アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ドビュッシーのお誕生日を祝って

2024年08月22日 | ピアノ
なにしろ、私の今年のテーマはドビュッシーでしたからね…

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それにぴったりな

ドビュッシーのお誕生日を祝う「みな弾き企画」がありました。


私がこの企画に気がついたときにはもうたくさんの曲が埋まっていて、ベルガマスク組曲では残りが「メヌエット」だけになっていました。
ベルガマスク組曲は全部を練習していたけれど、ぶっちゃけ一番自信がないのが「メヌエット」で

ピティナピアノ曲事典より
「「きわめてデリケートに」と指示があり、その敏感な動きは、18世紀フランスのクラヴサン作曲家の作品に通じるような、洗練された美しさがある。」

まぁこんな曲、私が得意なわけないやん

けど好きな曲にはなりました。

ドビュッシー/ベルガマスク組曲より「メヌエット」

「プレリュード」だったら素敵(演奏が、というより録音クオリティーが)な録音があったのですが、「メヌエット」はiPhone直置き録音なところがちょっと残念だけど、愛ある演奏です(たぶん)

参加曲をつらつらと聞いていくと、いやドビュッシーの曲、ちゃんと聞いたことないのいっぱいあるなぁと、少し反省。

これまであまり弾いてませんがぼちぼちと「今生のうちに」弾いていきたいと思います。今年、私にしてはずいぶん長い期間ドビュッシーを弾いてるうちに「ドビュッシーに向いてる」と言ってもらったことが何回かありますが、うまく演奏できるかどうかはともかく「長く弾ける、飽きない」という点においてかなり私にとっては向いてる曲に違いありません。

今年の残りはモーツァルトなので、来年あたりまた何か弾きたいな…

ということで物色をしつつ聞いています。

---- 今日の録音:
モーツァルト/ピアノソナタK.333第二楽章(練習)

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ピアノオフ2024夏は三次会まで

2024年08月18日 | ピアノ
昨日は「ピアノオフ2024夏」でした。どんどんぱふぱふ~

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このイベントが楽しいのは、いつもピアノ二台ある会場を確保してくれて、アンサンブルたくさんの会になるからです。
私も二台ピアノ弾きました。

【二台ピアノ】
ギロック/パリの並木道で、パリのポートレート、ウィーンのロンド、リオのカーニバル
(使用楽譜: ギロック ピアノ連弾作品集 【CD付】)

【ケンハモ+ピアノ】
マスネ/タイスの瞑想曲

【ピアノソロ】
坂本龍一/Tong Poo

会は第一部から第四部に分かれていますが、そのうち三つの部に出番があることになるので、途中気が抜けません。長丁場の会ですがなんだか短く感じました。

ギロックは、楽譜がかさばるので譜めくりが悩ましく…
コピー譜を工作してあぁでもないこうでもないってやってたんだけど

結局譜めくりのところで失敗して、大穴あけたのは私です(o_o;;

けれどもそこを除けばなんかノリよく楽しく進行したのでよろしいでしょう ということで昨日の録音を記念に貼ってあります↑

ピアノは二台ともヤマハで、いずれもちょっとくたびれた感じなんだけど、弾きにくくはなくて、ただ1stの側はキンキンカンカン硬く響くタイプ、2ndの側はこもるタイプでちょっとバランスは難しい。まぁまたどこかで弾きたいなと思ってます。

タイスは、だいぶ慣れてきたんでいい感じに吹きました。私のケンハモを初めて聞いた人もいたので「ピアニカすごいね!」(ピアニカは商標でしてこれは…)「ビブラートってどうやってるの?」とかいろいろ反応ありました。音程を作る必要もなく気軽に思いどおりの表現ができる楽器であることをご説明して普及に努めましたw

Tong Pooは、ぜんぜん練習間に合ってなくて音がちゃんと並んでない状態ですがその中で曲の(編曲の)魅力が伝わるようにせいいっぱい弾きました。いちおう録音貼ってあります。特に中間部、わけわかめなのでカットのままいこうかとギリギリまで思ってたのですが、弾いているうちになんかここもイイかも、と思えてきて弾けてないまま復活させました。まぁそのうちまたどこかで弾きます。

傷だらけですがなんかいい感じの編曲だと興味をもってくれた人はいたらしいのでよかったです。

坂本龍一が晩年に弾いたものを楽譜にして公式が売ってくれてます

聞くほうももりだくさん充実してて、気になる曲がまた増えた。

三次会(マック)まで流れてピアノの話やピアノじゃない話がいっぱいできてよかったです。



誰かこういうタイプの楽譜を自動で1stのみ楽譜に加工してくれるソフトとか作ってくれんかねぇ


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「指揮棒」は楽器なのか!?

