黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

U-15世代の女子サッカー、北信越全体がレベルアップ

2010-06-14 18:00:15 | 女子サッカー

富山県朝日町・サンリーナ(朝日町文化体育センター)
人口約1万4千人の町にこんなに立派なスポーツ公園があるなんて凄いな。
北陸自動車道を何回も行き来しているけれど、こんな大きな施設があるなんてちっとも気が付かなかった。


隣には町で唯一の中学校があり、敷地内には体育館やテニスコート、そして天然芝のサッカーグラウンドがある。


初日は苦戦したアルビレックス新潟レディースU-18だったが、2日目はしっかりと修正してきた。


午前中に行なわれた地元富山レディースSCとの30分×2の準決勝を危なげなく勝利。


決勝戦を前にチームを見守る郷野太郎監督。


ベンチ前で円陣を組んで気合を入れるアルビレックス新潟レディースU-18の中学生部隊。


自分達が果たせなかった本大会での勝利を果たす為に、大きな声で応援し、裏方役に徹していた高校生部隊。ちょっと感動した。


キックオフ前に集中。この日梅雨入りをした北陸地方だったがこの試合中は雨に降られなかった。


3年連続の本大会進出を果たし、応援してくれた人々へキャプテンからご挨拶。


礼。



決勝戦は石川の星陵PELだったのだけど、10番を付けた選手を押さえるに手こずって押し込まれるシーンもあった。
これまでのU-15の北信越予選とは違い、各チームに得点力のある選手が1~2名はいるので、気を抜くと失点してしまう。
特に星陵PELは中学生なのによく訓練されていた。このまま順調に指導されていけば高校世代でもっと伸びる選手が出てくるんのではないだろうか?
関西に近い石川・福井と関東に近い新潟を同じ北信越で括るのはどうかと思うけど、地域サッカー協会の再編の予定はないので、今後北信越のU-15世代は「アルビ VS 星陵」という構図になるような気がする。

アルビレックス新潟レディースの中学生部隊(男子でいうところのJrユース)と他の北信越のチームとの違いはいろいろとあった。

例えば、レベルが近いGKが3人いるチームはアルビレディースU-18だけだった。
大きな声を出せてコーチングの良い選手、強いシュートに反応ができる反射神経の良い選手、同世代と比べて格段に背の高い選手とタイプは違うようなのでこの先楽しみである。
あとはそれぞれが経験を積んでいくのが重要になるので、全国大会に出場して強豪と対戦するのは経験値を上げる一番効果的なトレーニングになるだろう。

今年はトレセンだけでなく、スーパープロジェクトやU-13やU-14の日本選抜にも選ばれている選手が出てきていて、全国トップレベルの選手と練習をしたり、海外遠征に行ったりしているので、それが良い意味でチームに還元されていると思った。

当然のことながら、なでしこリーグに出場することを各選手が目的にしているのだけど、まあ、まだそれまでのレベルは無い。
U-15ということで、体力的には精神的にも知識的にもまだまだトップリーグで戦うほどのポテンシャルは無い。
が、一様に小さい頃からボールを蹴る生活を送ってきているので、ボールコントロールはメチャクチャ上手い。
たぶんアルビレックス新潟レディースの女子トップチームの選手よりも上手い選手はいる。

クラブチームの良いところだと思ったのは、最低限の基本的な技術は皆持っている上でさらに+αが個々にあったこと。
FKキッカーを務めていたCBの選手などはボールを遠くへ飛ばすキック力は中学生とは思えないくらいの力強さだったし、他にも足が速い選手、独特のドリブルのリズムの選手、フェイント大好きの選手、身体の入れ方が上手い選手、隙あらばミドルシュートを狙いまくる選手、などなど個性をちゃんと伸ばしてもらっている様子が窺えてよかった。
まあ、総合的に判断したらトップレベルの選手に比べればまだまだなんだろうけど、一つでも二つでも切り札を持つってことはこれから競争する際に自分にとって励みになる。

今回の北信越のレベルだとかなり周りが見えていたのだけど、全国へ行ったらどれだけスルーパスを通させてもらえるものなんだろうか?とは思った。

おそらく、このまま努力を続けていってもらえれば、下部組織であるアルビレックス新潟レディースU-18から近い将来U-17日本女子代表などの年代別代表が誕生今回の試合を観て改めて思った。個人が頑張り続けるという条件付だが。

少なくともあと2年以内くらいには、これからもっともっと飯をたくさん食べて身体を強く大きくして怪我をしないような身体になったら、女子トップチームの練習に参加してもついていける選手が出てくるかもしれないね。
下部組織であるアルビレックス新潟レディースU-18から実質的に女子トップチームに昇格できた選手はいないと言っていいようなものなので、期待はかなりしている。
高いレベルで試合をすると個人として上手くなれるチャンスが増えるから、これからの大会もしっかり勝ってほしいな。






ちなみに北信越の高校女子サッカーの決勝は
福井工大附属高校 22-0 高岡商業高校
高校女子サッカーは1点集中、福井工大附属高校の牙城はますます堅固になってきているようだ。

秋にこの越えなければならない「福井の壁」(その前に国体予選か)が立ちはだかる。
アルビレックス新潟レディースU-18としては選手個々が相当レベルアップしないといかんよ。
でも、この壁を越せないようだったらなでしこリーガーにはなれないだろうな。残念ながら。

対アメリカ戦連勝

2010-06-14 17:47:39 | 女子サッカー
U‐17日本女子代表 1-0(0-0、1-0) U‐17アメリカ女子代表

エリート精鋭の吉田ジャパン(U‐17日本女子代表)、やりますね。凄いは。
後半は常盤木を外してJFAアカデミー+常葉学園橘+日テレ・メニーナ連合みたいなチームになってるんだけど、その方が普段やっている分やりやすいでしょうかね?
個人的には仲田歩夢と京川舞の出来が気になるのですけど、チーム的にはバランスなんでしょうね。
今回は気候になれるのも目的にあったのですな。