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山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

ご近所の叡智との出会い。勉強になりました。。。

2011-03-03 | 活動日誌

今日は柏の宮公園他のプレーパークやその他の活動で、
積極的にボランティア活動をされているご近所の方にお話を伺い、叡智を授かりました。

わざわざ自宅までお越しいただき、2時間以上もためになるお話を伺えました。

この方は、現役中、大手メーカーで水周りのことを研究されていた学術派で
今は60代後半だそうですが、今次世代を担う子供達のために、多くの時間を使われているとのこと。
やはり子供の頃、それも幼少時の現体験が、人間の成長、特に創造力の醸成に重要な役割を果たすという
信念をお持ちなので、その場を提供し、また実践的に教育活動を支援されているとのこと。

このような信念は、今までの会社生活や社会経験の中で培われたもので、
確固とした哲学となっています。
そのため、お話される内容にブレがなく、一貫性があるので、そのお話にはとても説得力がありました。

今までに積まれてきたご経験をベースに、さらにご自分で調べられ、
分析された結果をお示しになりながら、理論的に話されるのです。

特に、都立公園化が予定されている3つのグランド(NHK、国立印刷局及び王子製紙の各グランド)で、
今後検討して行かなければならない項目を指摘され、
様々な検討課題があることが改めて思い知らされました。

また、以前の勤務先でのご経験から、例えば、ビオトープを作る場合の注意点等を
具体的に教えていただきました。
その大変さが改めて、思い知らされました。

地域住民として、単に都立公園化されれば良いというのではなく、
どのように計画立案面やその後の運営面に関わっていくかがポイントであることも分かりました。

このようなこと背景に、今後もいろいろご教授いただきながら、
何らか協働する形で、住民の声を取り入れた、住民ベースの都立公園案にしていくこと、
また、それを杉並区や東京都側に提案して行くことが重要であると感じました。


いろいろな切り口で、ご経験に裏付けられた多面的なお話を伺う中で、
ご高齢の方々の叡智を、次世代に引き継ぐための「場」を
どのように作って行くか、どのようにソフト資産を引き継ぐか、また課題が一つ増えた気がしました。

いずれにせよ、今回お話を伺った方ばかりでなく、
久我山周辺には、今までの人生経験の中で、様々な蓄積をされている方々が住まわれていて、
多くの叡智が眠っている、その目には見えない資産を有効に活用させていただくことが、
若い現役世代も、より快適な暮らしを実現するためには欠かせないことだということが再認識させられた貴重な時間となりました。

長時間、私達に叡智を与えてくれたKさん、
この場を借りて、改めてお礼を申し上げたいと思います。

誠にありがとうごさいました。