R 03,01. 22 耐 用 年 数 NO.2906
形あるものは必ず壊れ、命あるものは必ず死を迎える。会計学
では、物の価値が年〃減少して行く現象を「減価償却」と言って
います。その分お金を残しておこうという発想です。 この国の
道路特定財源で造った高速道路も・高度成長期にバンバン建設した
港湾設備・橋梁・公共の建築物・公団住宅等々の公共施設も、その
大半は鉄筋コックリート造りだから、耐用年数はおおむね60年
です。 だからほとんどの施設は価値のないもの、つまりは使い物
にならなくなってしまいます。 古い施設をやり替えるのは、新
らしい施設を造る以上に莫大な費用が掛かる。その分お金が残って
るのでしょうか?
税収が伸びない中で借金を積み重ねてゆくにも限界がある。
そろそろ経済成長の夢から目覚めて、実りのある国にしてゆかないと、
孫の世代に日本は破綻する。