本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

ゴールデンスランバー【映画】

2010年02月03日 | 【映画】
楽しみに待っていた本作。

原作を読み、相方はあんまりだったようだけど、
あたしは結構好きだったから、
実績のある中村義洋&斉藤和義コンビで映画化が決まった時は、不安よりも期待の方が大きかったんです。


結果。

面白かったです。

結構原作をいじってあったけど
(そりゃそうだ、あの量を2時間には出来ないと思う。)
初見の気分で見たら全然違和感なかったし、
深く突っ込まなければ、そこそこ楽しんで見れると思う。


しかしながら、
やっぱり2時間じゃ足りないねー。


堺雅人は体育会系な匂いが全くしないのに走り方はしっかりしてた、と相方。
舞台人だもんね。その辺は体育会系だよね、きっと。
売れる前に見とけばよかったなー、東京オレンジ。
他のキャストも良い。濱田岳はハズさないし、個人的には吉岡の出演が嬉しかった。
でも相武紗希だけは、あんなにメインの意味あったか疑問。


原作では、主人公を追い詰める力がもっともっと強大で、
これに嵌められる一般人の絶望感がうまく出ていたんだけど、
そこらへんは、映画はあっさりとした感じだったので、
逃亡劇もあまり激しくなかったように感じられたかも。

権力に押しつぶされながらも、
必死で立ち向かう小さな力が、
人の信頼と共に、大きく、強く、なっていく様子が、
このストーリーの見どころかなとも思ってたので。


・・・実を言うと、それがちょこっと物足りなくて、
あたしは寂しかったんだよなぁ。
でもこれは絶対、上映時間のモンダイだと思う。
2時間では無理だ、という予想はちょっと当たり。
連ドラが無難だったんじゃないか・・・という意見は、まぁ置いといて。


でも、そこを含めても、あの原作をかなりうまくまとめていたし、
相方は原作よりも良かったんじゃないと言っていたので、
多分、初見の人は十分楽しめるはず。

オススメです。

もっと言うなら、原作 伊坂幸太郎+監督 中村義洋のコンビは、
恐らく、もうハズさないと思います。
3本成功したからもう大丈夫だね、うん。
今後もきっとあるんだろうから、楽しみにしたいと思います。




一旦落ち着いた伊坂作品の映画化。

まだきっとあるんだろうなぁ。
作品が増えるにつれて東野圭吾のようになるのでは、と勝手に予想。


願わくば、
せっかくのメディアミックスが失敗に終わらないよう、
頑張ってほしいものです。

まぁ、伊坂作品に限らないんだけどね。


今度、東野圭吾作品と、伊坂作品の見てないのを見て、勝手にランキングしてみたいと思います。ふふふ。



観客は、無責任に言いたい放題なのだ(笑)。