北海道を歩けば 写真のような風景がよく見られる。
「牧草ロール」は 正式には「ロール・ベール・サイレージ」と
いうもので 1個の重さ約350kg 直径約1.5m
もあり 一年を通して牛たちの飼料となる。
青草のない冬の間もこれがあれば安心。
栄養素がたくさんつまった乾草は牛の大好物だ。
牧草の収穫は年に約3回 初夏から秋にかけて行われる。
8月末から9月は、ちょうど牧草の「2番刈り」の時期にあたる。
昔は牧草を”サイロ”に入れて発酵させ飼料にしていたが、
今はこのように牧草を丸めている。
資料によれば 牧草はトラクターで刈り取られて1・2日間
そのまま天日に乾燥される。その後トラクターに牽引された
”ロールベーラー”という機械で集め ある程度の量になると
牧草ロールとなって卵を産むように機械から放出される。
さらに白や黒のビニールで巻いて 外気と遮断することに
より発酵させて餌にしているものもある。