あかない日記

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信州紀行 中野市 中山晋平記念館

2018-12-07 | 国内・長野

 

       晋平が18年過ごした風景が・・・偲ばれる。


 熱海の中山晋平記念館を話題にしたので

 晋平の生まれ故郷 長野県中野市も訪れてみた。

 

 

 
 中山晋平 生誕100年を記念して
  1987(昭和62)年に「中山晋平記念館」が建てられた。

 来館を五線のゲートに吊るされたカリヨン(組鐘)が迎えて
  9時~17時の定時に中山晋平作曲の鐘の音が鳴る。

   順に 紅屋の娘 カチューシャの唄  てるてる坊主

     證城寺の狸囃子 東京行進曲  波浮の港
     東京音頭  砂山  あの町この町

 

 

      玄関脇 晋平像が来館者を迎えている。

 

 

 中山晋平は 島村抱月の書生をしながら東京音楽学校を卒業
   抱月主宰の芸術座公演「復活」の
   劇中歌「カチューシャの唄」(唄:松井須磨子)で
    名声を確立する。

  その後 北原白秋・野口雨情・西条八十らの作詞家と
    組んで童謡・流行歌を発表した。

   代表作に「てるてる坊主 ・ 天竜下れば ・ 東京音頭」などがある。

 

  晋平がその生涯で作曲した作品は
   童謡823曲、新民謡287曲、流行歌468曲
   その他学校の校歌・社歌等217曲あり
    現在判明しているだけで
     1795曲の作品にものぼる。


  館内には晋平の偉業を伝える
  資料や作品集などが展示され

  晋平の生涯と作曲作品などを紹介
  しているDVD「大衆の心に歌う」を鑑賞し

  リスニングコーナーでは
   晋平のメロディを聴くことができる。

             (館内写真撮影禁止)

 

 

             シャボン玉の像

  1991(平成3)年「中山晋平生誕祭」に合わせて建立。



 


    “證城寺の狸囃子”スイッチを押すと

      シャボン玉の音楽と共にシャボン玉が飛ぶ。


 

 

 碑には  同記念会初代会長の西條八十が
 「不朽の天才作曲家・中山晋平生誕の地」
  と揮毫した文字や

  「神に願ひをララかけませうか」と
   カチューシャの唄の楽譜が彫られている。
             
(1964年建立)

 

  ちなみに 西条八十とのコンビで316曲が作曲されている。


 

       「カチューシャ」の像

 

この他に 園内には 作曲した曲のオブジェや碑が置かれている。

 

 

              中山晋平の生家

 

 1887(明治20)年に
  長野県下高井郡新野村(現在中野市)に生まれた。

 
   当時の姿のまま記念館に隣接して保存されている。

 現在も 晋平の兄の孫の代の家族が住んでおられるそうだ。