山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

杉並区へ オンライン教育の推進を強力に提言しています

2020-05-24 | 活動日誌

新型コロナウイルス感染予防として、杉並区立の小中学校が休校となってから3か月が経とうとしています。先日、子どもが通う公立中学から、段階的登校のお知らせが届き、やっとの感があります。

私は、4月中旬に「【緊急アンケート】杉並区立 小中学校 休校中の学習環境について」を実施し、結果を教育委員会などにお届けしてきました。https://blog.goo.ne.jp/akemiyamamoto/e/e094428b55a630f3bf1e796b2077536f

その中で、小中学生の保護者からは自宅の学習環境として、宿題の紙による配布のみに留まらず、オンライン教育を望む方が圧倒的に多くありました。子どもたちの学びをより良いものにしていく為に、次回一般質問で杉並区へ取り組みを求めるための準備を進めています。

◆一般質問 6月1日(月)午前中3番目の予定

※おおよそ10:40過ぎからですが前後する可能性があります。

※本会議中継 http://suginami.gijiroku.com/voices/g07_broadcasting.asp

テーマ「学習環境について」

 

オンライン教育では、動画を見る一方向の配信だけでは無く、同時双方向のコミュニケーションといって、昨今見る機会が多くなった様な、テレビに出てくるコメンテーターやタレントさんが、放送局にいる司会者と会話をしている様な方法を、教育の場に取り込んでいる自治体もあります。

今やオンラインで会議をするのが当たり前となりましたが、これを公立の学校現場で実現していく為には、個人情報の管理方法やそれぞれの保護者との運用に関しての申し合わせなどの課題をひとつひとつ解決して行かなくてはなりません。

私立学校などでは、入学と同時に授業に必要なアプリをダウンロードしてあるタブレット型のパソコンが配布され、今回の新型コロナウイルスの影響で学校に通えなくなってからは直ぐにオンライン教育に切り替えて対応をしている学校も多くあると聞きます。

国では、昨年から文部科学省がGIGAスクール構想を推進していて、オンライン教育の基盤づくりを始めていましたが、コロナによる休校が長引く中、本年5月11日に、緊急対応として全国の教育者に向けて、一気呵成にオンライン教育の基盤整備のための補助事業を発表しました。

新型コロナウイルス対応として、杉並区では医療体制の充実、福祉分野の充実に取り組んできました。

しかしながら、教育も重要な施策のひとつです。既にオンライン教育に関して豊島区・文京区・千代田区・渋谷区など先行して進む区や、それに続いて中央区・世田谷区・港区・新宿区・中野区・品川区・荒川区などの取り組みも進んできたといった報告書を、保護者の方がまとめられてるサイトなどを拝見するにつけ、杉並区も決して遅れをとってはいけないと考えています。

10年ほど前に、個人的な視察でフィンランドのミッケリ市という、人口8万人弱の都市で小中学校の教育環境の視察に行った際には、既にオンライン教育は実施され、英語の授業では習熟度別の教材をもとに学ぶ環境を見てきました。

下記のOECDのICT活用調査にもあるように、日本では遅れに遅れているオンライン教育ですが、基盤整備を進める事で、不登校のお子さんや、習熟度や理解度に差があるような障がいをお持ちのお子さんを含めて、全ての子どもたちの学びを保障することができ、また、予習や復習で動画を活用することで、余った時間をより探求に振り向けていく事が出来ます。

とはいえ、文部科学省がいくら旗を振ったとしても、それを受けて自治体が主体的に動いていかなくては実現はして行きません。

杉並区で学ぶ全ての子どもたちが、今回のようなコロナの影響下であっても学びが保障されるよう、杉並区に迅速な取り組みを求めてまいります。

是非、皆様のご意見をお寄せください。

山本あけみ→yamamoto.akemi1965@gmail.com

 

以下、GIGAスクール構想に関してのご紹介です。

◆令和2年度補正予算概要説明~GIGAスクール構想の実現~(文部科学省)
(資料)
(動画)
◆令和2年5月11日「学校の情報環境整備に関する説明会」
YouTube 
 
【概要】
 令和2年度補正予算の各施策について
・「1人1台端末」の早期実現について 
・学校ネットワーク環境の全校整備について 
・家庭学習のための通信機器整備支援について
・学校からの遠隔学習機能の強化について
・障害のある児童生徒のための入出力支援装置整備について 
・GIGA スクールサポーターの配置について ・光ファイバ未整備地域への整備支援について 
・1 人1台端末を学びに活かす「EdTech 導入補助金」について 
・「ICT 活用教育アドバイザー」の活用について 
・<wbr />新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けた家庭での学習や校<wbr />務継続のための ICT の積極的活用について(4 月 23 日事務連絡) 
・その他  
 
以下、文部科学省ホームページより抜粋
以上
 

令和2年6月1日 高井戸公園 北地区 東側園地 OPEN!!

2020-05-21 | 都市計画高井戸公園のこと

地域の皆様へ嬉しいニュースです!

※上記:令和2年5月21日から地域に配布予定のチラシ

昭和33年に都市計画設定され、半世紀以上動きが無かったものの、平成23年に東京都により今後10年以内に優先的に整備がされるという優先整備区域に指定され、その後長く開園が待たれた高井戸公園の一部(旧王子製紙グラウンド・2.5haの内2ha)がいよいよ開園します!

