モノと心の独り言

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メディアの杜 表参道駅 のメディア力

2006-09-24 15:28:27 | コミュニケーション-メディア
青山学園から、骨董通りを渡り、
狭い階段で入る表参道駅は、誘惑だらけ
地下にもぐり視界を狭められ、
長い回廊の左側のパネル広告は、壁いっぱい

改札を通る向こうは、
ピラー広告の結界
円柱の下から上まで、ぴかぴかの写像が被せられ、
直接視界に飛び込んでくる。



絵画・ポスターの額縁や台紙はなく、
図と地、表象と背景の区切りなく、
表象される広告空間と歩き回る生活空間との境界はない。



いや、それはすでに生活と商品と広告というような
意識の枠をこえ、感性に直接
コトバにならない、気分が、
高速に刷り込まれてくる感じなのだ。


AIDAMAのようなプロセスでも、対話でもなく、
画像と身体が直接、侵食しあう。

グラビア雑誌と相似な画像でも、
雑誌メディアを手に取るときと、
電車をのりかえ歩んでいるときとでは、
刺激に対する姿勢が違う。
それは、空気のように身近で・拒絶できず、
次の広告に変わったときに、
無くなっていることに気が付くのだ。

これらの写真や文字は
歩み、向かう、生活の対象や気分に重なり、
身体と認識の間、
内観と外観の間を浮遊し、
何かを焼付け、隠し、忘れさせてゆく


井の頭線渋谷駅改札口からJRへ 
この柱の一部、ステンレスの額縁では、図と地がわかれ、広告と生活の感覚が分かれやすい。

体験的世界の現象学的システム論、内感と外感をつなぐイメージ
メディア・エスカレーターのステップに載って
渋谷、写像と鏡像に身をゆだねて

「知覚の宙吊り」、注意のイリュージョン


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