山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

児童虐待の未然防止の必要性について、杉並区の取り組み。

2019-03-29 | 活動日誌

アベノミクスの成果は一部の国民のみに恩恵を与え、誰もが安心して暮らせる社会のビジョンが見えない状況が多くの国民の心の安定を奪っているように感じています。足元の生活の現場からの暮らしを立て直さなければ、私たち国民の心の安定は築けません。

日本はすでに高度成長を経験した成熟社会ですが、大量生産型の社会モデルから脱却できず、残念ながらかえって全体主義による画一的な社会像を押し付けられ抑圧を感じながら生活をしていると感じます。のびのびと自分自身の人生を歩めず、人と比べる事に一生懸命になっているのではないでしょうか。

私は、この事が子供たちの成長に与える悪影響を心配しています。

一人一人の個性や独創性を活かし、 人種や性などによる違いを認め、お互いを尊重し合い多様性を認め合う、ともに支え合う社会の実現こそがこの社会に暮らす私たちの幸せを下支えしてくれると考えます。

昨日の朝日新聞に

「虐待の恐れある子、2656人 心愛さん事件受け調査」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190328-00000072-asahi-soci

というタイトルの記事がありました。

昨年来の度重なる虐待により子どもが傷つけられ、命を奪われる事件に心を痛めている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。大変残念ながらお亡くなりになられた児童のご冥福をお祈り申し上げます。

杉並区でも調査が行われ、対象者は215人、内108人は海外へ出国、107人を目視で昨年12月17日に確認しました。107人の方々は、インターナショナルスクールや区外私立園に通う方、私立小学校に通っているものの区に届け出が無かった方です。
 
区が情報を把握していなかった児童の半数は転入者で、その中には子育てに悩むご家庭もありました。この事を重視し、区では素早く転入者向けの子育て施策の案内キッドを作成し、既に配布を開始しています。

先日の杉並区議会予算特別委員会でも多くの質疑が行われ、杉並区での未然防止策に関して集中しました。
都心の一等地で児童相談所開設の反対をする大人の姿がニュースに流れる一方で、児童相談所の支援にたどり着く事が出来ず、親による虐待で幼い命が無残にも奪われるというニュースが流れ無力感にさいなまれています。当区では児童相談所設置の検討が進み、施設を作るのと同時に良い人材の確保が必須であるとして課題を整理中であると考えております。手堅い進め方に心強さを感じる一方で、必用としている子どもへ一日も早く支援の手を差し伸べることが出来るよう、今回の杉並区の迅速な対応を評価すると共に、立憲民主党杉並区議団として児童相談所の早期整備を求めました。
 
杉並区では来年度以降も児童虐待未然防止策のひとつとして、「子育て寄り添い訪問(通称:ハローなみすけ訪問)」を継続するための事業費を2019年度予算に盛り込み、山本あけみは賛成をし杉並区議会で可決成立しています。

ご心配がございましたら、是非お寄せくださいます様よろしくお願い申し上げます。全力で対応いたします。


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  山本あけみ yamamoto.akemi1965@gmail.co
 杉並区議会議員
                            TEL  03(6231)5838  /  FAX  03(6231)5839
                                       Official Site  http://yamamotoakemi.com/

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原発ゼロ社会の実現に向けて!4/3 久我山会館におしどりマコさんと河合弘之弁護士がいらっしゃいます!

2019-03-23 | 活動日誌

2011年東日本大震災による福島第一原発の事故以来、国民の多くは原発ゼロを望んでいます。
それでも止まらない原発の現実。今まず必要なのは、原発ゼロを決める政治決断です。
山本あけみは立憲民主党がまとめた原発ゼロ基本法案の審議を求めて参ります。

[原発ゼロ基本法案骨子]
1.すべての原発の速やかな停止と法施行後5年以内に廃炉決定
2.原発の再稼働はせず、新増設・リプレースは認めない
3.使用済み核燃料再処理・核燃料サイクル事業の中止
4.放射性廃棄物・プルトニウムの管理と処分の徹底
5.原発から省エネ・再エネルギーへのシフト


◆4月3日(水)19:00~20:30山本あけみと区政を語る会

山本あけみからは杉並区政での取り組みをお話すると共に、脱原発の世界の実現に向けご活動をされているおしどりマコさんと河合弘之弁護士を久我山会館にお迎えして貴重なお話を伺う機会を作りました。明るくパワフルに語る会を行います。皆様のお越しをお待ちしております!


