弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

幕間~足りなかったもの

2020-04-11 14:59:47 | 思考
近頃、登校も自粛要請があり、全然ペースがつかめない。
自分は実験系ではないので、幸い、研究できないという事態ではないが。世の大学院生は多かれ少なかれペースはくるっているだろう。
コロナ自体で世間に明るいムードなんてないしな。

で、どうしても論文に向かえず、古いアニメをprime videoで見ていた。
泣きアニメだが昔は泣かなかったのが今響いた。単純に涙腺が緩くなっただけかもしれないが。

一昨日はどうしても学振の初稿を仕上げないとと思って、エナジードリンク数本、コーヒー、バナナ、心臓に負担がかかるので救心を飲んで短時間で集中してできた。
ここまでして、自分は何をやっているんだろうと、久々に思った。

昨年度から、忘れてはやってくる課題。不安症状を嘆く暇もない社会不安的な場面。
なかなか安定しない鬱症状と気分の起伏。

・・研究室では自分が障害年金をもらっていることなど言っていない。でも、今までの友人で親しい人には言っている。
大概、いい顔はしないが。
障害年金と短時間のアルバイト、障碍者就職でで自分に負担をかけずに定年まで過ごすことは出来たかもしれない。
でも自分は障害年金のお金も根気も、病状の安定も捨てて、わずかな可能性であるアカデミックな道に賭けた。

それは自分自身の決断。病状が混乱してなかなか前に進めなかった20代後半を乗り越えるための。
でも、周りからは大概、そんな重くない決断だとみられる。自分がやりたいことをやっているだけ、と。

アニメを見て、そうか、自分は認めてほしかったんだ。そう、気づいた。
障碍者採用も大変だろうけど、もっと先行き不安定で自分の能力と努力が試されるこの道を選んだこと。
18からの悲惨な記憶と、20代後半で何度も死ぬべきだと思ったが、こらえてきたこと。
電気けいれん療法まで受けて、それでも寛解しなく、それでも低きに流れなかったこと。

今もどんよりとしながらも、こらえていること。
結果が重視される世界だけど、その過程を。

そう。今までの人生を踏まえたうえで、心から認めてほしい。褒めてほしい。
常に頑張れているわけじゃないけど、今ここにいる自分を。

自分で自分を認められればいい。褒めてあげられればいい。
そう思ってたけど、やっぱり、誰かに認めてほしいんだ。負担がずっとかかっても、折れていない自分を。

アニメを見てそれに気づいたんだけど、まあ、どうしようもないよね。
この歳で褒めてほしいと言っても、もう子どもじゃないはず。
でも、多分、まだ子供なんだろう。ピエロみたいに大人ぶっていても。

(いわゆる毒親で、幼少時から褒めてもらえなかったという訳ではない。18から廻り回って、苦しくて、今ここにいることを認めてほしいんだな)


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