山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

地域の拠点多世代コミュニティづくり支援事業~日々の暮らしから課題を見つけ提言を続けています!

2021-12-27 | 活動日誌
2021年を振り返ると、日々の暮らしから課題を見つけ杉並区に提言をしているものの、残念ながら思いが届かないものがあります。その一つが、「地域の拠点多世代コミュニティづくり支援事業」です。
 
杉並区では、高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪・井草・高井戸・永福和泉と地域を7つに分け、それぞれ地域区民センターがあります。どのセンターにも料理室がありますが稼働率が大変低く、区民の方々の利用が進まないまま、改善策が提示されていません。
 
一方で、区内各地で子ども食堂など定期開催を目指す団体の方々は場所の確保が課題です。
 
この2つの課題解決を目指して、地域で活動をされている団体への定期利用を促進し、地域の拠点づくりや多世代コミュニティづくりを行政が支援が出来ないだろうかと考え、下記の資料を作成して杉並区に提案をしましたが、今のところ動きはありません。
 
良いプランだと思うんだけれどなぁ、という感じ。
 
 
 
インテリアコーディネーター時代はキッチンのプランをするのが本当に好きでした。
頼まれもしないのに、何プランも作り、動線や収納、生活の仕方などをシュミレーションし、お客様にプレゼンをしていました。
 
担当させていただいたご家庭で、今でも印象に残っているのはキッチンを作る際に熱心だったお客様です。
お弁当箱や乾物をしまう場所、作業効率を少しでも高めようと腐心する姿、そして、そういう話をしていると、ご家庭の食生活だけではなく、暮らしを大切にする様子がうかがわれました。
 
キッチンはコミュニティの中心地なんだと、実感したのを覚えています。
 
杉並区でも食を通して人々が集う温かな居場所を、地域区民センターに作れないものか、と実は賛同者を増やすべく、区民の方へのプレゼンを続けています。
 
一緒に温かいお茶や食事をするって、楽しくコミュニティづくりが出来ますよね!
 
 
因みに、現存する私がプランしたモデルハウスの写真をお借りしました!
このキッチンからは、「室」という半地下の食品庫に行くことが出来ます。保存食を大切にする風土があるんですね。インテリア設計時代が懐かしいです。
 
 
 
長野県松本市にある三井ホーム松本モデルハウスより
 
 
 

「エネルギーまちづくり塾」で省エネ住宅や脱炭素まちづくりを学んでいます!

2021-12-25 | 活動日誌

2021年を振り返ると、大きな出来事の一つに「エネルギまちづくり塾 第1~4クール」への参加があります

7月から10月まで、12回にわたって充実した講義を受けました。

 

これは、株式会社エネルギーまちづくり社で行っているセミナーで、

「エネルギーと地域」や「断熱」のことを基本から、

一般の方から経験のないプロまでわかりやすく学ベる講座です。

 

私は今は区議として活動をしていますが、

以前は民間の住宅会社でインテリア設計をしていた建築士でもあります。

 

区議として、初当選の当初から地球温暖化防止に向け、省エネ住宅を推進してきましたが、

力及ばず、あまり進捗を見ないままでした。

昨今は、カーボンニュートラル社会実現に向けて全員参加の様相を呈してきました。

 

今後は加速度を付けて動いていく事を願いながら、

杉並区へ以下の3点を中心に積極的な取り組みを求めています。

1.省エネ住宅

日本の住宅の省エネ性能基準はまだまだ低く、エネルギーをふんだんに使っています。例えて言うなら、穴の空いたバケツ。今後は、省エネ性能を上げ(断熱、機密性能)、創エネ(太陽光パネルなど)を併せ持ち、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)やLCCM(ライフ・コスト・カーボン・マイナス)の住宅を建てていくよう、区民向けの啓発活動や、区内の設計施工事業者さんの技術力向上や産業育成の観点での助成制度創設などを訴えています。

 

(国土交通省HPより)

 