地域に長く親しまれてきた、旧NHKグラウンドの暫定遊び場は杉並区により開放されてきましたが、5月末日をもって閉鎖、その後は令和4~6年の高井戸公園としての開園に向けての整備が始まる予定です。

この地で子宝に恵まれ、旧NHKグラウンドで歩き始めの頃から、幼稚園、小学校と子どもと一緒になって遊んできた時代を懐かしく思い出しています。

大雪が降った翌日、近所のお友達と一緒に雪遊びに行ったときに、泣きそうになりながら、家の鍵をなくした~、と言って帰宅した時の子どもの顔は忘れられません。

また、幼稚園や小学校の保護者同士で三々五々集まり、サクラの頃には花見などを楽しんだ思い出も大切なものです。

元々はNHK所有のグラウンドであったものが突然閉鎖をされた時、地域の皆様のお力添えで杉並区が暫定的に開放をしてくれた事、そして高井戸公園整備の為に東京都が買収をした際にも閉鎖が伝えられましたが、地域のママ友を中心として、子ども達が自由に遊べるよう要望書が提出され、暫定の遊び場として再度開放された事なども思い出しています。

高井戸公園として整備が進めば、この広い広い芝生は運動場へと変化をして行くと思うと、本当に寂しくて、最後にもう一度、ゴロっと寝っ転がって空を見え上げたいな、など思いにふけっています。。

 

(周辺の動き)

◆北地区西側(旧財務省グラウンド)・・・令和3年度開園予定

◆南地区(旧NHKグラウンド)・・・令和4~6年度順次開園予定

◆隣接する杉並区立富士見丘小学校・・・令和4年度完成予定

◆遊び場110(旧NHKグラウンド、暫定)・・・令和2年5月末閉鎖予定

◆優先整備区域に指定(予定)の住宅は、国の公園事業認可後、都による説明を予定。

 令和2年度に買収費用予算計上は無し。

※図は東京都ホームページより、矢印は加筆

 

【残念ながら新型コロナウイルス対策として、遊具などは閉鎖】

東京都は当面の間、生活の維持に必要な園内通過等を除き、都立公園のご利用の更なる自粛をお願いしています。散歩、ジョギングなどは、混雑を避け、安全に留意しながらマスクの着用、人との距離を十分に保つとともに、ご利用は1時間以内にしていただくなど、感染予防対策の徹底をお願いいたします。

区民の皆様のご健康と、一日も早い感染拡大の終息をお祈り申し上げます。

 

【大人や子ども、すべての人にやさしい高井戸公園を目指して!】

東京都では誰もが自分らしく輝くことのできるダイバーシティ実現に向け、障がいの有無に関わらず、子ども達が共に安全に遊ぶことができる遊び場の整備に取り組み、具体策として、砧公園、府中の森公園に遊び場を整備していく予定です。

新しく整備が進む高井戸公園にも、ユニバーサルデザインの遊具の設置などを求め、また、隣接する富士見丘小学校敷地内に常設の子どもプレイパークの拠点の設置を提言しています。

◆東京都HP⇒障がいの有無に関わらず、子ども達が遊ぶ遊び場の整備

https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/park/tokyo_kouen/kouen0086.html

◆杉並区HP⇒杉並区子どもプレーパーク事業

https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/kosodate/jdoukan/1055491.html

 

【地域の重要な拠点・広域避難所としての高井戸公園!】

区内南西部に位置する高井戸公園は、首都高速に隣接し、東京都により災害時の火災や建物の倒壊から身を守るため、約49,000人の避難を想定している、広域避難所に指定されている地域の重要な防災拠点です。

 これまで、議会の一般質問などを通して、公園や道路、学校建築を別々に捉えずに、ひとつの地域として連携して計画をし、隣接する富士見丘小・中学校改築に合わせて、震災救援所としての学校建築を目指すよう長く提言してきました。改築基本方針に「広域避難場所との隣接に配慮した地域防災力の向上」が明記されました。

杉並区HP⇒富士見丘小学校・中学校 改築かわら版(第5号)令和2年4月発行 新しいウィンドウで開きます

https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/042/950/5.pdf

東京都HP⇒震災時火災における避難場所及び避難道路等の指定

https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/hinan/index.htm

 

【井の頭・久我山 緑のパークウェイ構想の実現を目指して!】

高井戸公園は、北は一級河川である神田川、南は国の史跡である玉川上水に隣接するなど、緑豊かな一帯を形成しています。この川と上水沿いのグリーンベルトをさかのぼれば、都立井の頭恩賜公園につながっていきます。

 山本あけみは、市民活動をしていたころから、この約一周10キロの既にある緑の一帯ををジョギングや散歩のコースとして整備することで、杉並区民のみならず、多くの方が利用しやすいように「井の頭・久我山 緑のパークウェイ構想」を、東京都と杉並区に提言を続けています。

写真:旧NHKグラウンドのシロツメクサ、ゴロっと寝っ転がって移した写真です。(撮影:山本あけみ)

写真:桜の頃の旧NHKグラウンド、地域の憩いの場でした。(山本あけみ撮影)                                         

                

写真:子どもと凧揚げをしたお正月のNHKグラウンドでの思い出。(山本あけみ撮影)

写真:雪のNHKグラウンド(撮影:山本あけみ)

※冬の朝、朝日が昇るNHKグラウンド。(山本あけみ撮影)

 

 

 


立憲民主党杉並区議団 臨時区議会レポートをお届けいたしました

2020-05-15 | 活動日誌

新型コロナウイルス感染症対策に関する杉並区へ会派要望をまとめ、5月に新聞折込で区民の皆様の元へお届けいたしました。

引き続き、区民から寄せられるご意見やご要望を精査し、会派として要望を取りまとめ、実現に向けて強く提言をして参ります!

 

以上