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あみの3ブログ

桑名城@三重県桑名市吉之丸 2022年8月18日

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慶長6年(1601)初代藩主本多忠勝によって着手され、約30年かけて建立された桑名城は、4重の堀を巡らす水城でした。本丸の後は現在九華公園と鎮国守公園となっています。公園内には、四重六層建ての天守閣が焼失後桑名城のシンボルとなった「辰巳櫓」跡、伊勢神戸城天守閣を移したと言われる「神戸櫓」跡などがあります。
桑名城は、揖斐川を利用した水城で、堀が四重に巡らされていました。一番内側は本丸を囲む堀、次は舟入門から現在の立教小学校辺りまでの堀、三番目は七里の渡しから現在の内堀公園辺りでほかの堀と交わる堀、一番外側は住吉浦から伝馬町を経て赤須賀まで大きく巡る堀でした。また、揖斐川は伊勢湾から潮が上がってくるため、堀の水にも干満があり、古地図にも、通常は七尺から八尺の深さでも「大潮たたえの時には深さ九尺」とあります。現在二の丸跡は大きく変わり、公園全体として堀が6割を占めています。、、、九華公園パンフレットより


場所は三重県桑名市吉之丸
ナビをセットすると、一方通行や細い路地がある住宅街の中を連れ回された挙句、マップの☆印の場所に誘導されましたが車を停めることができず、城址公園を二周して駐車場を探す羽目となりました。



駐車場はここです
【柿安コミュニティパーク駐車場】
〒511-0032 三重県桑名市吉之丸8
利用時間:午前9時から17時

公園の目の前に立地し、駅前から「八間通り」を通って「多門橋」を渡り、「本多忠勝公銅像」の隣という王道の駐車場。
問題は午前9時開店というところ。早朝から攻城するマニアにとって時間との闘いはいかんともしがたい。
裏技は城址公園隣の市民プール駐車場、、、、、、あとは想像にお任せします。


桑名城と言えば徳川四天王の本多忠勝、大坂夏の陣で助け出された徳川家康の孫娘千姫(豊臣秀頼の正室)と、忠勝の孫本多忠刻が出会ったのが「七里の渡し」であったと言われています。二人はその後姫路城城主とその正室となる。
更に時代は下り、幕末最後の城主となった桑名藩主松平定敬は実兄の会津藩主松平容保や一橋家徳川慶喜(第15代将軍)らと「一会桑」と呼ばれる幕府の中核として政局を主導しましたが、鳥羽伏見の戦いで敗れ「朝敵」となる憂き目を見ます。藩主松平定敬は江戸に行っており、藩主不在の桑名城では交戦か恭順かで激論となり、一旦は交戦となりましたが若手藩士らの抵抗で無血開城となりました。新政府軍は天守の代わりとして桑名城のシンボルとも言うべき「辰巳櫓」を焼いて開城の証としました。
さらに鳥羽伏見の戦いで負傷した将兵をかくまったことで新政府から徹底的に破城され、石垣ははぎとられ海上堤防の基礎として埋め立てられました。
なので、城址にはほとんど城郭遺構がみあたらず、堀と曲輪が残るのみです。



「鎮国守国神社」
交戦か恭順かで激論となり、鎮国守国神社の神饌で一旦は交戦に決した。



鎮国守国神社の奥に「桑名城天守台跡」があったそうですが見逃しました😿


四重六層建ての天守閣が焼失後、桑名城のシンボルとなった「辰巳櫓」跡



櫓の代わりに謎の大砲が設置展示してありますが、詳細は不明との事
これは「カノン砲」でしょうか?
幕末の黒船対策として主要港湾に「お台場」を建設して大砲(カノン砲等)を設置した  小浜藩のお台場の記事は→こちら



さすが水城、堀がでっかい
「吉之丸」に架かる朱塗りの橋と休憩所





二の丸石垣



管理棟脇に展示してある桑名城石垣






刻印石







番外編
パンフレット置き場に巣くう「ネコ城代」(個人の感想です)



本多忠勝公座像
これと同じ坐像は岡崎城にも有りますね。でもよく見ると岡崎城の忠勝公が手にしているのは「槍」、こちらは「太刀」でした。



桑名城跡で唯一明確な「石垣」
看板だけですが(-_-;)
何処にあるのかさっぱり分かりませんでした💦



忠勝公銅像の隣にある公園駐車場
【柿安コミュニティパーク駐車場】



その向かいにある「北門」
九華公園の北側入り口です。



残存石垣が見られる場所は「多聞橋」から下流揖斐川河口右岸です。
これを見逃したのでは桑名城を訪ねたとは言えませんね(;^ω^)(-_-;)💦

参考資料です
桑名市教育委員会作成パンフより→こちら




【桑名城】
名称(別名);くわなじょう(扇城、旭城)、かつて九華(くはな)城と呼ばれていたため城址公園を九華公園と命名したそうです。
所在地;三重県桑名市吉之丸
城地種類;平城
築城年代;文治2年(1186年)
築城者;桑名行綱
主な城主;天野景俊,一柳直盛,氏家行広,本多氏,(久松)松平氏,(久松)松平氏,(奥平)松平氏,(久松)松平氏
文化財区分;県指定史跡
近年の主な復元等;蟠龍櫓(外観復元)桑名城址九華公園
天守の現状、形態;石垣,郭,堀

※出典、、、
地図;




◆御城印とスタンプラリー、スタンプ



設置場所:桑名市物産観光案内所
住所:〒511-0079 三重県桑名市有楽町59
営業時間;9時~17時



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