おしどりマコ氏

神戸市生まれ、ジャーナリスト。鳥取大学医学部に進学するも、阪神・淡路大震災を機に中退。アコーディオン流しを経て、長く、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属しおしどりケンと夫婦漫才「おしどり」として活動。一社)落語協会、一社)漫才協会会員。

3.11東日本大震災による東電福島第一原発事故後に記者として取材を始める。東電記者会見取材回数最多。2016年に平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞。本年7月の参議院議員選挙 立憲民主党比例区公認候補予定者。www.oshidorimako.page

河合弘之氏

弁護士/映画「日本と再生」他監督。敏腕弁護士として政財界で著名な存在。東日本大震災後は脱原発を目指し、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟の幹事長を務め全国の原発訴訟を強力にリードし続ける。http://lawyer-kawai.com/

※特別ゲストは予期せず、やむを得ない理由で欠席する場合がある事をあらかじめご了承ください。

 

山本あけみの取り組みのご紹介

◆再生可能エネルギー普及のための取り組みに参加をしています。

※千葉県いすみ市での手作りのソーラーシェアリング、まだまだ実験的な段階でしたが、無事に完成し稼働し続けています。

原発ゼロ基本法案タウンミーティング(前列左2人目 山本あけみ)、タウンミーティングは場づくりが大切。

            

 千葉県匝瑳市での大規模ソーラーシェアリング開所式に参加(左から:菅直人氏・小泉純一郎氏・細川護熙氏の3元総理大臣)

 

◆映画「太陽の蓋」上映会実施(2017年、座・高円寺にて、主催:山本あけみ事務所

※左から、山本あけみ、橘民義プロデューサー、菅直人元総理大臣、福山哲郎参議院議員、保坂展人世田谷区長ほか

菅直人元総理大臣は、あの時東電が撤退し全ての原発が爆発を始めたら、事故は東日本に留まらず、首都圏をも飲み込み、日本のみならず北半球全部が被害を被ると考え辛い決断をしたとお話下さいました。エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を法制化するため、政権末期に大変なバッシングに合いながらも踏ん張り実現をされました。このお陰で現在は太陽光や風力、バイオマスによる再生可能エネルギーの普及が本格化したのだと考え、この機会にお尋ねしました。少し嬉しそうに、恥ずかしそうに頷かれ、現在も脱原発とともに再生可能エネルギ普及に向けて尽力している事をお話いただきました。私はこの事を忘れたくないし、多くの方に知っていただきたいと考えています。

 著書「東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと」の中では、事故の様子を時系列で詳細を書かれていますが、生き証人である菅さんのお言葉はやはり重いと感じました。会場がシーンとなっていました。食い入るように聞いてくださっている様子を舞台上でも感じることが出来ました。

福山哲郎参議院議員には、原発事故処理に関して、官邸内で起きた真実とマスコミにより報道された内容の違いによって、あたかも事故が当時の政権によってより拡大されたという受け止めをされている件に関して伺いました。放射能が「ただちに影響がない」という政権の発表だけが独り歩きしたと振り返っていました。著書「原発危機 官邸からの証言」で詳細を記されていますが、最後には「哲学的な話になるが、原発が電気を作り出すことが出来るのは40年、その為にどれだけ多くの抱えきれないものを生み出すのかを考えると極めて不合理である。」と言ったことをお話しくださいました。


詳細 ⇒ https://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=506ec20cf86d4e19c8935ef4a1de43d0&p=1&sort=0&disp=50&order=0&ymd=201704

 

