通勤電車で「人生晴れたり曇ったり」

“通勤電車”は、人生という線路を迷走中。
自分の選んだ道だから“晴れても曇っても”自分の足跡をブログに残していきたい。

台湾「不思議」旅日記 台湾版青洞門

2007年12月28日 | 旅 グルメ
やっと台湾旅日記を再開します。今日は、太魯閣渓谷。
大理石が浸食された渓谷。断崖絶壁が約20キロにかけて続く。現在は太魯閣国家公園に指定されている。

こんな断崖絶壁に道を造ったのは観光のためですかと、ガイドさんに聞いたところ、台湾の東と西を結ぶ交通のためだ、と説明してくれた。

戦後10,000人の人が1956~1960年の40ヶ月かけて、ノミと金槌を使い人力で大理石をこつこつ削る大変な作業です。10,000人で212人もの犠牲者を出したことからも工事の大変さが伝わってきます。けが人は780名を越えたと言います。
写真で見たら、絶壁に少しずつ足場を作ることから始めていた。凄い。国家の威信を賭けて作ったのだろう。台湾版青の洞門だとおもった。

大分県の中津市本耶馬渓町にある耶馬溪ある青の洞門。全長は約342mだそうだ。
諸国遍歴の旅の途中ここに立ち寄った禅海和尚は、断崖絶壁に鎖のみで結ばれた難所で通行人が命を落とすのを見て、ここにトンネルを掘り安全な道を作ろうと、托鉢勧進によって掘削の資金を集め、石工たちを雇って「ノミと槌だけで30年かけて掘り抜いた」といわれている。

どちらも凄いね。