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あみの3ブログ

津城@三重県津市丸の内 2022年8月18日

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津城は、織田信長の弟信包によって築城された。信包は信長が伊勢へ勢力を伸ばしてきたとき、長野氏の養子に入ったものである。天正8年(1580)には五層の天守閣が完成し、当時柳山付近が中心であった津の町から町家や寺院が移され城下町が作られた。その後、冨田氏が城主となり、慶長5年(1600)関ヶ原の戦いのとき西軍の攻撃を受け、城・城下とも戦火を受けた。 
 慶長13年(1608)藤堂高虎が伊予今治から移ってくると、城に大改修を加え城下町を整備した。本丸を広げ、石垣を高くして北側の石垣に隅櫓を築き、堀も整備したが、天守閣は再建されなかった。津城は典型的な平城で、堀が「回」の字形に二重に巡っている輪郭式または囲郭式と言われる形の城である。
 城下町は、城を中心に北・西・南側に武家屋敷、東側に町家が置かれた。街はずれを通っていた伊勢街道を城下に引き入れ、町の発展を図った。また、堀川を掘り、東側の守りとしたが、物資の運搬にも利用され商業の発展に役立てられた。さらに堀川の外側には寺院を配置し、万一の場合に備えた。津市教育委員会、、、現地説明板より

場所は三重県津市丸の内
津市役所や津警察署などがある津市中心部。
大型の駐車場としては城の西側に「津市役所駐車場」が、東側には「津市営お城東駐車場」がある。
自分は目の前が模擬櫓という好立地にある「津市営お城東駐車場」(三重県津市丸之内32−28)を利用しました。


再建された丑寅櫓
昭和33年模擬三層櫓を東鉄門虎口石垣上に建設



現在丑寅櫓が建っている場所は、もともと東鉄門枡形だった。
津城本丸の東側に位置する虎口で、外門の東黒門、内門の東鉄門から成る枡形(虎口)であった。両門の間で通路は左右に折れ、周囲には多門(聞)櫓を巡らせた厳重な構造であった。東黒門は上部をすかしとした門扉を持つ高麗門であり、東鉄門は鉄板梁の門扉を持つ櫓門であった。それぞれの門内に番所を設けて通行人を監視していた。、、、現地説明板より



垂直に切り立つ東黒門北側石垣上から、下に見えるのが津市営お城東駐車場



模擬多門(聞)城壁



太鼓櫓石垣
東黒門南側にあって、本丸東面を囲んでいる石垣。現在の歩道は当時の内堀。
東側から城内に入るには、外堀から橋を渡り二の丸に入り、有造館曲輪から土橋で東の丸に渡り、さらに土橋を渡って東黒門に至るという複雑で厳重な構造だった。



月見櫓石垣
本丸南東隅に建てられた櫓で、現在歩道になっているところは当時内堀だった





本丸跡


本丸跡に建つ「藤堂高虎公騎馬像」



本丸南西隅に建つ天守台跡



天守台石垣西側




西鉄門虎口
西の丸から本丸に至る入り口で、土橋と枡形を組み合わせた虎口であった。枡形は外門の西黒門、内門の西鉄門から成り、西黒門の脇には二重の伊賀櫓を上げ、周囲には多門(聞)櫓を巡らせた厳重な構造であった。土橋は両側に土塀を掛けた特異なもので、外側に桜門を設けることで、二重の枡形を構成していた。、、、現地説明板より



西鉄門石垣



土橋と桜門石垣
内堀北側




高山(こうざん)神社
藩祖藤堂高虎公を祀った神社で、明治9年本丸跡に創建されたが後に内堀を埋め立てた本丸西側に移動現在に至る。(スタンプラリースタンプ設置場所)




僅かに遺る内堀南側
写真右手が埋め立てられた場所で現在遊歩道と高山神社が建っている。
写真正面は本丸
同左は伊賀櫓から土橋



西の丸、内堀南側石垣に2種類の積み方の違いが見える



西の丸南面



西の丸、西側
写真左手方向が現在の市役所



戌亥櫓石垣、西鉄門土橋より
本丸北西隅櫓で北多門(聞)櫓の西側に接続する



戌亥櫓石垣の犬走
西鉄門土橋より



本丸北西隅ある戌亥櫓の内側石積み




内堀北側高石垣と北多門(聞)櫓跡
津城本丸の北側を守備する多門(聞)櫓である。東側に丑寅櫓、西側に戌亥櫓を接続し、桁行(長さ)約四十七間半(約86m)、梁間(幅)三間(約5.4m)という長大なものであった。内部は三間(約5.4m)ごとに16室に区画され、有事の際は防御の拠点となるほか、平治は物資の貯蔵に供されていたと考えられる。津城は同様の多門(聞)櫓で本丸のほぼ全周が囲まれており、連続的かつ堅固な防御体制であった。




丑寅櫓石垣
北多門(聞)櫓の東側に接続していた、本丸北東隅櫓。
堀北側は途中から埋め立てられており、丑寅櫓石垣前は公園となっている。



同東面
市営駐車場側歩道は当時内堀東側でした。



同角石の算木積み



刻印石








【津城】
《藤堂高虎流の縄張り術の粋が凝らされた城》

名称(別名);つじょう(安濃津城)
所在地;三重県津市丸の内5-1
城地種類;平城
築城年代;元亀~天正年間(1570~92)
築城者;織田信包
主な城主;織田氏、藤堂高虎
文化財区分;県指定史跡
近年の主な復元等;昭和33年模擬三層櫓を東鉄門虎口石垣上に建設
天守の現状、形態;なし

※出典、、、続日本100名城 公式ガイドブック・日本城郭協会監修(学研)
地図;







◆スタンプラリー・スタンプ
設置場所:高山神社
住所:津城内


◆御城印



販売所:津市観光協会津駅前観光案内所
住所:〒514-0009 三重県津市羽所町
営業時間:未調査


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