弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

孤独な闘いー精神疾患持ちの大学院生活@哲学系

2019-10-19 22:49:57 | メンタル
一回しか会ったことがないが、統合失調感情障害持ちの知り合い(おそらく、6-7年前にSNSで知り合った)で、哲学やっている修士二年の人がが入院するらしい。

自分とは病名も症状も全然違うけど、やはり、精神的に滅入ってくるのだろう。

まあ、その人は色々教育関係の仕事に就いたけど、結局辞めて哲学の道に進んだ人だから職歴はある。辞めた理由が病気の成果は分からないが自分とは違って真っ当な職業に実際に就こうとしたことは偉いと思う。

(自分は20代後半は本当に混乱していて、結局、何にも身にならなかった)

その人は世間的・学歴的には優秀だろう。ただ、やはり、文系の文献研究系って本当に優秀な人は沢山いる。
彼の研究室の環境は全く知らないが、精神的に堪える部分は沢山あったのだと思う。

まあ、他人の話はさておき。
秋に病状は酷くなったが、自分は何とか入院や点滴抜きでやり過ごせそう。論文の締め切りに間に合うかは分からないが。
彼とは違って、自分は特殊な哲学をやっていて、研究室でも思ったよりうまく立ち振る舞えていると思うが、やはり精神的な厳しさを感じる。

一言でいえば、孤独。
研究室の人と全くコミュニケーションがないわけではない。ただ、元が社交的、というか他人と何かをするのを好む自分にとっては過酷。
文献に立ち向かうのは孤独な作業(自分の研究分野が特殊な哲学のさらに特殊な領域であるという要素はあるけど、哲学系のなかには勉強会とか読書会でコミュニケーションの機会がある人はいる)。
議論といってもほぼゼミ発表の時だけ。
勿論、執筆も孤独な作業。

何というか、諸々の事情で大学院を選択したけど(過去ログに沢山書いている)、こんなに一人だとは思わなかった。
研究室もまとまりが全くない。イベントがあるのは学期初めと学期終わりだけ。
他の人もなんか簡単に飲みに誘える感じじゃない。(というか、飲まない人が多い)

彼女とかできなくても友人くらいできると思っていたが、年齢離れているのもあるし、そもそもそんな機会がない。

・・・覚悟はしていたはずだけど、本当に堪える。これで東京の友人とLINEとかしてなかったら危なかったと思う。

自分はコミュニケーションを重んじるタイプだから孤独が苦痛になっているけど、冒頭の人や他の大学院生は分からない。
意外にテキストとずっと向き合って、一人で考え事して、一人で著述に励むのが苦痛でない人もいるのかもしれない。

他人は他人。でも、普通の人は好んでこういう道に進まないだろうな、ということは確信した。精神疾患持ちなら尚更。
しかし、あの人も自分も旧帝大の院試に受かるくらいの知能があることが仇となっている気もする。
自分には一応、この分野は自分がやらなければ、という使命感があるだけマシか。。。

明日も大学行かないと・・・




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