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なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

四六のガマ気分

2008-12-09 17:39:07 | Weblog
 昔の時代劇映画などでは、大道芸人のガマの油売りを見かけたものですが、実際の縁日では見かけたことがない・・・
 傷薬の効能を実演で試すやり方、刀で腕に傷をつけて血止めの実演・・・ああいうやり方は今のご時世では禁止らしい・・・それはそうでしょうね。
  それに植物性の成分も入っているらしくて、現在取扱いは薬剤成分ということらしい。
 とは言うものの、時代劇の大道芸としてのガマの油売りの口上は、おそらく落語だと思うのだけれど、記憶に残っています。
 落語は大好きなんですが、このあたりの記憶があいまいなのでネットで「口上」を検索すると・・・ありますね・・・何種類かあります。
 でも、私の記憶に残っているようなものが無い
 「江戸を去ること東へ○○里・・・筑波山の・・・」こういう出だしのものが無い

 まあここまでの話は本線ではないので、置いておくとして。
 またまた明け方に碁を打ちました(ここからは現実の話です)。
 相手も先日の未明の対局の相手・Kさんです。
  その時は向こう先コミ2目半出しの対局でしたが、今回も同じ条件での対局です。
 前はともかく(善悪など考えず)相手の得意とする形を避ける方向で打ったのが功を奏したのか、6目半残りました。
 前回は一応成功したと思われるので、再度同じ作戦で行けばよさそうなものなんですが、今回はどういうわけか「相手の得意な形に乗ってみよう」と考えたのです・・・ひとつ白星をいただいたので負けて元々みたいな”太っ腹”な態度と言いましょうか。
 対局前に「この前の作戦をとったら、K氏は何か工夫をしてくるのかな?」とも考えたのですが・・・なぜか違う形を打ちたかったのです。
 それが、大失敗のもとだったらしい。
  K氏はいつもと違い?、きっちり地を稼ぐ作戦ですから、彼の時とか不得意の形以前にムードが違っていました。
 結局中盤戦の終わりごろに数えてみると、どう数えても10目は足りません・・・コミは2目半ですから問題にならない。
 「さて、頑張って打ち続けたものかどうか?」
 「これ以上打つとしたら・・・非勢を承知で打つのだから最後まで打つ覚悟が要りそう・・・」
 「さりとて、相手に何らかのボンヘッドが無い限り逆転は無理だと思われる・・・それでも、それを期待して打つのか?」
  苦しい時間が続きまして・・・手を考えると言うより自分の態度を決めるための時間です。
 まさに「ガマが、鏡に映った己の醜さにタラーリタラリと汗を流しているシーン」

 やっと四六のガマにつながりました。
  そういう事であえなく投了。
 投了の意思表示をすればその対局での勝つチャンスはなくなるのですが、何と言っても形勢は勿論、戦う気力が無くなっていたのですから仕方がない。
 これにて今月は累計1勝1敗。