観自在

身辺雑感を気ままに書き込んでいます。日記ではなく、随筆風にと心がけています。気になったら是非メールください!

平原綾香は大菩薩である

2015-01-24 08:06:00 | オーディオ・音楽
 平岡正明氏の著作に『山口百恵は菩薩である』という本がありました。私は読んでいませんし、同時代ながら、それほどのファンでもなかったので、「山口百恵は菩薩である」と言われても、そうかな……という感じでした。
 最近、スピーカーを買い替えたのを機に、過去のCDを聞き直しています。その中で、一番気に入っているのが、平原綾香さんです。先日、NHKのカバーという番組に出演されているのを見て感動しました。司会のリリー・フランキー氏は「包容力」という言葉を繰り返していましたし、夏葉さんに至っては「メロディー」という曲を聴いて、本当に泣いていらっしゃいました。生で聴いたら、きっとそうなるのだろうと思いました。父上がサックスで伴奏されていたので、平原綾香さんもいつも以上に力が入っていたのかもしれません。
 天に向かって訴えるような歌いっぷりは、もう神がかっているというしかないでしょう。かつて、銀座の銀巴里で三輪明宏氏の歌を聴いたときのことを思い出しました。三輪氏は間違いなくカリスマ的存在ですが、もう歌という領域を超えたステージだったと思います。好き嫌いはあるにしても、演劇を見ているような錯覚を覚えました。「濃い」というのは、良くも悪くもあのようなことを言うのだろうと思いました。平原さんにも同じような印象を持ちました。
 私は「平原綾香は大菩薩である」と言いたい。大乗仏教では、人を助けようという気持ちを持って行動する人は、誰でも菩薩になれます。その菩薩の中でも「観音菩薩」「勢至菩薩」「普賢菩薩」など、メジャーな菩薩を特に「大菩薩」と言うようです。平原さんは、大菩薩であると思います。Jポップとか歌謡曲とかいう範疇を飛び出して、多くの人が彼女の歌に癒されているでしょう。同じ時代に生まれてきてよかったと思うのは、小比類巻かおるさんと平原さんです。
 今日放映された「サワコの朝」という番組に徳永英明氏が出演され、最後に話していらっしゃいましたが、東京オリンピックの開会式か閉会式で、平原さんが歌いたいとおっしゃっていると聞きました。もちろん、徳永氏も歌いたいということで、一緒に「ジュピター」を歌おうみたいなノリになっていました。これは是非実現してほしいなあ。世界中に向けてお2人の歌を発信してほしいと切に希望します。
 さて、相変わらず、中古CDしか買わない私ですが、平原さんのベスト盤といえば何でしょうか? ファンの方にぜひご教示を賜れればと思います。ご本人から自薦というのはないでしょうねえ。成りすましはご遠慮ください。でも、それも面白いか!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