2部時代のINAC戦以来の高槻市立陸上競技場。
FC高槻が使用する時はK.Oが11:30になるようだ。
高槻市にはサッカー専用球場もあるが、それは摂津峡の奥に方にあり、地元の人でも行くのは大変なところにあるそうだ。
高槻市のこれらの施設は今年の高校総体のサッカー競技会場である。
なでしこリーグ ディビジョン1 第4節
2009年05月02日 11:30K.O 高槻市立総合スポーツセンター陸上競技場(312人)快晴 芝良 強風 主審 深野悦子
アルビレックス新潟レディース 1-0(0-0、1-0) スペランツァF.C.高槻
66分 川村優理1
この競技場の直ぐ横には一般の民家が立ち並ぶ。それで鳴り物は禁止。(多摩とは随分感じが違う。)
ゴール裏やバックスタンドには応援席も設けられているが、鳴り物禁止の関係であまり使われることはない。
今日も元気に練習を続けるGK陣。スワンのマークも見守ってくれている。
[スペランツァF.C.高槻]
------鈴木------
-重川-河上--奥田-平野-
----虎尾--今中----
-澤田-------小野村-
----伊丹--島村----
SUB:GK上野、DF中江、DF小林、MF新甫、FW浅野
監督:細田真砂智
54分 小野村→浅野
72分 伊丹→新甫
やはり怪我のためにボランチの中岡が欠場。今中と何と虎尾がボランチに入る。
澤田と島村を攻撃が攻撃の軸となってくるだろうことは折込済み。
[アルビレックス新潟レディース]
----吉田--菅澤----
上尾野辺--法師人---落合
-------川村-----
山本--詫間--東山--伊藤
------大友------
SUB:GK諏訪、DF波佐谷、MF斎藤、MF小原、FW口木
監督:奥山達之
59分 吉田→小原
62分 落合→口木
88分 法師人→斎藤
スタメンは前節同様。サブが山崎選手から波佐谷選手へ変更。
前節は控えにDFが不在だったので、今回の方がバランスが取れている。
中5日となるので、選手のコンディションの状態が心配されるところ。
控え組の小原・斎藤・口木・波佐谷選手。
後半に交代カードを切ってきた時が得点チャンスになるだろう。
白のユニフォームを身に纏い、今季初勝利を狙うアルビレディースイレブン。
なでしこリーグでは珍しい、中6日・中3日・中3日のGWの3連戦が始まる。
強風。高槻側からアルビ側へ吹いているように旗を見ると思うのだが、実は周囲の建物の関係でかなり巻いている。
芝の状態はすこぶる良い。
白線がグニュグニュ曲がって見えるのはご愛嬌というところか?
春の日差しがちょっぴり肌をピリピリさせる。そんな強い紫外線がたっぷり降り注ぐ大阪郊外の真昼時。11:30、定刻にK.O。
試合開始直後にペースを握ったのはアルビレックス新潟レディース。
前節と比べる方が酷というべきなんだろうが、全くもってノープレッシャー。
相手が来ないので、どんどんボールを回して相手のバイタルエリアへ侵入。
だが、高槻も河上と奥田が身体を張って、ギリギリのところでクリア。
アルビサイドからするとチャンスがあるのだが、決めきれない。
結局、開始10分頃から、相手も慣れてきて、試合は均衡状態に。
足技やボール捌きといった個人技はアルビの選手の方が圧倒的に上なので、綺麗にパスを回して攻め込むも、守られて、大きく放り込まれて、伊丹と島村のカウンターを食らう。
と言っても、DFが追いつけるほどのスピードなので、コースを切っているので、遠めに力無いシュートを撃たれてゴールキックとなる。
そんな展開が続いて前半終了。
試合開始直後の様子だとゴールラッシュの予感がしたが、その後の試合展開は誠にやっかいな状況に陥ったと思われ、結果前半を0-0という、はっきり言ってまずい結果となる。
さて、本日の東山先生のワンポイントレッスンの生徒さんは「川村優理さん」。
この試合のキーマンとなりそうなだけに、早めに修正を行っている。
ハーフタイム中に高槻市長さんが激励に。
市民クラブであるFC高槻も大変だな。
高槻市長さんもできたら試合開始前に来てもらったら何の問題も無かったのに。
後半開始。両チーム共にメンバー交代無し。
アルビも前半よりは後半に入った時の方が何となくピリッとしたような感じがする。
後半はアルビ側の観客席方向へ攻めてくるので、応援もヒートアップ。
そういえば、前回もこんな感じで目の前でゴールシーンを見たことを思い出した。
前半と比べて全体的にアルビの選手の押し上げが早い。
依然、ノープレッシャーなので、容易に相手のゴール前には行けるのだが、最後のゴールだけが決まらない。
最初に交代カードを切ってきたのは高槻。後半9分、左SHの小野村を浅野に交代。アルビ側から見ると落合・伊藤サイドへ攻撃を仕掛けたいらしい。
膠着状態を回避したいアルビサイドもこの試合は早めに勝負に出る。
後半14分、FW吉田瑞季選手に代え切り札の小原由梨愛選手をそのままトップ下に投入。
当然、アルビに流れは来たものの、まだ決めきれない。
続いて、後半17分、守備に攻撃に走り回ったガテン系アスリート落合恵選手に代え口木未来選手を投入。
ようやく右サイドは完全に支配できるようになり、アルビサポの前を口木選手が面白いように相手最終ラインを抜けて行く。
切り返したボールを中に入った選手がゴールに狙いにいくという流れ。
後半21分、たまらず高槻の選手がファールで逃げアルビのFK。距離はかなりある。
ゴール前で菅澤選手がきっちりと受けて、こぼれたところを迷い無く川村選手が押しこむ。
さすが川村選手。こういう場面でしっかり決めれるのは長い経験と集中力の高さだろう。
点を取るしかなくなった高槻は、後半27分、疲れの見えたFW伊丹をボランチの新甫へ交代。
アルビも2点目を取りに行くので、多少のカウンターを受けるも、GK大友選手とCB東山・詫間両選手の冷静な判断でピンチの芽を摘む。
詫間選手の動きが試合を重ねる毎に良くなって来ていて、特に思いっきりの良さが守備の安定につながってきている。
後半37分に、カウンターを食らうも早めに山本選手がファールで逃げる。
後半43分、法師人選手に代わって斎藤選手を投入してからはロスタイム2分が終了するまで、危なくなくアルビが支配。
試合終了。かなり押していた試合であったが1-0の最少得点差で勝利。
とにもかくにも今季初勝利をアウウェーでゲッド。
この試合がこういう展開になってしまったのは、相手に合わせ過ぎてしまったこともあるだろうし、チャンスで決めきれなかったこともあるだろう。
得点に関してはトップ下に配したベテラン法師人選手がキーマンであろう。
試合経験の無さについては、これから先、アルビでこなしていけば何とかなるだろうし、レッズとアルビのサッカーの違いについても時間が解決してくれるだろう。
法師人選手がチームで機能し始めるたら、前線のもうちょっと点を取りやすい状態になるに違いない。
それまではちょっと我慢だ。
ゴールは取ったし、勝ち点3は取ったので、この遠征の最低限の目的は果たしてくれた。
直ぐに試合は来てしまうので、出来る限りの修正をしてもらって、春のJヴィレッジフェスタで完敗したジェフ千葉との一戦に備えてもらいましょう!