黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

全日本女子ユース(U-18) 3日目

2011-01-05 18:39:40 | 女子サッカー
第14回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権@熊本県民総合運動公園


グループリーグ 第3節結果

【グループA】

十文字中学高校(関東1/東京) 3-3(2-2、1-1) 北海道文教大学明清高校(北海道)
MELSA熊本FCアマール(開催地/熊本) 1-4(1-2、0-2) 聖和学園高校(東北1/宮城)


【グループB】

藤枝順心高校(東海1/静岡) 7-1(3-1、4-0) 徳島県立鳴門高校(四国/徳島)
広島文教女子大学附属高校(中国/広島) 1-5(0-3、1-2) 神村学園高等部(九州1/鹿児島)


【グループC】

日テレ・メニーナ(関東2/東京) 5-1(2-1、3-0) 柳ヶ浦高校(九州2/大分)
大阪桐蔭高校(関西/大阪) 3-4(2-1、1-3) 常盤木学園高校(高校女子2/宮城)


【グループD】

日ノ本学園高校(高校女子1/兵庫) 2-0(0-0、2-0) 福井工業大学附属福井高校(北信越/福井)
常葉学園橘高校(東海2/静岡) 2-1(0-1、2-0) 東北高校(東北2/宮城)



2日目の結果を受け、各チームが決勝トーナメントを考慮してメンバーを入れ替えてきた。
日ノ本学園高校はきっちり結果を出してきた。福井工大附属高校は勝たないといけない分、厳しかったかな。

九州第2代表の柳ヶ浦高校が3試合共に大差での敗戦をしたことが残念。
この結果だけ見ると九州全体がレベルダウンしているような印象を与える。

常葉学園橘高校は高校3年生が引退してしまい、主力も怪我で今大会にベストメンバーを組めなかったとのこと。
吉田ジャパンを率いる吉田監督だからこそ、この結果で納めたと言うことかな。
高校バレーなんかは同時期に開催することで高校3年生が参加可能になったのだけど、常葉学園橘高校のスケジュールの則ると冬休み中の大会開催では3年生は参加しずらいということだね。
確かにそうではあるのだけど、まもなく始まるインターハイの開催時期との関係で多少は全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権の開催時期が移動になるとは言われているものの、夏にはならんよ。たぶん。

このまま行くと高校サッカー選手権に引き続き全日本女子ユース(U-18)も瀬口の大会になりかねん。

今年の常盤木学園高校は結局タイトルだけに見るとめぬまカップの1冠に終った。。印象は強かったんだけどな。



第14回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権
【準決勝 組み合わせ】
2011/01/07(金)@熊本県民総合運動公園 KKWING

09:30K.O 十文字中学高校(関東1/東京) - 藤枝順心高校(東海1/静岡)
12:30K.O 日テレ・メニーナ(関東2/東京) - 日ノ本学園高校(高校女子1/兵庫)

ここに浦和レッズJr.YLも常盤木学園高校もいないのにいずれも強豪揃いと感じる組み合わせ。
第1試合は、関東と東海の激戦区1位対決。エース横山の能力に藤枝のスタイルが対応できるかどうか。
第2試合は、唯一のクラブチームである日テレ・メニーナがエース瀬口を擁する高校チャンピオンの日ノ本学園高校に自分達のスタイルを貫き通せるかどうか。
ユース世代No.1決定戦は激戦は避けられない。

大型移籍を余儀なくされた背景

2011-01-05 17:30:51 | 女子サッカー
日テレ・ベレーザ所属の澤穂希選手、大野忍選手、近賀ゆかり選手、南山千明選手がINAC神戸レオネッサに移籍


たしかにビッグニュースだが、東京ヴェルディの経営状況を考えると予想できた面もある。

ただ、プロ契約の澤(今季はアマ契約)・大野はともかく、アマ契約の近賀・南山まで移籍とは。日本テレビの子会社での契約を切られたってことかな。
Jリーグのクラブが原則アマの女子チームを保有してサッカー界を引っ張っていくというのがJFAの歴代会長の考え方だったけれど、今回の東京ヴェルディの件でこのビジネスモデルは少なくともBESTな選択肢ではないことを証明してしまった。
日本代表クラスを根こそぎ移籍しなければならないほど戦力ダウンしたベレーザに日本テレビがいつまでネーミングライツで1億円もの資金を投入してくれるのか。ここも注目のポイント。

東京ヴェルディは他山の石のごとくで、アルビレックス新潟・浦和レッズ・ジェフ千葉も他人事ではなく、何らかの手を日本サッカー協会が打たないとこの流れは止まらず、再び女子サッカー暗黒時代が訪れる。

