弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

命日ー16回忌ー標

2018-11-03 16:41:25 | 思考
今日は父の16回忌。
父が単身赴任したのは15の頃からだったから、日常的に父が家にいないのは私の人生の半分以上になる。

色々と思うことはあったが、去年との一番の変化は問いの変化だ。
墓に行く途中にカップルや家族連れに遭遇して嫌な気持ちになり自分の病状もよくならなくーいや、父が死んでいなかったら発症しなかっただろうー将来も定まらない。
そんななか、去年、頭の中を閉めていた呪詛めいた問いは、

何故、生きている?(どうして自殺しないのか

だった。

だが、今年は少し違ったようだ。

どうして死ぬ?(死んだらどうなるのかも含めた

父は不動産などの遺産も残したが、一番の置き土産はこの問いだったはずだ。
私の漠然とした空虚感に形を与えた問い。

回り回ったがようやくこの問いに戻ってこれた。それを研究出来る環境に身を置けることになった。

・・いずれ死ぬ。確実に。
だがまだその時ではないようだ、

死によって諸々が終わる(厳密に言えば何が終わるかはわからない
だが、終わるということ、そのことに導かれてもいる。
死というものがなかったらこの問いそのものが成り立たないからだ。

それを確認しただけで、今回は十分だ。


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