観自在

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紀伊の旅

2009-02-15 00:01:28 | 旅行
 07年のちょうど今頃(2月16~18日)、長年行きたいと思っていた熊野を訪ねました。
仕事が終わってから東京駅に駆けつけ、17:36発のひかり383号で名古屋まで行き、19:45発ワイドビュー南紀7号で新宮に着いたのは22:53。その夜はビジネスホテルに泊まり、翌朝、徒歩で神倉神社へ行きました。仕事が終わってからでも紀伊半島の先まで行けるのは驚きでした。
 熊野へ行くにあたっては、知人から情報を仕入れ、三山よりも神倉神社がよかったという情報を得ていました。住宅街を過ぎると、小高い山の頂に大きな岩倉が見え、その偉容に期待が高まりました。山道を登り、岩倉の直下に立つ社を拝み、眼下に広がる町並みを見下ろすのは何とも愉快なものでした(写真)。ホテルに戻って、小さなロビーで朝食を取りました。テレビは、その日行われる藤原紀香さんの結婚式の話題で持ちきりでした。
 この日は、熊野速玉神社、本宮大社を参拝しました。エメラルド色の川に沿ってバスで行った本宮は、実際以上に秘境のような気がしました。新宮で食べたさんま寿司は美味でした。夕方、JRで紀伊勝浦まで行き、港にある足湯で暖まった後、竹原という有名店でまぐろ料理を肴に地酒を堪能し、忘帰洞で有名なホテル浦島に宿泊しました。港の桟橋から船で行くホテルです。ここは私の行った温泉の中でも、風呂の素晴らしさ、多彩さではダントツでした。私はあそこほど素晴らしい風呂に入ったことがありません。また是非行きたいと思います。朝食付き6450円で、ツインルームを占領できたのも満足でした。一人ではもったいない部屋でした。ホテルでは中国か韓国からの旅行者が多いのが印象に残りました。
 翌日はJR紀伊勝浦から那智に出た後、那智大社を目指してひたすら歩きました。具体的には、浜の宮王子、補陀洛山寺、まんだらの道、市野々王子、多富気王子、大門坂、熊野那智大社、那智山青岸渡寺、大滝などが見所でした。那智大社では牛王護符を手に入れ、三山の護符を揃えることができました。古道のごく一部しか歩いていませんが、雰囲気は堪能できたと思います。今度は白浜あたりに泊まって、古道をしっかりと歩きたいと思いますが、実現できるでしょうか。
 熊野古道は、私の行ってみたい場所の最後の地でした。あれ以来、あそこに行ってみたいという場所がありません。私の旅は行き場を失っています。気になっているのは屋久島くらいでしょうか。


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