2024年08月16日 | ピアノ
本は、気になったものを密林でぽちってしまうことが多いけれど、やっぱりリアル本屋さんで「ふと手にとる」という出会いも大切にしたいものだ。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←知ってる楽器の知らない歴史

とかなんとかいって、まぁまた不要な本を衝動買いしてしまったわけなのですが、
「50の名器とアイテムで知る 図説 楽器の歴史」


…家に帰ってあちこち読んでみると、不要といえば不要かもしれないけどこれはうちに一冊あってよい本だと思いました。

楽器のそれぞれについて、その特徴や歴史をまとめた本で、「ヴァイオリン」や「フルート」など誰でも知っている楽器から、「グラスハーモニカ」や「ハルモニウム」「オンドマルトノ」のようなあまり知名度の高くない楽器や、「カスタネット」「チャイム」のようなかわいらしい楽器までが同じレベルで項目立てされている。

「ワーグナーチューバ」って何? と思ったら、ワーグナーさんが作らせた楽器で、フレンチホルンとチューバの中間のようなものだそうだ。構想20年。ワーグナーのほかには、ブルックナー、リヒャルト・シュトラウスがこの楽器を使っているとか。

しかし、そのような元々知らなかった楽器について読んでも「へぇ」くらいの感想になりがちなところ、むしろなんとなく知っていると思っている楽器について読むと「そうなの!?」と驚きがあったりしておもしろい。まぁ、知っている楽器であっても歴史についてはあまり知らないもので、当然といえば当然。

「ハルモニウム」という項目があって、名前だけ見ると「知らない」と思ってしまうけれどこれはリードオルガンのことだった。パイプオルガンは大層な、大がかりのものになるけれどハルモニウムはリード楽器で、コンパクトな楽器になるため家庭向きとしてもよく用いられた。ハルモニウムという名前は、優れたリードオルガンを開発したドゥバンという人が名付けた商標なので、この本の項目立てとしては「リードオルガン」としておくほうがよかったようにも思うのだけれど。ハーモニカやアコーディオンについても同じ項目で扱われているのだから。

ところで、別の意味でびっくりする項目が「指揮棒」。指揮棒って楽器なのかっていうと音が出るわけじゃないから楽器ではないと思うけど、同じ音楽シーン(オーケストラなど)で用いられるものではあるし、いろんな楽器に歴史があるように指揮棒にも歴史があるわけだからなるほどこうやって紹介しておくのは悪くないのでしょう。

指揮というか、誰かが代表して合図を出すようなことは、アンサンブル上で必然なので古くから行われていて、しかし歌うなど自分が演奏する片手間で指揮をする場合は手を振るとかして(指揮棒のようなアイテムなしで)合図するだろう。それが、明確にリーダーを示す目的で「杖」が使われるようになったりして(中世後期~)…え? 杖ってあの、リュリさんが足に打ち下ろしちゃって怪我したやつ?? と思ってしまうが、初期のそれはほんとに飾りというかこの人がリーダーですよ、ってだけで、杖を持った手とは逆の手で指揮をしていたりしたらしい。

いずれにせよ、指揮の方法に決まったものはなかったんだけど、だんだん曲がややこしく多声的になると誰かがリーダーシップをとる必要性も増してきて(中略)、指揮棒がまだ珍しかったころに指揮棒を活用したのがメンデルスゾーンさんだったり…当初は演奏家から反発もあったがだんだん指揮棒を使うほうが当たり前になっていったとか。ちなみにメンデルスゾーンはフレンドリーなタイプのリーダーシップを発揮する人で、楽団員に対して親切で優しいとの評判だったので、指揮棒を使う指揮法が独裁的であるというわけではない。

19世紀後半には指揮棒を使う指揮が定着し、また楽譜に対する指揮者の解釈が重要だという考え方も出てきて
(「指揮者は漕ぎ手ではなく水先案内人だ」by フランツ・リスト)
ワーグナーは、細かいところまで自分の考えを伝え入念なリハーサルを行い、テンポ、強弱、音質など細かく指示することが多かった。

このあたりで「指揮棒」については完成に至ったような気もするが、実はこの本の中で「指揮棒」の項目は8ページに渡っていて、ワーグナー登場したところでまだ2ページ丸々が残っている。この2ページで「スター指揮者の登場」→「録音技術の向上、均一化?」そして現代においてあえて指揮者なしで演奏するケースについて取り上げているところがおもしろい。

----- 本日の録音
坂本龍一/Tong Poo(練習)

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歌のレッスン(!)

2024年08月16日 | ピアノ
何をどう間違ったのか…歌のレッスンに行ってきました。

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歌といっても、いわゆる「声楽(「セントーネルコーレ♪」とか)」や「ボイトレ」的なものでなく、
ミュージカル俳優をやっている先生が、それぞれの人のよいところを引き出してよりよい表現をいっしょに探してくれる的なレッスンだと聞いて

それはケンハモやピアノにも効くやつじゃないか? と思って試しに。

自分の声は聞きたくないのだがそれはそれとして。

どんな曲を持っていったらいいかさっぱりわからなかったのだけど、
声質・音域・歌いやすさから自分に合っていると思った
「キャロットスープの歌」(谷山浩子)

「カントリーロード」(「耳をすませば」より)
を持っていきました。

キャロットスープのほうは、まず自分がどういう歌い方をする人なのか自己紹介的なチョイスで、本命(思い入れがある曲)は「カントリーロード」です。なぜカントリーロードに思い入れがあるのかというと…中学受験ブログから読んでいる方はもしかしたら覚えているかもしれない(→「入試会場に消えていく背中」)

