昔、「ロック・ユー」という映画を見て
ヒース・レジャーが好きだと言ってた友人が居ました。
ヒースが「ダーク・ナイト」で注目された時、
友人の先見の明に感動しました。
その後、急死のニュースにショックを受けました。
そんな、ヒース・レジャーの遺作。
正直なところ、かなり単館系の印象だったので、
本来、日本では全国公開されなかったんじゃないだろうか。
ヒースが亡くならなければ。
もしくは、
ヒースの遺志を継いで、
ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが出演しなければ。
そう考えると、結果的には多くの人の目に触れて
よかったかなとは思います。
でも、ヒース・レジャーには生きていて欲しかったけど。
前置きが長くなりましたが(いつも)。
テリー・ギリアム作品は、気にはなるけど足を運ぶまでには至らないことが多く、
実は今回初めて見ました。
何と言うか・・・いい感じにアクの強い監督ですね。
でも、独特の世界観もわりと万人向けだし、キライじゃないです。話もシンプルだし。
悪魔と取引して不死になったおじいちゃんの、
昔の過ちに振り回される娘、そして巻き込まれる詐欺師の話ですが、
ストーリーはわりとシンプルなので、
現実と非現実が、鏡を境界にして行ったり来たりしても、
それこそ人が変わっても、
めまぐるしいけど、それほど混乱せずに見れました。構成がうまかったんだと思います。
個人的には、
コリン・ファレルのハマリっぷりに大爆笑。
風貌は一番合ってない、どの面下げてヒース・レジャーと同一人物だ、おい。とか思ってたんですけど、
蓋を開けてみれば、誰よりも最適な場面に起用されてました。
わははは。痛快。やっぱりあたしは、ビーストが大嫌いだわ。
この映画は、好き嫌いがかなり分かれると思うので、
多くの人にお勧めはしませんが、
それでもヒースの雄姿は存分に楽しめるので、
それ目当てでも見る価値はあるのかなぁと思います。
でも正直、あたしはテリー・ギリアムにさほどハマらなかったので、
次回作以降は、ちょっと微妙です。
余談ですが、
主役のお姉ちゃんが可愛くて巨乳です。
それも一見の価値あり。
・・・何目線だよ。