break down3

色々書いてきて疲れたけど、
今一番悲しいことは、一般就労が叶わないことでも障害者採用に行く気になれないことでもない。ましてや、父をあんな形で無くしたことでも、自分がこういう社会的身分にいることでもない。

ただただ悲しいことは、

昔興味を持てたことに興味を持てず、面白いと思えたことを面白いと思えないこと。

それだけ。逆に言えば、それだけ取り戻せれば、何とでもなる。他者にいかに評価されようが叶わない。

前の日記で、
不真面目な人間だ
ということは書いたが、知的好奇心も強く、他の人が不真面目になるところに真面目になれる。
そのことが美徳であった。
そしてそれは今も友人付き合いをしてくれている人達も評価してくれていること。

そして、その人達にも、
40までに博士を出る
と宣言した。

ならば、何故焦っているのか。まだ数年あるではないか。
今すべき本当のことは、焦って研究する内容を決めることでは決してない。
知的好奇心ーそれはある程度病状に左右されるとはいえーの回復だろう。それが全ての源だ。

・・世界が崩壊し世界が再構築されるあの瞬間。
その刹那のために生きよう。

そしてそれが叶わない暁には、もう一度世界を強制的・人為的かつ究極手段でもって、再構築する。
具体的には、35の春にもう一度mECTを受ける。
それでも諸々が無理ならば、その時には終わらせよう。
だけど、今考えることはそれではない。

どうしたら、この小さな灯火を大火にすることが出来るのか。
そのことだけ考えよう。

break down2

父は雑草根性の塊みたいな人だった。
田舎の高校から一橋大学に進学し大手生命保険会社に就職。
ずっと、資格の勉強を続けて、不動産鑑定士も何回も落ちても、働きながら最終的には合格。
当時は治療が困難だったC型肝炎が発覚し、身体は衰弱していき、腹水でぼよぼよで、腹水から体液が漏れていても単身赴任先で仕事に行こうとして、入院。没する。

そんな父に期待をかけられ、有名中高一貫男子校に進学し、ローンと治療費で苦しんでいるなか、沢山お金もかけてもらった。

父は母に暴力を振るう時もあったけど、自分に暴力を振るったことはほとんどない。
そして、母にも愛され、大した勉強もせず、ほとんど予備校の校舎トップの成績で東大も合格確実と言われていて、

本番、メンタルの弱さで失敗して、、早慶蹴って二浪して、以来撃沈。転落人生。

それは自分よりも頭のいい人なんか沢山いたし、今もごまんといる。
そして、東大も国内では確かにトップだけど、海外に視点を移せば、東大より優秀な大学は沢山ある。つまり、自分でよりワールドワイドで活躍出来る人材なんて沢山いる。

それでも、、、

父があんな亡くなり方をせずに、いや、そもそも注射針の使い回しで肝炎にかかることもなければ、
自分も障害など背負わずにきっとそれなりの企業や官公庁でそれなりにやっていけただろう。

それなのに、
父も自分も望んでいない中小企業で障害者採用で、お情けの雇用ですか。

一体、何のために父はあんなに頑張ったのか、馬鹿馬鹿しいにも程がある。

自分が発病の素因を持って生まれたのには間違いない。選択肢を誤った部分もあるだろう。
でも、自分はともあれ、

彼岸も死後の存在もなくても、
あまりに馬鹿馬鹿しいではないか。
自分が見下されることは、父の生涯も何であったのかということになる。

だからと言って、誰にも釈明も弁解も出来ない。労働力としてまともにカウントされないことに過去の事情を言って、
父は立派で私も昔は有能でした。それが少しの歯車の違いでこうなったんですよ。だから、見下さないで下さいね。
なんてことはあり得ない。

プライドが許さない。そしてそのプライドが何も生まないならば、そのプライドで自分を殺すべきだ。それさえも何も生まなくても、周りから、
彼は耐えきれなかった
と示すことにはなる。それはある意味では尊厳ですらある。自分にとっては。

ただし、それを示したと確認することも出来ない。私はその時にはいないのだから。
多分、それが今生きている大きな理由。

自分で自分を殺せないなら、他者の記憶からフェードアウトするしかないのだが、、その術を持たない。

break down１

色々な所を調べて、色々な所に行って、無駄に出費だけして、徒労感と焦燥感だけ募って・・・何かに継続的かつ意欲的に取り組めず、

一体、自分は何をやっているんだ。

と自己嫌悪に陥って、果てには、

もういいんじゃないかと思うことが増えてきた。
主に大学院の方面で。

でも、じゃあ、

まともな職歴もなく、１日でまともに活動出来る時間が少ないのに、
今からクローズドで正社員目指すかと言ったらそれも無理。

それでは、
薄給でお荷物扱いされながら（※少なくとも自分はそうと感じながら→２に続く捨て去って、やりがいがない仕事を続けていきますか

と）オープンにして、障害者採用目指すのか。

と言ったら、それもまた無理そうで。
主に自尊心の関係で。

障害者同士でお見合いパーティーみたいなのがあるらしいが、じゃあ、そういう場で、

この人と一緒にいるためなら、プライドも何もかも捨て去ってやりがいのない仕事を続けていきますか（少なくとも自分はそうと感じながら→２に続く）、子どもを産み育てることも出来ないのに。

と言われればそれもノーで。

じゃあ、何もしないで障害年金だけでのうのうと生きていきますか
と言われれば、またしてもノー。

あれも嫌これも嫌ならば、死ぬしかないと思った。
他の人みたいに真面目に頑張って、嫌でも社会に適合して、分相応な希望で生きていく
なんて自分には出来ない。
病気がどうのもあるし、こんなこと考えている時点で病気なのかもしれないけど、
根本的に不真面目だわ。

不真面目でも面白いこと見つけて、気張らず、持ち前の能力と明るさで、社会に適合することは出来ていた。病前は。
でも、もう能力も明るさもない。
そして、何をやっていても等しくつまらない（→３）

そして、いつかは必ず死んで、天国も地獄もなく、来世などもないならば、

もう終わりにしてもいいかもしれない。

そう思う。