なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

三連敗(いつもの)

2008-12-14 15:42:51 | Weblog
 毎日のように打っていれば連勝もあれば連敗もあるわけで・・・と、自分を慰めるしかないのですが、連敗進行中はもう少し複雑な気分ではあります。
 いつもの点数あたりが平均的な生息域とすれば勝った分と負けた分は平均が取れているはずなんですが、その時の勝ったり負けたりに気分は左右されます。
 仮に3連敗の後に一つ勝てば少しほっとするし、その後にもうひとつ勝てば短期間のトータルでは2勝3敗なのにほとんどイーブンになった気分になれるものです。
 反対に3連勝の後に一つ負けると、少し曇り状態でなんとなく凹んだ気分。
  マア、内容に乏しい分ストレートに勝ち負けにこだわりたくなるのかも知れません。

 ところで12月に入って対局は少ない(1日平均1局になっていないという程度)のですが、この土日の連休で現在3連敗進行中です。
 と言うことはこのまま4,5,6と連敗が重なっていく可能性は大いにあるし、もしかした次の1局に勝てても、その次には連敗が再開される心配は大いにある。
  少し冷静になって考えれば、「勝敗は時の運」と開き直って、「問題は中身」と言うことになりますが・・・そこが大問題。
  学生時代のテスト前の一夜漬け的な即効薬はないわけで、普段の努力とかいつもの対局姿勢などにかかわってくるのは分かっているはずなんだけれど・・・
 これが若くて囲碁的才能に恵まれていれば苦労はないのですが、まさに凡人の悲しさと言うか、囲碁と言う悪女に惚れた弱みみたいなもの。
  それでも、若い頃は少し勉強すると、何か身について強くなっていくような錯覚もあったのですが、今ではそういうこととは縁がない。
 まさに「十で神童、十五で天才、二十過ぎればただの人」、いやただのジイサマになっている。
 ただ以下の「うるさいジイサマ」の分類。

 さて3連敗のうち真ん中の対局は、私が先でコミ3目半貰い。
 例によって地に走る碁でしたが、結局私の大石が死んで投了。
  結果はそうでしたが、これが作戦そのものが悪かったのか、途中での着手に問題があったのか、あるいは両方か?。
  作戦そのものは、自分の性格から来ているところもあり、はっきり悪いと言うハンコを押されなければ変更しにくいところですが、着手の方は一局ごとの進行の中で出てくることなので、少なくとも自分で確かめられるのはこの部分ですね。
  実戦では大石が仕留められてしまいましたが、仮に実戦で手順を変えれば利きが変わってくるので、シノギがあった。
 こういう発見は実戦で気がつかない自分の弱さと言うか迂闊さに腹が立ったりガッカリしたりしますが、一方で病気の原因を見つけたような気分でもあります。
  3戦目はかなり細かい対局で、こちらは早碁
 1手30秒以内で打とますが、もし30秒を越えると合計10分の考慮時間がある。
 1手毎に「10秒」「20秒」と秒読みが入りますから、気分は多少緊張しますが、実際の合計使用時間を考えるといつもの碁と大して変わりません。
 これも慣れです。
  この時間の制度を「早碁」と言っているのは、プロの「持ち時間○時間」と言うような碁との比較であって、アマでは早碁のうちに入るのかどうか?
 正確に言うなら「30秒碁+10分」でしょうか。
  ともかくこの碁の内容は、かなり細かい碁ですから、終盤では両者秒読みの連続でした。
 それでも貴重な時間を使って数えた結果は少し残るはずだったのが・・・これまたヨセの手順で大間違いをしてしまいました。
 大間違いと言っても数字的には小さいな差なんですが、2段コウになるところ、ただの半コウ、ごて1目半、後手1目などの順番を間違えて、一番大きなところを相手に打たれてしまいました・・・自分で打てるチャンスがあったのに。
 そして最後は手止まりが相手に行ってしまい、結果は1目半負け。
  終局のあいさつの後未練たらしく対局室に残って一人でヨセの研究
 いや言葉にすると研究ですが、実態は死んだ子の年を数えてる気分。
  ともかく私が最善に寄せると、半目残ったらしい。

 どうしようもないひどい碁で負ける時もあれば、どう転んでいたか分からない負け方もありまして、結果としては連敗進行中。