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  山本あけみ yamamoto.akemi1965@gmail.com
            杉並区議会議員
            杉並区久我山2-4-2/Suginami-ku Kugayama
            TEL  03(6231)5838  /  FAX  03(6231)5839
                         Official Site  http://yamamotoakemi.com/

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杉並区議会議員 山本あけみメールニュース vol.12

2019-03-21 |  山本あけみメールニュース

◆はじめに 

いよいよ統一地方選挙がスタートします。

杉並区議選は4/21投票日で、48名の議席に対して70名以上が立候補を予定している大変な激戦区です。

多様性を認め合い、一人ひとりが安心して安定的な暮らしができる社会の構造を政治と行政がつくり上げていく為に、杉並区議会が多くの区民のお声が届く開かれた議会となる様、投票率向上に向けて皆様のご協力をお願い申し上げます。

私が参画した立憲民主党東京都連のスタート時には47名の所属議員でしたが、この春には新人を含めて公認候補予定者が124名となり、一丸となって地域での活動を進めています。

山本あけみも3期目を目指し頑張っております!

活動を広げていく為に、連ポスターのご掲示や、知人・友人のご紹介を頂けます様、よろしくお願い申し上げます。

 

 

◆トピックス

第1定例議会(2/12~3/18)が終了しました 。

来年度予算を審議し、立憲民主党杉並区議団を代表して賛成の立場で意見開陳に臨みました。山本あけみの政治に対する思いや区政に要望している分野などご参考にしていただきたく、全文を下記に掲載致します。

