あかない日記

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静岡紀行 沼津市 沼津御用邸 6

2018-12-30 | 国内・静岡

 

                       旧厩舎

     現在 厩舎を改修して喫茶店 「主馬」が営業している。
   
  厩舎は 陛下の御召馬車及び乗馬用のつなぎ場で
  25頭繋留することができた。


   説明文によれば

  「旧沼津御用邸 厩舎について

  この厩舎は、明治29年(1896)御馬車舎と共に
  七頭建厩舎(22.5坪)として本邸の通用門脇に建てられた。
  同31年(1898)には、七頭建厩舎につながる
  八頭建厩舎(29坪)が別棟として新築された。
  現在のお休み所・主馬の建物である。
  大正天皇(当時皇太子殿下)が御成婚になった
  同33年(1900)の秋には、七頭建厩舎に五頭建(16.5坪)を
  増築し十二頭建厩舎(39坪、約130㎡)となり、
  御用邸全体として二十頭分の厩舎施設となった。
  同33年時に屋根をそれまでの杉板張から
  日本瓦に葺替え、今日見られる外観となっている。
  
   ~ 中略 ~

  沼津御用邸記念公園に存する木造厩舎は、
  皇居をはじめ各地の皇室施設にあった厩舎の中で
  唯一現存する明治期の貴重な歴史的建造物といえる。

      平成15年11月3日 」

 

               沼津垣
  説明文には

  「沼津垣(ぬまづがき)は
  昔から沼津周辺で浜の潮風を防ぐために
用いられてきた垣根で、
  景観的にも、実用的にも優れています。

  旧沼津御用邸でも多く用いられていたことから、
  一般に知られるようになりました。
  材料は、箱根竹と呼ばれる細い篠竹を十数本ずつ束ねて、
  網代(あじろ)編みにしています。
  この束を「手」といい、どの束も別の二つの束を越えて
  編んでいるため、
  この編み方は「二手(ふたて)越し」と呼ばれています。」

 

      沼     津市歴史民俗資料館

  御用邸記念公園の奥にある「沼津市歴史民俗資料館」は
  沼津市周辺の
民俗、歴史資料を広く収集し、展示公開している。

  1階 特別展や企画展の展示室

  2階 常設展示室があり、駿河湾を中心とした
    漁具類や沼津の地場産業となった干物作りの道具や
    江戸時代に沼津の名物だったかつお節作りの道具など
    原・浮島地区における湿田農耕関係の資料を展示している。