忘れるどうぶつ

　　　　　　　　　　　わ す れ る 動 物　　　　　　　　　ＮＯ.172
　人間は忘れる動物ですね。　どんな悲惨な経験だっていつか忘れる（忘れたい）。　　神戸の大震災や福知山線の車両事故だって、忘れられないで精神的な疾患に陥っている人が居るように、忘れられないような衝撃的な事件を経験したり頻繁にそういう場面に遭遇すると、精神的に参ってしまいます。
だから、忘れることはある意味必要なことかもしれません。
でも、仕事のことや人との約束ごとは忘れてはいけません。
それは、生活の糧を得ることとともに、人間として最低限必要なことだからです。
約束を忘れるか、忘れないできちんと処理できるかどうかが、人から信用されるのか・されないのかの分かれ道になるのではないでしょうか。
私は「人間は忘れる動物である」ことを前提に、些細なことでもメモを取るようにしています。
特に自分にとってイヤなこと不利なことこそ、詳細にメモることにしています。
また「人間は忘れる動物である」から、相手方（の人間）に連絡したり通知したりする場合は、物的証拠として残るＦＡＸやメールにするようにしています。
忘れることも大事ですが、忘れてはいけないことを忘れないように管理することはもっと重要だろうと思います。