平成31年第1定例会 予算特別委員会会派意見開陳 立憲民主党杉並区議団山本あけみ 
  立憲民主党杉並区議団を代表して、平成31年度一般会計予算並びに各特別会計予算案、そして関連議
案に対しまして、賛成の立場から意見を申し述べます。 
  アベノミクスの成果は一部の国民のみに恩恵を与え、誰もが安心して暮らせる社会のビジョンが見え
ない状況が多くの国民の心の安定を奪っています。保育・教育、医療・介護などの各分野の賃金を底上
げし、国は将来的な国民負担を議論することが必要です。政府は本年10月に、いよいよ消費税率が
10%へ引き上げるとしていますが、実質賃金の上昇が無い状態での引き上げは国民に大きな打撃となる
と危惧しています。足元の生活の現場からの暮らしを立て直さなければ、私たち国民の心の安定は築け
ません。 日本はすでに高度成長を経験した成熟社会ですが、大量生産型の社会モデルから脱却できず、残念な
がらかえって全体主義による画一的な社会像を押し付けられ抑圧を感じながら生活をしていると感じま
す。この事が子供たちの成長に与える悪影響を心配しています。一人一人の個性や独創性を活かし、  
人種や性などによる違いを認め、お互いを尊重し合い多様性を認め合う、ともに支え合う社会の実現こ
そがこの社会に暮らす私たちの幸せを下支えしてくれると考えます。 
最も生活者に近い行政である自治体運営は、そのままそこに暮らす人々の幸せに直結しています。
「いつ桜が咲いたのか覚えていない。」この言葉は東日本大震災による大混乱の中、区長をはじめ必死
に私たち区民の安全を願い戦ってくれた当区の、前副区長の言葉であり、大変印象深く心に残っていま
す。災害時であっても、また平時においても、真摯に区民の安全を確保し、区民と共により良い方策を
探りながら、常にチャレンジ精神を失わず、着実な区政の運営が求められるのではないでしょうか。 
本予算は新たなルールの基に組まれた最初の予算です。これまでの財政健全化指標の数字の達成を目
的にはしないという姿勢を理解するところですが、今後も公共施設建て替えや福祉需要の増大により予
算規模の増大が予測されますが、単年度集の収支の均衡に止まらず、中長期の財政の健全化を展望し、
常にコスト意識をもって取り組みを進めていただけますよう要望するところです。 
  以下、予算特別委員会での質疑の内容を踏まえ、基本構想の目標別に主な賛成理由、評価する点に要望
を付して意見を申し述べます。 
 目標1、災害に強く安全・安心に暮らせるまちについて、 
・危険ブロック塀等の改善促進による地域の安全性の向上に関して、 
昨年9月の大阪北部地震で、安全であるはずの学校のブロック塀が、基準を満たさず倒壊し、大変痛ま
しいことに登校中だった4年生の女児の命を奪いました。各会派からの要望もあり当区ではいち早く学
校のブロック塀の安全点検を行い、危険性の除去に向けて動きました。   
本予算にも改修費助成に関して予算取りがされた事は、まちの安全性向上に大きく貢献すると考えま
す。助成件数をブロック塀50件、擁壁2件としていますが、これに留まらず危険と思われるといった通
報があった場合には、積極的に所有者のご理解を得ながら、改善に努めるよう要望をします。 
また、区内で初めてブロック塀の設置防止を盛り込んだ、「玉川上水・放射5号線周辺地区地区計画」
の策定後を実地検証し、成果を今後の区政に活かして頂きたいと考えます。 
 ・水害に備えたまちづくりの推進に関して、 
 被害予測が難しい地震災害に比べて、近年多発するゲリラ豪雨による水害の危険性は降雨量によって
ある程度の被害想定ができる災害であると、各地で起きる水害の被災地が教えてくれます。どれ位の雨
が降れば、どれ位の被害を受けるのかを把握しやすいハザードマップの作成の取組は被害軽減に大きく
寄与すると考え、今後はより多くの区民に周知が進み活用が進む事を願っています。 
 目標2、暮らしやすく快適で魅力あるまちについて、 
・個別訪問強化等による狭あい道路拡幅の加速化に関して、 
 当区では狭あい道路拡幅のために重点整備路線を決め取り組みを進めて来ましたが、この度さらに加
速をするための予算が盛り込まれました。震災時の避難路や緊急車両の通行を妨げるのを避けるために
も必要な事業ですが、平常時においても車と通行人の安全を守るため本事業の推進は必要です。日本の
歩行者交通事故死者の全交通事故死者との比率はデーターのある OECD 加盟 26 ヶ国中 25 位というひ
どい結果であるという報告があります。 
先日、雨が降る朝、保育園に登園途中の親子を見かけました。女の子はまだ3歳に満たないくらいの
小さなお子さんで、自分のすぐ脇を通る車が怖いらしく傘を差しながら前に進めない様子でした。いつ
もなら自転車の後ろに乗って送ってもらう同じ道であっても歩くのが困難であるのだと思いました。 
今般、戸別訪問による区民への積極的な周知に関しては大変なご苦労があると思いますが、地道なご
努力が実を結んでいく事を願っています。 
 ・富士見ヶ丘駅周辺まちづくりに関して、 
 詳細に関しては本委員会で申し述べましたが、かねてより要望をしていた都道や都立公園整備を契機
とした大きな視点でのまちづくりに、当区が着手をしたことを大変評価をするとともに、富士見ヶ丘駅
周辺を限定的に捉えるのではなく、人の流れの関係性の強い久我山駅周辺に関しても大きく杉並区南西
部という視点でまちづくりに臨まれるよう改めて要望をするところです。 
目標3、みどり豊かな環境にやさしいまちについて、 
・地域の公園整備に関して、 
区内緑被率が平成 24 年度の 22.17%、平成 29 年度は 21.77%と下がる中、平成 33 年度の目標値 25%
達成の道のりが見えてこないことを危惧しています。そのような中、今般の既存の公園等の整備やリニ
ューアルの取り組みを期待しています。今ある緑の財産を大切に、公園が区民の憩いの場として、より一
層認識され利用が進むよう要望します。 
 ・関連して環境に関して、 
区立施設再編を契機として、みどりや環境にやさしいまちに関しても取り組みが進んでいくものと考
えています。今後建て替えが進む公共施設では建物だけではなく、緑を増やし周辺環境を向上させ、整え
直すチャンであると考えます。ひとつひとつの敷地条件を活かしたより良い施設整備をどうすれば良い
かといった検討を丁寧に進めて行く事を要望します。 
 目標4、健康長寿と支え合いのまちについて、 
・障害者への支援の充実に関して、 
医療の進歩により、大変ありがたいことに助かる命が増えてきました。障害者の支援策が図られること
を大いに歓迎し、医療的ケアが必要な障害特性に合った安心して暮らせる環境に力を入れていただくと
ともに、医療的ケア児の区内の支援が必要な方々の需要の把握に努めていただけるよう要望をします。
また民間の放課後デイサービスの充実に向けた支援にも取り組んでください。 
 ・高齢者の施設介護と在宅介護施設の需要を見据えた整備を目指す事に関して、 
本委員会の中で、今後の特養整備に関しての質疑がありました。施設整備が求めれる一方で在宅介護を
望む区民が多いという状況もあります。在宅介護支援策も併せて需要の把握に努め、限られた予算の中
でのベストミックスを目指して欲しいと訴えて来ましたが、答弁の中でもそういった事を勘案し平成3
4年度以降に方針を検討していくとありました。 
この事を評価し、今後の取組を注視して参ります。 
 目標5、人を育み共につながる心豊かなまちについて、 
・オリンピックパラリンピック教育の推進に関して、 
いよいよ来年は東京オリンピックパラリンピックが開催の予定です。当区ではオリンピックパラリンピ
ック教育を推進し、共生社会形成の担い手として必要な資質の育成に取り組むとあります。この貴重な
機会をとらえて、そもそもオリンピックパラリンピックとは何を目標としているのかといった、オリン
ピック憲章の正しい理解を進めていく事が重要だと考えています。商業主義の部分ばかりに目が行くよ
うであれば、子ども達に間違ったメッセージが伝わる事にもなり危惧するところです。取り組みを求め
ておきます。 
・児童虐待対策の強化に関して、 
 本委員会でも多くの議論がされ、喫緊の課題であることを再認識いたしました。当区では、「子育て寄
り添い訪問」に着手し、未然防止から取り組みの充実強化に迅速に取り組むことを心強く感じています。 
以上、主な賛成理由に関して申し述べました。 

