Mint★です。
金曜日は名古屋で行われる「平成中村座」の会員先行発売日でした(ちなみに一般発売は日曜日)。友人から頼まれて切符を入手しようと思いましたが、先行発売開始と同時に土・日は完売+松席も完売状態でした。凄まじいの一言です。
一般発売の頃には、もうほとんど残っていない状態だと思います。中村屋の人気は本当に凄いです。
さて、大阪松竹座の七月公演は恒例の「松嶋屋座頭公演」です。今回は夜の部に「盟三五大切」が出ます。
これ「カミカケテ・サンゴ・タイセツ」と呼びます。「盟」で「カミカケテ」と読ますのです。片岡仁左衛門が主人公の薩摩源五右衛門を演じます。必見です。
ここで古畑任三郎の話になります。古畑任三郎の第1シーズン・第2話「動く死体」、犯人役は堺雅章です。
堺雅章扮する歌舞伎役者・五代目中村右近が殺人を犯し、歌舞伎劇場の構造を利用して事故に見せかけようとする話です。
劇中で上演されている演目は「義経千本桜・川連法眼館の場」、通称「四の切り」です。堺雅章は主人公の狐忠信を演じています。
この事件の最大の謎は「殺人を犯した後、なぜ現場に戻ったか?」です。ここに「盟三五大切」が登場します。実は中村右近の次回作が「盟三五大切」なのです。楽屋に台本も置かれています。ネタバレになりますが、三五大切の主人公・薩摩源五右衛門は、自分を裏切った情婦を殺した後、その女の首を前に「お茶漬け」を食べるのです。
研究熱心な中村右近は、人を殺した後にお茶漬けを食べる気分てどんなものかを味わってみたかったのです。三谷幸喜の鮮やかな人物描写が光りますね。
五代目・中村右近(堺雅章)演じる狐忠信。
この「盟三五大切」が七月松竹座に出ます。主人公を片岡仁左衛門が演じます。仁左衛門の当たり役の一つで、こういう「イッテル!」男を演じさせたら天下一品です。
殺した女の首の前で、美味しそうにお茶漬けを食べる姿は、鬼気迫るものがあります。鶴屋南北の傑作の一つです。
情婦・お万を中村時蔵、その男・三五に染五郎です。期待できますね…
七月の松竹座は見逃せませんよ!
平成中村座、さすがに人気がありますね。
発売してすぐに完売…
歌舞伎で古畑任三郎は知らなかったです。
七月大歌舞伎座も、チケット取れないんでしょうね。
わたしは一般発売、頑張ります。
好きで必ず観てました。
堺正章の犯人役の回も見た記憶かあります。
詳細は、覚えていませんが‥。
に、しても、先行発売でもチケットが取れない。
凄まじい人気ですね。
当時は理由がよくわかりませんでしたが、Mint★さんのコメントを見てなるほどと思いました。
歌舞伎もいろいろ解説を聞けば楽しく見られるのかもしれませんね。
先日海老蔵さんが地元にお越しになった時行けばよかったです・・・
歌舞伎で古畑というより、歌舞伎を題材にした古畑作品がある、という事です。そしてそこで取り上げられた演目が「義経千本桜」の「四の切」と「盟三五大切」なんです。
7月の松竹座はなぜか毎年人気がありません。
だから切符は大丈夫ですよ。
昼の部は染五郎の「夏祭」と時蔵と孝太郎の「道成寺」、地味ではありますね。
でも「夏祭」は見ておくべき演目の一つですよ。
それこそ平成中村座でも勘三郎がやりましたし、ニューヨークで勘三郎が演じた演目でもあります。
謎が解けましたか?
この三五大切の見所は、お万を殺した源五右衛門が、お万の首を抱えて花道を家まで帰る場面と、その後その首を前にお茶漬けを美味しそうにすする場面なんです。
海老蔵はまぁ上手ではありません。無理しなくても良いと思います。
古畑シリーズはあまり見ませんでしたが、そう言った話があったとは。 良い情報ありがとうございます。早々捜してみます。
古畑シリーズってコロンボ臭がプンプンしますよね。
コロンボ 好きだったな~