現役選手は数少ない残された選択肢の中で最後の現役生活を送るべく苦渋の決断を余儀なくされている。
今回はINACという、形態的には企業チームに近いところがあったから救われた面もあるが、されとてこの先の未来が企業チーム全盛になるとは思えない。

東京ヴェルディは中村和哉GKコーチとも今回再契約していないので指導者関係には動きが出そう。

ベレーザも最後、ゼビオスポーツの本拠地である東北で勝っておきたいところだった。




INACがビジネスモデルとして成功しているかどうかはもう少し様子を見ないといけないが、それにしてもこれだけの選手を一気に獲得できる勢いのある企業はなかなか他の競技と比べても少ない。明らかに現時点で勝利だけに注目すれば勝ち馬だ。

活発なメディア戦術や外資の積極的な活用等などJクラブにはない、何事にも縛られない組織の利点がどこまで通用するか。

これで人気の面ではかなり厳しい状況の関西のなでしこリーグが関東並に関西人から注目されれば移籍した選手も本望かな。(競技としての女子サッカーは盛んなんだけどね)

2011年シーズンのリーグ戦優勝候補筆頭だろう。厄介な相手になったものだ。

インカレ決勝

2011-01-05 14:00:07 | 女子サッカー
高校サッカーと比べるのが可哀想なくらい注目度が低い開催。
国立で男女共催でやっているなんて知らない人の方が多いのではないだろうか。
手作り感たっぷりの大会であるが、さすが大学生と唸るほどの運営である。なでしこリーグなどは見習った方が良い。
ただ、観客が少ない。平日開催になって特にそういう傾向だ。残念。




第19回全日本大学女子サッカー選手権
〔決勝〕 2011年01月05日 11:30K.O @国立競技場

早稲田大学(関東第1) 4-1(3-0、1-1) 武蔵丘短期大学(関東第2)

早大・武蔵短大 監督コメント



今年の大学女王は下馬評通り早大ア式女子。
6年ぶり3回目の決勝進出で初優勝を狙った武蔵丘短大を個の力で押さえ込む。
総合格闘技で例えると打撃系対サブミッション系。
剛が柔を蹂躙。

これで3シーズン連続の決勝進出で2連覇。
来季はユニバ代表のエースFW候補「瀬口七海」が入り、いよいよ大学サッカー界は早大黄金時代の到来かな。

ノロウィルスの影響もあって、グループリーグで尚美学園大学と引き分けた時には正直やばいとは思ったが、何とか切り抜けて、最後はやりたい放題。
他の運動部よりも多い推薦枠を確保してもらった大学内の関係者に感謝しないとね。




大半の早大ア式女子の4年生そして武蔵丘短大の2年生にとって、この決勝は競技サッカーでの引退試合でもある。
有町は福井工大高の時はツウィンズとして名を馳せたが、競技人生最後となるこの大会に限らず早大に入ってからの4年は一人の選手として多くの人に認められたんじゃないかな。まあ、北信越時代は別格ではあったが。
10代~20代前半の多くの時間をサッカーに費やした彼女達にとって、最後の90分間が悔いの無いものであったと願いたい。
極々少数になるのだが、これから先も競技人生を続ける人がいるようなので、その選手達が現役でいる限り、その選手達の晴れの舞台が同窓会になる。
なでしこリーグで活躍することで同級生も新しい人生に励めるので、最初はキツイだろうが耐えて結果を出してほしいな。

武蔵短大の2年生は引退する選手もいるがサッカーを「なでしこリーグ」や「チャレンジリーグ」で続ける選手のいる。
まあ、古い言い方にはなるが、同じ釜の飯を食った仲間がいるっていうことはかけがえのないことなんじゃないかな。特に現代は。
サッカーを続ける人が活躍して、また国立や国際大会に出場できるようになると、そこで同窓会が開けるんじゃないかな。




今年も男子のインカレは無かったことにしたいくらいなのだけど、学生さんがすごく良いメッセージ映像を作っていたのでご紹介。

平成22年度 第59回全日本大学サッカー選手権大会



ちなみに左の方にある武蔵丘短大と早稲田大学のマークをクリックしてもらえれると女子のモチベーションアップ映像も見れるのでぜひに。
学生さん、良い仕事したな。これを国立で流したかったところではあった。残念。





あと、中京大学の監督は西ヶ谷隆之さんだったりする。
(アルビ在籍時は筑波大学の大学院生だったはず。新潟市陸の引退試合となった試合を覚えている)
アルビサポあるいはファンで反応できる人ってもう少ないんだろうな。