これに加えて、今後の区政運営について、特に留意して頂きたい点について、以下申し述べます。 
 第1に、住民協議会について、 
 今後は区立施設再編整備計画の跡地利用やサウンディング調査、また震災時の事前復興など、区民の
間でも賛否が分かれる重要な判断をしていく事になります。区民の周知が届かず、協議の場も用意され
ていない状況のまま進めて行けば、必ず反対運動へとつながって行くのだと危惧しています。住民協議
会とは無作為抽出により行政課題を協議するための委員が選出されることで前向きにテーマに取り組ん
でいく雰囲気の元、建設的な議論の場を作ることが出来ます。 
 区による前向きな取り組みを強く要望を致します。 
 
第2に、LGBTの方たちを含む「パートナーシップ制度」について、 
本議会では、LGBT 施策の推進に関する陳情が 3 件同時に審議され、議会として推進の立場が明らか
になってきました。議論の中で話にも登ったパートナーシップ制度は、LGBT の方々のみならず、夫婦
別姓を望む区民からも要望が寄せられています。諸課題を検討の上、今後は制度創設に向けての検討に
着手されますよう要望致します。 
 
第3に、事前復興とまちづくりについて、 
 毎年東日本大震災が発生した3月11日を予算特別委員会の間で迎え、あの日を忘れないという想い
を新たにし続けることが出来ることに大きな意義を感じています。 
 事前復興の必要性は都の取り組みを見ても明らかですが、総論賛成各論反対、利害が拮抗するであろ
う本取り組みは、まず最初にその必要性の認識が区民に広がるよう、周知の工夫を求めておきます。 
 