 2.脱炭素まちづくり 

杉並区の土地利用状況は、宅地の約8割が戸建て住宅や共同住宅などの住宅用地であるという地域特性を、さらに生かし、省エネ住宅を建てやすいまちづくりを制度で支える必要があると考え、地区計画策定などを念頭に置き、自然の通風や日照をふんだんに生かせるまちづくりを積極的に自治体が推進していく必要があると考えています。また、街路樹や住宅の植栽などを貴重なグリーンインフラと捉え取り組む必要もあると考えています。

(環境省HPより)

 

3.公共建築物の省エネ化

高度成長期に主に建てられた区内600か所近くの公共施設の建て替えが進んでいます。国の基準に則って建て替えが進んでいますが、それにとどまらず、ひさしや日照の取り込み方など建て方の工夫で今後長く使う公共建築物の一つ一つの省エネ性能を上げていく必要があり、また、まずは省エネ性能を把握必要があると考えています。

(国土交通省HPより)

 

 

しかしながら、議員の活動のみでは他自治体や民間の最新の動きを知ることは難しいと

考えていたところ、このセミナーを知りました。

 

セミナーに参加をして、講師陣の幅広い実践を交えた説得力のある講義内容にも感激し、

また、参加者の中には自治体職員や地域の環境に関して問題意識を持つ方など、

多種多様な方がいらして、ざっくばらんな意見交換などが出来たことにも感激しました。

 

エネルギーと暮らしを結びつけ、改善を目指していこうという同志を得た思いでした。

 

この株式会社エネルギーまちづくり社は、断熱男としても有名な竹内昌義先生をはじめ、

横浜市の省エネ住宅に関するイベントやアカデミーに長く関わり、省エネかつ健康な住まいの

基本となる室内温度差の少ない断熱性能の高い住宅の普及に向けて、ご活動をされているなど

多くの自治体でも提言をされている講師の方々により開催されています。

 

 

以下、ホームページからの転載です。

https://enemachi.com/#news

エネルギーから暮らしをデザインする会社です。

  VISION_私たちの目指す将来像

  • エネルギーを使わない豊かな暮らし。
  • 資本が流出せずに循環することで、自立する地域社会。

    MISSION_私たちが社会に対して果たしたい役割

  • エネルギーの使い方を考え、新しい健康な暮らし方を提案します。
  • エネルギーの観点から、建物の資産価値を向上させます。
  • エネルギーを起点に、地域循環型経済のしくみをつくります。

以上、転載終わり。

 

来年始まる、第5期にも参加を検討中です。

 

杉並区議会での提案&発言力を高めるために、学びを続けて行こうと考えています。

皆様も、ご興味がございましたら是非ご参加ください!

第5期!エネルギーまちづくり塾

https://enemachi.com/354/

 

 


木曜茶話会 ご参加の皆様へ離党のご報告をしました。

2021-12-02 | 活動日誌
私は政党とは全く縁のなかった生活を送っていましたが、
2010年に杉並区議会議員補欠選挙に出馬を決意し、
「区議として活動してはどうか」とお話を頂いた方が
当時の民主党所属議員であったため自然な形で入党しました。
 
思い返すと、区議選に出馬をするよりも、
政党に所属をする方が数倍悩んだ記憶があります。
 
政党に所属をするという事は、いったいどういう事なのか。
それくらい、未知の世界でした。
 
 
その後の政権交代と政党名の変更、党の分裂と再結成など、
国会議員の構成は何度も大きく変更されてきましたが、
自治体議員は全くの無力でした。
 
 
これまで一貫して市民生活に寄り添いながら
お声を政治に活かす活動をして参りましたが、
先にご報告させていただきました様に、
本年11月15日をもって立憲民主党を離党致しました。
 
 
離党に至りました経緯を、11月25(木)に、
毎月定例で行っていた木曜茶話会・区民意見交換会で
お話をさせて頂きました。
 
当日は、会議室いっぱいの皆様にお運びをいただき感謝、感謝でした。
皆様には突然のご報告となり、心配してくださるお顔が、
今でも目に焼き付いています。
本当にありがたいと感じていました。
 
