30.06.06 パ ン NO.1912
「人はパンのみに生きるなかれ 」・・・という言葉を聞きます。多分
聖書の中にあるのでしょうけれど、これはもちろん米も食えということ
ではありません。 パンとは物質(物欲)を意味するものであって、人
は物欲のみに生甲斐を持つのではなくて、もっと精神的な充実を図るこ
とによってこそ、本当の人生と言えるのだ・・・ということでしょう。
かっこいい外車を欲しがるよりも、家族の健康と安全・精神を涵養する
教養・趣味・読書などに幸福感を見出すべきだろうという趣旨ではない
かと思います。
もちろん「パン」も必要です。パンのなくして精神の充実などはでし
ょう。 でも、衣食足りたら礼節を知るべしで、近年の世襲政治家達は
地盤・看板・かばんも充実しているだろうに、礼節をわきまえない軽佻浮
薄者が多いことに落胆する。
ところで「パンと牛乳はすぐにやめなさい」と言う本があります。
著者は、パンも牛乳も諸病の根源になっていると言っています。
「パンと牛乳は今すぐやめなさい」 内田 葉子著