第4に、公共施設のZEBゼットエネルギービル化検討への取り組みについて、 
 地球温暖化防止策として夢の取り組みだったゼットエネルギービルは、大手ゼネコンや研究者などの
ご努力によって、今や実証段階が確実に近づいてきました。機を同じくして、全国では公共施設の建て替
えが進みます。長寿命化を目指し80年近く使い続ける想定の公共建築物の省エネ化は今までよりも増
して取り組みが必要となり、敷地条件を最大限に活かしゼットエネルギービル化への検討が必要となる
と考えています。 
現在、公共施設の改築や改修は担当部署がメインとなって検討を進めていますが、地球温暖化防止を最
大限考慮して考えていくのであれば、担当部署任せにせずに、環境部による取り組みを進めて行く施策
の大きな柱として捉え、積極的に関与して行って欲しいと考え強く要望するところです。 
 
第5に、森林環境譲与税について、 
 森林環境譲与税が初めて予算計上されましたが、これは数年後、地方税たる住民税均等割りに国税た
る森林環境税が上乗せされて課税されるという事です。杉並区民は約3億円を納税して、杉並区へ約 6 千
万円が森林環境譲与税として譲与され、2億4千万円は地方へ分配されます。そもそも、国税を地方税に
上乗せすることは不合理な制度であり、国税と地方税を融合してその境をあいまいにする物と考え違和
感を覚えます。 
当区では機会をとらえて国に対して税の有り方やすみ分けを明確にしない制度への抗議をして頂きた
いと考え、要望といたします。 
 
第6に、ロストジェネレーションへの対応について、 
生まれてくる世代を選ぶことは出来ない事は承知をしながらも、学生時代を終えた時が就職氷河期に
あたり、いくら努力をしても自分の望む仕事に恵まれなかった方が多い世代が、今や30歳代後半を迎
えています。 
通常なら働き盛りの年代ですが、正社員の経験が無く、非正規雇用という不安定な雇用形態でしか仕事
をした事が無いままでは、体調を崩せば収入が断たれるという不安感、結婚や子供を持つ事を経済的な
理由で望むことが出来ないといった状況が生まれ、当区にもそういった区民が一定数いらっしゃるのだ
と思います。 
 
本委員会で就労相談の窓口に来られる区民の中に、こういった世代特有の問題を感じる事があるとい
った区からの答弁がありました。区民と直接接する窓口での実務から取り組むべき課題を感じ取ってい
る事は素晴らしいと思いました。このロスジェネ世代と呼ばれる世代から、次の子ども世代への人口再
生産率は7割以下にとどまっているという報告もあります。少子化対策としても取り組みが必要ですが、
何より自分は社会の大切な一員であるという意識を持ち生き生きと暮らしていける区民を増やしていく
よう、何かしらの支援策が必要と考え取り組みを要望します。 
 
第7に、児童相談所について、 
都心の一等地で児童相談所開設の反対をする大人の姿がニュースに流れる一方で、児童相談所の支援
にたどり着く事が出来ず、親による虐待で幼い命が無残にも奪われるというニュースが流れ無力感にさ
いなまれています。当区では児童相談所設置の検討が進み、施設を作るのと同時に良い人材の確保が必
須であるとして課題を整理中であると考えております。手堅い進め方に心強さを感じる一方で、必用と
している子どもへ一日も早く支援の手を差し伸べることが出来るよう、スピード感を持った取り組みを
要望します。 
 
第8として最後に、子どもの権利に関する条例について 
本議会では、児童虐待に関連する議論が多くなされました。子どもの権利は決して何か義務の対価と
して得られるものではなく、すべての子どもが生まれながらに無条件に有する権利です。 
先に申し上げました通り私ども会派は区の児童虐待対策の強化を理解し評価するものですが、これ
からその対策強化を行うこと、そして今後児童相談所を設置することを鑑みれば、区がどういった覚
悟で児童を虐待から守っていくのか、その指針となるものをまずはしっかりと定める必要がありま
す。現在行っている区の施策をさらに推進するためにも、今こそまさに、子どもの権利条約に基づい
た子どもの権利に関する条例を区でも制定するべきではないでしょうか。まずは検討に着手されるこ
とを要望致します。 
 
