黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

スポーツチームのスポンサーのメリットと規制

2010-06-19 07:31:31 | サッカー一般
毎年のことなのだが、男子も女子も2月になると新チームが始動してトレーニングが開始となる。
が、ここ新潟では2月あるいは3月は雪の影響があって屋外練習がままならない。
新潟市の市街地は雪がほとんど積もらないのだが、聖籠や新発田は豪雪地帯と化す。
そのために、プロだろうがアマだろうが関係なく、新潟県のチームはその時期は雪のない県外へ遠征へ出かける。
男子J1アルビレックス新潟が高知県でキャンプを張っている恩恵で今年は女子も初めて高知県でキャンプを張ることができた。
地元の男子高校生などの協力で良いキャンプになったそうだ。

アマチアチームであるアルビレックス新潟レディースについては、選手全員がアマチアなので長期休暇がなかなか取れないのだが、春先に暖かい気候の場所でトレーニングできることにこしたことはない。



話は変わるが、どこのクラブチームもプロ・アマ問わずスポンサー企業を獲得したいに決まっている。
J1アルビレックス新潟しかり、アルビレックス新潟レディースしかり。
さて、サポートという部分で春先のトレーニング場所の確保ができれば良いななんて発想すると、たとえば、アルビレックス新潟に縁の深いシンガポールで長期キャンプを張れるような企業サポートがあったらなんてことを考えても良いんじゃないかと思った。
シンガポール女子代表チームはここしばらく活動を休止していて、FIFAランキングから除外されている。
そんな国ではあるが、アルビレックス新潟シンガポールの活動を見るまでもなく、サッカーをやる環境は年々良くなってきている。
女子チームであるアルビレックス新潟レディースがシンガポールに渡り練習や試合をすることによってアルビレックス側のメリットだけでなくシンガポール側のメリットもあるのではないだろうか。

そもそもクラブチームのスポンサーというのは、クラブの交流関係を利用して事業を発展させることがメリットだと思う。
アジアNo.1の成長を遂げビジネスチャンスが溢れている発展著しいシンガポール。
日本へ商圏拡大を狙う企業があったら、アルビレックス新潟というクラブを利用して日本への足がかりを作ってもいいのではないだろうか?
なでしこリーグというまだマイナーな分野ではあるが、ある程度の日本の企業と交流を持てるわけだからその投資効果はかなり高いのではないだろうか。

なんてことを思ったりするのだけど、実はアルビレックス新潟をはじめとするJリーグクラブ及び傘下のチームはそれはできない話。
Jリーグは外資規制が厳しく、海外からの資金が入ってくることを禁じている。
だから、もし仮にそんな奇特な企業が現れてもJリーグのファミリーである限りスポンサーにはなりえない。

Jリーグの中野専務理事は外資についての規制見直しを掲げているけれど、はてさて、どうなることやら。

国内の企業に限ってスポンサーを集めていくやり方は、プロ・アマ問わずこの先もっと厳しくなってくると思う。日本がV字回復してアジアでもトップクラスの経済成長を遂げれば別だが。
発展目覚ましい東南アジア各国の企業の担当者とクラブの営業担当がお互いにメリットのある関係を構築していった方が未来があるように思えるのだけど。
それはJリーグだけでなくアマチアスポーツ界全体に言えるような気がする。

アルビレックス新潟レディースの背中のスポンサーに日本で見たことのないようなシンガポールの企業名が入っていたらそれはそれで意義のあることだと思うけどな。