Drop!です。たくさんのコメントを有難うございます。順次お返事させて頂きますので、少しお時間を下さい。
久々に時事ネタです。今、眞子様が幸せの国・ブータンを公式訪問されています。皇室外交と言うのは、中国にも韓国にも、フィリピンにもベトナムにも真似の出来ないコンテンツですね。
ご結婚報道後初の公式訪問先としてブータン王国を選ばれた訳ですが、TV映像を見ていると眞子様はワンチェク国王夫妻に対し、「カーテシー」を和服姿で行っていらっしゃいました。さすが日本の皇室ですね!
「カーテシー」と言うのは漢字では「跪礼」と書き、女性のみが行うヨーロッパの伝統的な挨拶です。片足を斜め後ろに引き、もう片方を少し曲げて敬意を表す儀礼です。
一度試してみて下さい。筋力が必要で、案外と難しいものですよ。
最も美しいカーテシーと絶賛されたのは亡きダイアナ英国皇太子妃でした。逆にキャサリン妃のカーテシーは大変な不評でした。
ダイアナ妃の美しいカーテシー。
別の角度から。やはり美しいですね…
世界が絶賛した紀宮様(黒田清子様)のカーテシー。和服での深いカーテシーは強烈な印象を与えたようです。
実は紀宮様は小さい頃からきちんとカーテシーをなさっていたのです。
両陛下の躾でしょうね。愛子様のカーテシーって見たことがありません。
皇太子妃殿下雅子様のカーテシー。評判は良くありません。
スウェーデン王国・ヴィクトリア王太子妃のカーテシー。
アジアの国々ではカーテシーはあまり一般的ではありません。実は以前にブータンのワンチェク国王夫妻が来日した際、天皇陛下に挨拶しましたが、王妃はカーテシーを行っていません。
当然ですが、韓国の大統領夫妻が来日し天皇・皇后両陛下に謁見される際もカーテシーの礼は取りませんでした。
しかし、日本と並んでアジア有数の王統を誇るタイ王国の王族は、両陛下にカーテシーを行いますし、首相ご夫妻もきちんとカーテシーを行っています。
これタイの国王がヨーロッパ(特にイギリス)と深いつながりがあったからです。
タイ王国・プラユット首相夫人。
ノルウェイ王国・メッテ=マリット王太子妃。挨拶を受けているのは亡きタイ王国のプミポン国王(ラマ9世)
王族だけがカーテシーを行う訳ではありません。俳優とか芸術家も行います。基本的に相手は王族ですけど。またテニスのウィンブルドン女子決勝戦後に行われる表彰式で、英国・ケント公に対し、選手と主審の行う挨拶もカーテシーです。
バレエの森下洋子の常陸宮様に対するカーテシー。さすがに美しいですね。背筋を伸ばすのが正式ですが、日本的な美しさが溶け合いこれはこれで見事だと思います。
私は大学・大学院で文化人類学、社会人類学を学びましたが、挨拶一つとっても様々な事が見えてきます。
特にダイアナ妃の姿勢を真似ようとすると、相当な筋力が必要ですね。
この姿勢をとるには、下腹部にある体の重心を意識して、背筋を伸ばして上体を傾けることなく真っ直ぐに下ろさないと出来ないように思います。
筋力がない人には皇太子妃殿下雅子様のような姿勢になりそうですね。
最初に腰を引いてから上体を下ろすか、上体を傾斜しながら下ろしたためにこのような姿勢になったのではないでしょうか?
今度から、見るポイントが変わります。
形式美? 歌舞伎にもにてますね。
眞子様の御一行は、特急しなのの1号車グリーン車。僕が2号車の指定だったので特急が来るまでの間でしたが。
後から知ったのですが多治見の陶磁器フェスへの出席だったみたいです。
カーテシーは、身近ではフィギアスケートでよく見ますが正式な姿勢、美しい形はこのブログで初めて知りました。
次に何かのシーンでカーテシーを見る際には、今日得た知識が役立ちそうです。
すばらしい挨拶ですね!
さすが皇室ですね。
他の国の方や、皇族出身ではない雅子さまのカーテシー、やはり違うんですね!
眞子さま、ご婚約のことがあってからご訪問された国がしあわせの国 ブータンとは、本当に素晴らしいことですね!
お幸せに‼︎
そして分かりやすく説明して下さい説明力… 感服致します。
今回の話題も眞子様のブータン訪問をきっかけに、西洋式挨拶である「カーテシー」を分かりやすく教えて下さり、なるほどと思いました。
中世・近世・近代の遺物のような王族・皇族ですが、簡単には理解出来ない何かがあるのでしょうね…
礼節をわきまえての仕草は美しいですね。
守り続けていかねばならない心掛けですね。
振り袖姿の内親王殿下が、国王夫妻と並んだ写真を拝見し嬉しく思いました。
震災直後の義援金に対しても謝意を述べられたそうで、私も忘れてはいけないと改めて感じました。
本当に心の通う友好国としっかり
お付き合いしたいですね。
また教えて下さい。
一つ賢くなりました。ありがとうございます。
皇族の方々は生まれた時から、生活の中から自然に身に付けたものなのでしょうけれど、全ての振る舞いにおいて、真似の出来ない品を感じます。
世界の何処にも真似出来ない、日本独特のものではないでしょうか?
男女、天皇継承が話題になっていますが、私は生きている内に、女性天皇を見て見たいと思っています。
これは女性のみが行うもので、男性が行うとなかなか無様ですよ。はい、私も試してみました。
筋力、体幹と共に、何といっても「敬意」が必要なんでしょうね。歌舞伎役者と同じで、小さい頃から鍛えておかないと、いざという時に優雅に、優美に行うことが出来ません。
私たち庶民派、実際に目撃することもないですね。
もちろん「お辞儀」という様式美も大切にしなければいけませんね。このカーテシーはお辞儀と相性が良く、森下洋子は見事にやり遂げましたし、オバマ大統領のミッシェル夫人はずっこけました…