 議案第23号に関して意見を申し述べます。 
国民健康保険制度は、構造的な不良の改善が進まないまま、区民への負担の増大をお願いしなければな
らない状況が続き、大変心苦しいと考えています。一方で、生活が著しく困難な場合には利用できるはず
の「国民健康保険料(所得割)」の減免制度が、周知がされていない為利用が進まない現状があり、会派
として改善が必要であると訴えてきました。 
当区に置かれましては解決すべき大きな課題として捉え、必要な人に必要な支援策が届いていくよう、
積極的な取り組みを要望します。また、構造的な不良については国に対して改善を強く求めていく様、要
望を致します。 
 
 
最後に、予算特別委員会の審議にあたり、ご答弁いただきました区長をはじめとして理事者の皆様、資
料作成にご尽力いただいた職員の皆様に感謝を申し上げます。議員席からは整然とまとめられたファイ
ルやそこから即座に必要なものを選びご答弁をされる姿を拝見し、日ごろの真摯に業務に当たられる様
子の一端を感じることが出来、一区民としても大変心強く感じました。 
 
 また、公正公平な委員会運営に努められた正副委員長に感謝を申し上げ、立憲民主党杉並区議団の意見
開陳を終わります。 ありがとうございました。  以上 

 

当初予算には区民生活を大きく左右する事業が含まれ、予算特別委員会では喫緊の課題となった児童虐待に関して質疑が集中し、児童相談所の早期開設を望む声が多く聞かれました。区の迅速な対応を求めて参ります。

 

 

◆イベントのお知らせ 

多くの皆様にお集まりいただくよう各地で会を予定しております。

ご多用とは存じますが、是非お運びいただけますよう、

よろしくお願い申し上げます。

 

<スケジュール>

①3/28(木)【第59回木曜茶話会・区民意見交換会:久我山アクロス】

②3/30(土)【山本あけみ事務所開き:事務所前】

③4 / 1(月)【立憲杉並2019春の陣 杉並公会堂】

④4 / 3(水)【山本あけみと区政を語る会:久我山会館】

⑤4 / 6(土)【山本あけみと区政を語る会:高井戸地域区民センター】

⑥4/14(日)【出陣式】いよいよ選挙戦開始です!

⑦4/20(土)【マイク納め】

⑧4/21(日)【杉並区議会議員選挙 投票日】

⑨4/22(月)【開票日】

⑩4/23(火)【山本あけみ事務所閉所】

 

 

<上記の詳細>

※ご参加頂ける場合には、このメールにご返信いただけましたら幸いです。

 

 

①3/28(木)15:00~17:00

【第59回木曜茶話会・区民意見交換会:久我山アクロス】

毎月定例の会です。テーマ「医療・福祉について」

・高齢者の在宅介護サービス充実・障害者の暮らし雇用の充実と支援の拡大・成人期発達障害者支援など。

 

②3/30(土)15:00~15:30

【山本あけみ事務所開き:事務所前】

久我山駅南口すぐ右に事務所を開く運びとなりました。

お気軽にお運びくださいませ。(3/30~4/22、4/14からは常駐)

住所:杉並区久我山3-35-29(肝心屋となり)

電話:03-6231-5838

 

③4 / 1(月)19::00~20:30

【立憲杉並2019春の陣:杉並公会堂小ホール】

立憲民主党の目指す社会と実践の現場としての「杉並」を、皆様と共に目指して参ります。

ゲスト:小川敏夫参議院議員/元法務大臣、川田龍平参議院議員、

    塩村あやか参議院東京都選挙区第3総支部長、

登壇者:吉田はるみ立憲民主党東京都第8区総支部長、

    山本あけみ他、杉並区議会議員選挙公認候補予定者全5名

 

④4 / 3(水)19:00~20:30

【山本あけみと区政を語る会:久我山会館】

山本あけみからは区政での取り組みをお話すると共に、脱原発の世界の実現に向けご活動をされている

・おしどりマコ氏(ジャーナリスト・立憲民主党比例区公認候補予定者)

・河合弘之氏(弁護士/映画監督)

をお迎えして、様々な分野における世界の潮流のお話を伺い、原発ゼロの社会を展望します。

 

 