 
 
私は20年間、民間企業でインテリア設計をしていた建築士です。
 
建築の仕事は、一切、嘘や誇張が無く、大ぶろしきを広げることもありません。
何故なら、依頼者への説明をそのまま、
現物の建築物としてお引き渡しをするのが仕事なので、
例え大げさに誇張をしても、出来上がりへの厳しいご評価を頂く際には
全く意味が無くなるからです。
 
依頼者へスケッチやイメージ写真など、
様々な方法で出来上がりを想像していく為に腐心してきました。
 
逆に、あんな事言っていたのに、こんな感じで出来上がった、
という事は、設計者にとって命とりですから。
 
区議に転身し、区政と関わりを持つようになってからも、
それは変わりません。
 
選挙の際の公約には、自分の出来る限りの力で推進したいことを挙げ、
任期中には、全力で公約実現のために活動をしています。
 
 
私にとって、政治信条とはただ一つ、信頼です。
 
 
私に一票を託してくださる方には、信頼を置いていただきたいし、
一方で、自ら所属する政党を信頼していきたいと考えていました。
そうで無くては、有権者を裏切る事になりますから。
 
 
今回、離党に至った理由は、
本当に残念ながら、信頼が出来なくなったからです。
 
立憲民主党を応援してくださった方へは、
力及ばずで大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そして、立憲民主党には大変力のある政治家の方も沢山いらっしゃる事も、
皆様にお伝えして行きたい気持ちもあります。
 
 
前回の統一地方選挙で私が公認を頂き、
党の隆盛の為に微力ながら尽力していきたいと考えていた、
あの枝野代表が立ち上げた旧立憲民主党はもうありません。
 
「ボトムアップの政治」
これはまさしく私が目指していたものです。
 
 
そんな事に拘らなくても良いのではと
お考えになる方もいらっしゃる事でしょう。
 
また、党は国会議員の為にあるとお考えの方は
些細な事で離党をされては困るよ、
お考えの方もいらっしゃる事でしょう。
 
立憲民主党が描く国家観が、
私には見えてこないジレンマを抱え、
拭い去ることは出来ませんでした。
 
自らは何者なのか、どういう国を目指すのか、
何故自分たちが目指すのか、
何も見えないまま総選挙に突入し議席を減らしました。
 
心配は的中しました。
 
 
野党共闘をすれば勝てる、
統一候補となれば勝てるというのは、有権者が望む事です。
 
本来であれば、
国政を担いたいとする立候補予定者は自らの国家観を語り、
立憲民主党の看板を背負いながら、野党共闘をしなくても勝てる、
という極限まで努力をして、その努力により信頼を得るべきと、
いつも考えてきました。
 
 
 
新代表が選出され、再出発をしていく新たな立憲民主党には
大いに国家を語り、これからの日本はこうあるべきだという、
大いなる野望を持って国政に臨んでいただきたい。
 
国民の為に、やるべき事は山ほどあります。
敵は自民党では無く、自分たち自身なのだろうと。
 
そして、多くの国民から信頼を得て、
期待をされる党へと成長を遂げて欲しいと深く願っています。
 
 
私はといえば、
今後は無所属議員として、より一層杉並区に根差した活動をして参ります。
次の自分の選挙は厳しいものになるだろうと覚悟を決め、
今は、すっきりと、自分自身だけを信じ活動を続けられるという
清々しさを感じています。
 
杉並区民の皆様に、信頼し頼っていただける、何か期待を持って頂ける、
そういう議員になって行くよう尽力をして参ります。
 
言葉が足りない部分もあるかと思います。
疑問点などございましたら、是非お問い合わせくださいませ。
yamamoto.akemi1965@gmail.com
 
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
 
 
 
 
再出発に向けて、お花なども頂き感激でした。