あと、先生はその人の「得意」を生かして全体として魅力ある演奏になるように、小芝居をつけたり、弾き語りをしたりといったことも総合的に考えてくれているそうなので、じゃ、私も得意のものを持っていこうかと

歌のレッスンに行くのにケンハモを持っていきました(笑) 楽譜も、いちおう「涙そうそう」「見上げてごらん夜の星を」などいくつか持参。

レッスンでは、最初に「キャロットスープ」からやりました。かわいい楽しい歌で、自己紹介的にはよかったと思いますが、特に深みというか表現の幅というのも少ないので(子供の歌ですし)、ちょっと声の出し方(方向?)とか変化のつけ方についてアドバイスもらってやってみて終わりになり、じゃ後半は「涙そうそう」やってみませんかという話になりました。

「得意のケンハモ持ってきたんでこちらから聞いてもらっていいですか」

そこで先生の伴奏でケンハモ「涙そうそう」を聞いてもらうと先生めっちゃ感動して「いい!! 素晴らしいですね。これ取り入れましょう、一番は歌で二番はケンハモとかどうでしょう」

楽譜がケンハモ用で、歌詞がなかったので検索してスマホ見ながらいろいろ試して
前奏、間奏、二番、コーダ
をケンハモで吹く形にすることに。

二番を吹くとき、歌詞を見ながらケンハモ吹いてみたところ、先生が「今すごく歌詞が伝わってきました、ケンハモで…うるっとくるくらい」

歌詞を見ながらケンハモ吹くのって(ピアニカの魔術師ミッチュリーさんからの直伝)難しいです。歌詞を考えると鍵盤がお留守になって違う音を鳴らしたり…いろいろありましたが、うまくいったところは我ながらうまくいったと思います。「涙そうそう」は、メロディーがもう隅々まで染みついているのでかろうじてできることですが、やはり歌詞もちゃんと覚えていればもっとうまくできるでしょう。

結果的に、歌詞をつけて歌うことと、歌詞を意識してケンハモを吹くことを複合的にレッスンしてもらった感じで、とてもよい経験になりました。

そういえばカントリーロード…歌いませんでしたが、まぁよかったかも? あれあまり入れ込んで(表現考えて)歌うと泣いちゃうかもしれなくて、いや泣くような曲じゃないんで(一般的には)、ちょっと変な具合になるかもしれませんからね。


「おいしくおいしく~にこめばにこめば~」

----- 今日の録音
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ケンハモたくさん吹けて幸せです

2024年08月13日 | ピアノ
shigさんちに遊びにいったのはずいぶん久しぶりだったので(会うのは久しぶりではない)

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「最近どう?」みたいなことを聞かれたのですが
そういえばもっとちょくちょく会っていたころと今を比べて、ピアノ楽しく弾いてるってことについては特に変わるところがないというか…
最も違う点はどこかといえば…

ということで
「ピアノの会にちょくちょくケンハモを持ち込んではいろんな人に伴奏してもらって幸せです」
と答えました。

私にとって、いちばん気軽にできるアンサンブルであり、かつ、自由にやりたいことができるアンサンブルでもあります。
気軽にできる、というのは、ほとんど準備がいらないということで
(ピアノだったら、そんなに難しくないものでも練習にめっちゃ時間がかかる)

自由にできる、というのは、こういう表現がしたいと思えばだいたいそのとおりにできるということです。
(ピアノだったら、こうしたいと思ってもなかなかそのようにできなかったりする)

つまり最近は、機会があるたびにお願いして伴奏してもらってる状態なので、当然ですがshigさんちにもケンハモを持ち込みました。

編曲の対象楽器として考えていたのはアンデスなので、アンデスを持っていくこともちょっと考えたのですが
いやいや、ケンハモでも音の具合を確かめるくらいはできるし、アンサンブルしてもらうには断然ケンハモだからな~って感じで

ケンハモを持ち込むだけではなくて、楽譜もマサさんシリーズ二冊

持ち込んで、片端から合わせていきました。

異邦人
ウィスキーが、お好きでしょ
コーヒールンバ
SWEET MEMORIES
私を泣かせてください
アメイジンググレイス
スカボローフェア
星に願いを
いい日旅立ち
見上げてごらん夜の星を
涙そうそう
君をのせて

Kawaさんとのアンサンブルは「楽譜を前提としない」ものでしたが、shigさんとのアンサンブルは、楽譜にある編曲ベースです。
それは、自由度が少ないということではなくて、私にとっては、むしろ安心して好きなことができるという感じです。

shigさんにとっては全部初見ですが、それなりに弾いてもらって、ちゃんと噛み合っていて、とても楽しいアンサンブルでした。

すっかり味をしめたので、またいろんな人に無茶ぶりしていこうと思います(^^)


お気に入りの二冊
マサさんの 鍵盤ハーモニカの極意 バロックからポピュラーまで
マサさんの もっと楽しむ 鍵盤ハーモニカ

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