⑤4 / 6(土)13:30~15:00

【山本あけみと区政を語る会:高井戸地域区民センター第9集会室】

山本あけみからは高井戸地域での区政等に関してお話をし、ご来場の皆様と共に展望して参ります。

⑥4/14(日)13:00~13:30【出陣式】

山本あけみ事務所前(久我山駅南口すぐ右)

⑦4/20(土)17:00~17:30【マイク納め】

京王井の頭線久我山駅周辺にて

⑧4/21(日)【杉並区議会議員選挙 投票日】

⑨4/22(月)【開票日】

⑩4/23(火)【山本あけみ事務所閉所】

以上

 

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  山本あけみ yamamoto.akemi1965@gmail.com
           杉並区議会議員
           FAX  03(6231)5839

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力の結集を! 久我山駅 駅前広場 整備推進!

2019-03-21 | 活動日誌

 

私は区議となって、虎視眈々と言い出すチャンスをうかがっていた事があります。それが、「久我山駅 駅前広場 整備推進!」です。

そんな事、みんな望んでいるのだから、もっと早く言っても良いだろうと思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、建築士として長く仕事をしてきたので、大風呂敷を広げるのは大の苦手、いわゆる有言実行を目指しているので、実行できそうな時期を見計らっていたのです。そうでないと、ただの夢で終わってしまうので。

京王井の頭線久我山駅は乗降客数が約4万人/日で、南北に出口があります。南側には國學院久我山中・高学校や岩通電機があり、徒歩10分弱のところには都市計画高井戸公園という整備が進む都立公園の計画地やそれに隣接して杉並区立富士見丘小・中学校改築計画が進み、今春開通予定の放射第5号線という大型幹線道路もあります。また、久我山病院や目の不自由なお子さんが通う学校もあるため、朝夕大変な通行量がある岩通通りと、放射第5号線から環八通りへの抜け道となる恐れのある人見街道も。今後公共事業によって杉並区内でも最も大きく変化を遂げていくエリアです。

これまで、区議として、それぞれの事業を別々の視点でのみ考えるのではなく、大きな目線でまちづくりを考えていくべきと要請を重ねてきたところ、来年度の実行計画に久我山駅隣りの富士見ヶ丘駅前周辺のまちづくりが盛り込まれてきました。

富士見ヶ丘駅も乗降客数1.7万人/日に加えて、高井戸公園へ行く方々の玄関口となりますが、富士見ヶ丘駅と同様に玄関口となる為、久我山駅も乗降客数が増えていくと予測をしています。

高井戸公園は運動公園なので、野球やサッカー、テニスなどをされる方々は荷物も多く、少年野球チームなどが電車を利用して来られることになるのです。

一方で、久我山駅前に流れる神田川は第一級河川、人見街道は東京都道、岩通通りは杉並区道、そして民有地に囲まれ、駅前広場を検討していく為には国・都・区と京王電鉄、民有地所有者を加えた5者による協議が必要となってくると考えています。そして杉並区は協議を纏めていく大きな役割が求められてくると思います。

現在全国で取り組みが進む公共施設の老朽化による建て替えと同様、民有建物の老朽化も進んでいる為、何れは改築の検討が始まると考えています。

これらの大きなうねりをチャンスと捉え、富士見ヶ丘駅と同時期に久我山駅前周辺のまちづくりも検討して言って貰いたい、駅前広場を望む区民の声に応えていって欲しいと考え、推進の立場を明確に打ち出しています。

皆様からのお問い合わせ、ご要望をお知らせ頂けましたら幸いです。

※ポスターを作成しました。

 

【市民政治レポート久我山限定特別号2019/1月号】

山本あけみオフィシャルサイトに掲載 ⇒ http://yamamotoakemi.com/report/yamamoto_2019kugayama.pdf

※送付をご希望の場合にはご住所とお名前をお知らせ下さい。

 


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  山本あけみ yamamoto.akemi1965@gmail.com
            杉並区議会議員
            杉並区久我山2-4-2/Suginami-ku Kugayama
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