなのでしょうか。今までのものとは
比較にならないほど、おいしくできあがりました。

ただし、今回は茹で時間が問題でした。麺をかなり細く切って
しまったため、今までと同じ時間で茹でただ麺がかなり
柔らかくなってしまったのです。これは次回からは気を付け
ないといけない点です。麺の太さにより、茹で時間は自分で
気をつけていないといけない、といういい教訓になりました。


いや~~~、でも、手打ちうどんはおもしろいです。また
暇を見て作ろうと思いますが、今度は奥さまに手放しで
「おいしい!」と誉めてもらえるようなのを作れるように、
折をみていろいろと手打ちうどんをおいしく作るための
情報を仕入れていこうと思います。

ということで、今回の日記はここまでです。