文楽の名作「義経千本桜」。その三段目「椎の木の段」は次の詞章で始まります。
♪三芳野は、丹後武蔵に大和路や、わけて名高き金峯山。
この「金峯山(きんぶせん)とは奈良県は吉野にある「金峯山寺」のことです。
この狂言の四段目「川連法眼館の段」は、通称「四の切」として、文楽・歌舞伎共に大人気演目です。
歌舞伎ではこの「川連法眼館」のあとに「蔵王堂」という場面があり、これが金峯山寺の本堂・蔵王堂(国宝)です。
この蔵王堂にはご本尊・蔵王権現像(三体)が安置されており、寺の秘宝として普段は非公開になっています。
その秘宝が国宝・仁王門の修理費用寄進のため、1年に1か月ほど御開帳することになりました。
滅多にお目に掛かれない「青き異形の仏」にお会いしてきました。
国宝・蔵王堂です。木造建築物として東大寺・大仏殿に次ぐ規模を誇り、という事は世界第二位という事です。
堂内には68本の様々な種類の木の柱がこのお堂を支え続けています。
当然のように世界文化遺産です。
歌舞伎では最終場面で海老蔵がこの蔵王堂の屋根を駆け巡って大乱闘でした!
秘仏・青き異形の仏と呼ばれる蔵王権現さまです。
三体は釈迦如来・観音菩薩・弥勒菩薩の仮の姿(権現)で、本来は柔和なお姿なんです。
この三体は過去・現在・未来を担当している仏さまです。
青色は仏の大慈悲の色、大和の色、吉野の色と言われています。
真ん中の観音菩薩は身長7mもあります。
それにしても吉野の山奥に、こんなデカイお寺とこんな格好いい仏像と… 人々の「祈り」「願い」の強さを感じる旅になりました。
青ですかぁ~小さな写真だけで圧倒されてるのに実際に見たら、きっと何かを感じ震えますね
これは直接感じたいと思いました。
ありがとうございます!
素敵な色の仏像ですね。
暫くの間公開されているんですね。
足を運んでみようかな。
吉野の山奥に、文明の利器の無い時代に
こんなお寺を建て、7mの仏像を造ってしまうんですから…。
逆に、文明の利器があっても、今、同じものは造れないんでは無いでしょうか?
まさに「青き異彩の仏」ですね。
蔵王権現像、独特の青色ですね。綺麗です。7mの仏像、写真で見てもこの迫力だから、実際はかなり圧倒される迫力なんでしょうね。
凄いですね!
もし、心にやましさをもってる時に、こんな顔で睨まれたら、震え上がります。
くわばら、くわばら!
1年に1回のご開帳…
拝見しに行く価値がありますね。
写真を拝見するだけで、かなり怖いお顔ですね。
実際に行くと…
ご開帳の日程は、毎年、決まっているんですか?
初音の鼓が三味線に置き換わったり、登場人物も吉野屋の常吉、友人の六さん、次郎吉、稽古屋の師匠 お静さんなどが出てきます。
良くできたお話で、お気に入りの1つです。
機会あれば一度聴いてみて下さいね。
そんな事もあり、金峯山寺も花見ついでに行ったこともあります。
あんな山奥にりっぱすぎますね。
話が変わりますが、下市町に、いがみの権太のゆるキャラ『権太くん』が居ますが、どうも自分のイメージとは違う感じです。
これも見てみて下さいね。
この蔵王像もそれらに負けない個性的な仏様ですね。
見上げたら、思わず「ブルッ」ときますよ。
是非!
5月8日までの公開ですよ。
色々仏像もありますが、これはピカ一の個性派ですよ!
睨みつけられると、ごめんなさいです。
実際の蔵王権現様は凄いです。
御開帳の日程は毎年変わるようですが、今年は春が5月8日までで、秋にも御開帳するようです。
桜にシーズンは信じられないくらい混雑するので、桜は外した方が良いようです。