山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

今日は正月事始めの煤払いとや

2018-12-13 23:10:50 | 文化・芸術
そういえば夕刻のTVニュースで
何処の寺だったか、煤払いの模様が紹介されていたが
しかし、我が身はといえば
今日と明日の二日は、何方様の思し召しか
煤払いどころか、自由も利かぬ缶詰状態にて
ああ、やるせなや、やるせなや…



―今月の購入本-2014年05月
◇ピーター・オトゥール「アラビアのロレンス-完全版」 DVD
◇山本昌代「文七殺し」 新潮文庫
◇山本昌代「江戸役者異聞」河出書房新社
◇杉浦日向子「百物語」 新潮文庫
◇森 鴎外「百物語」 Kindle版
◇中井正一「絵画の不安」Kindle版
◇中井正一「現代美学の危機と映画理論」Kindle版
◇中井正一「リズムの構造」Kindle版
◇中井正一「芸術の人間学的考察」Kindle版
◇中井正一「<見ること>の意味」Kindle版
◇北村透谷「内部生命論」Kindle版
◇北村透谷「北村透谷詩集」Kindle版
◇D.スペンダー「フェミニスト群像」勁草書房
◇杉浦日向子「百日紅 (上)」 ちくま文庫
◇杉浦日向子「百日紅 (下)」 ちくま文庫
◇篠原 匡「神山プロジェクト-未来の働き方を実験する」日経BP社
◇九鬼周造「<いき>の構造」Kindle版
◇吉川英治「三国志/私本太平記/鳴門秘帖/宮本武蔵 全巻」Kindle版
◇石原莞爾「最終戦争論・戦争史大観」Kindle版
◇中島 敦「山月記」Kindle版
◇坂口安吾「桜の森の満開の下」Kindle版
◇夏目漱石「夢十夜」Kindle版

<肥後浪曲>から<肥後琵琶>へ――

2018-12-13 02:27:55 | 文化・芸術
小沢昭一が自身の足で集めた労作「日本の放浪芸」は
’71年から’77年にかけて全4部作として順次発売されたという
然れば、私が全集を買い求め、ひととおり聴いていたのは’80年頃だろう。
そのなかで格別に心に留まったのが山鹿良之の琵琶弾き語りの世界であった。



但し、今でこそ山鹿良之と言えば<肥後琵琶>とされているが、
当時の放浪芸シリーズでは<肥後浪曲>と紹介されていたと記憶する。
三味線ではなく、琵琶による弾き語り、であったにも拘わらずだ。
この芸を見すぎ世すぎとして生きてきた山鹿自身
戦中から戦後における浪曲の全盛期にあっては
そう言わざるを得なかっただろうし、世情にもそれが相応しかったのだろう。
<肥後浪曲>から<肥後琵琶>への呼称の変移は
「放浪芸」の収録.紹介に端を発してか
山鹿良之の琵琶弾き語り芸が、好事家にひろまり世間の注目を集めてきたからだ。

意外にも-
2007年に発売されたというCD3枚組の「肥後の琵琶弾き 山鹿良之の世界」と
「日本の放浪芸」に収録されている曲はすべて異なっている。
解説書に紹介されている各曲の収録時期を見て合点がいったが
「道成寺」のみが’89年で、他の曲は、古くは’63年、他はすべて70年代前半だ。
となれば「放浪芸」収録の時期とほとんど同じ頃だということ。
同じ曲を収録する訳にはいくまい。



2014.04―今月の購入本
◇島田清次郎「地上・地に潜むもの」Kindle版
◇杉田明子「中高生のための「かたづけ」の本」岩波ジュニア新書
◇多田富雄「落葉隻語/ことばのかたみ」青土社
◇石牟礼道子&多田富雄「言魂」藤原書店
◇ロジャー・パルバース「驚くべき日本語」集英社
◇雑誌「中央公論-独善中国の命脈/一党支配はいつまで続く」2014年05月号」
◇宮崎 勇「証言・戦後日本経済/政策形成の現場から」岩波書店
◇井口和基「ニコラ・テスラが本当に伝えたかった宇宙の超しくみ <上>」ヒカルランド
◇尾崎放哉「入庵雑記」Kindle版
◇尾崎放哉「北朗来庵」Kindle版
◇尾崎放哉「海」Kindle版
◇尾崎放哉「石」Kindle版
◇尾崎放哉「俺の記」Kindle版
◇新藤兼人「女の一生―杉村春子の生涯」岩波書店