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なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

ちょっと不思議な終わり方?

2008-12-26 17:51:58 | Weblog
 天皇誕生日には女子大の選抜駅伝を見ながらネットで対局。
  見ながらと言うのは言葉のあやで、2区以降はほとんどラジオと同じで音声重点の観戦ですから、映像の記憶は怪しい。
 それでも打ちながら見ている気分になっているから不思議です。
  それなのにレース後考ると断片的にしか思い出せない!
 つまり、見ていたつもりなのに何も見ていないのと同じ。
 顔は時々TVの方を見ていたり、音声は耳に届いていたはずなのに、心はそこに無かったのですね。

 さてその対局の相手は初顔合わせの人です。
  彼は5,600局打っているのに初顔合わせですから、いつもの活動の時間帯が違ったのかも知れません。
 勝率はほぼ50%ですから、顔があっていても不思議ではないのだけれど、こういうこともある。
 そして向こう先コミ1目半出し。
 出だし、私の打ち方は酷かった・・・マアいつものペースですが。
 黒3連星にたいして白2連星。
 私(白)隅の地を稼ぎに稼いでいくのだけれど、外の勢力が厚いし、もしかしたらすべて地になったらとてもかなわない。
 従って「稼ぐだけ稼ぐ」しかし「相手には勢力は与える」のだけれど「地にはしにくい」・・・というストーリーになりにくい感じがするから、おそらくこれは失敗のようです。
 多分相手もそう感じていたに違いない
  ネットだから表情は分からないのだけれど、なんとなく自信を感じる。
 相手に「自信」を感じるのだから、当方としたらその裏返しだから大変です。
 ともかく、地を稼いだことは事実だから、これは固定資産。
  ですから相手の資産を膨らませないようにするのは基本的戦術ですが、それだけでは足りそうもないから、黒さんの資産を目減りさせるとか、相手の資産を横領することが必要。
 このあたりヤヤ微妙な感覚があるかも知れません。
 例えば一方が10目くらい優位だと見ているとしたら、仮に相手が10目を予定していた場所で相手の地を5目に削減できたら差は5目縮まる。
 更にもし白に地が2,3目ついたなら、はじめにあった10目の差は2目程度になってしまうことになります・・・
 この対局ではそういうことが起きたと思えます。
  黒氏はかなり優位な形勢と思っていたはず。
 そして、多少予定地が減った程度だと思っていたのが、僅かでああるが白に地がついていた・・・
 終番黒氏は時間を使い果たし、一手毎に秒読み状態・・・それも私に有利に働いたに違いない。
 数えて白8目半勝ち。
  逆転と言うには大きな差がついてしまいました。
 黒氏まさかの敗戦に納得がいかないらしくて、終局せずに対局再開。
  そうは言ってももう打つところが無いわけで、ダメを打つしかない。
 結局は黒氏も納得。
  不思議であっても事実は変えられないことに愕然としたかも知れません。
 もしかしたら私がマジックを使った?
  まさか。